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話としては好きな部類。一華後宮だよね、とか思っちゃったけど。
だが、ヒロインがウザい。度を越した鈍さの勘違いヒロインはあまり好きじゃないんだよな……。身代わり伯爵の序盤に似たイラつきがある。
あと、陛下がヒロインに惚れる理由が全くわからない。餌付けされたから?? いつの間にかヒロインのことを好きになっている前提で話が進んでいたけど、私が読み飛ばしただけで、そういう描写とか一行くらいあった?
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玉葉がありえないくらい鈍いんだけど、鯉がいい役割を果たしてて好き。陛下は育ちの割にピュアなわんこだなぁ。
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架空の国を舞台にした中華風宮廷ファンタジー。
一般庶子の宮廷料理人がひょんなことから王妃になってしまう!
という近年流行りの中華宮廷モノ、なのだが。
今ひとつキャラクターの魅力に欠ける。
威厳がなく、凛々しさにも欠け、それでいてヒロインにだけは甘い言葉を使う愛玩犬のような王の紫苑。
中華風宮廷ファンタジーにしてはあまりにもテンプレすぎるホストのような美男の料理長。
隠遁してたわけでも田舎暮らしでも無い一般民衆であるのに随分な世間知らずで噂にも疎く、恋路についても底抜けに鈍い料理馬鹿ヒロインの玉葉。
他にもたくさんキャラはいるのだが、とりあえず皆属性はバーゲンセールのように盛りに盛っている。
王と料理長がヒロインに凄まじくベタ惚れしてるのだが惚れる描写がないので、なかなか感情移入するのが難しい。桜が結んだ運命だからだろうか?それにしては随分一方通行だが。
ヒロインもヒロインで少年漫画の主人公も真っ青の鈍感っぷりでどうにもならない。
ぶっちゃけ作中で1番感情移入できたのがやっかみで嫌がらせをする先輩の女性料理人というのはどうなのか。そらやっかむでしょうよ。
また王の紫苑と宮廷の料理長の会話など、もう王様舐められてるでしょこれ、と言わんばかりの内容だ。
所々時代設定にミスマッチな言葉回しも見られる部分や全体的な言葉遣いや人物間の接し方を思うと宮廷王妃モノとしては評価し難い作品ではある。
とはいえキャラ小説として見ればこれはこれでいいんじゃないかと思う。
白姫様もかわいいし。