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ちょっとでいい。
ちょっとでも指がひっかかれば
這い上がるきっかけにできる。
這い上がったら
笑って勝ちにいきたい。
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大坂天満の呉服商五鈴屋の女衆から店主の女房となった幸は、とうとう三男の智蔵に嫁すことになった。
自身よりも大店の桔梗屋を買収し、新しい支店をうまく回すことに腐心する幸。
だが、そんな幸たちの前に新たな試練が待ち受けていた。
またもや難題が降りかかり、解決しようと幸は知恵を凝らしていきます。
帯地と着物のセット販売やら、歌舞伎座の興業にからめて売り込むマーケティング戦略やら、現代では当たり前のやり方でも当時としては画期的なんでしょうねー。
賢くて美人で商才もある幸ですが、商いに邁進するサイボーグのようであまり共感できません。
前巻の感想で、「心情が説明されないので幸に共感しにくい」と書いたのですが、今巻の作中でも妹の結から「姉さんは心が無い」と批判されてしまいます。
結が読者の声を代弁してくれた、と思ったのもつかの間、幸のことを周囲がフォローしてくれます。
まあ、人間味あふれる幸のエピソードもたまに差しはさまれるので読むのが辛いほどではないのですが…。
前に進んでも進んでもハードルが待ち構えている展開がパターン化してきてちょっと飽きてきました。
あからさまに伏線が張ってあるので先の展開が読めてしまい白けます。
次巻では女でも店主となれる江戸にとうとう出るのかな。
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またしてもここで終わる?というところで終わってしもた。
そして、文楽!忠臣蔵!私も武士ものは苦手なんやけど、これ読んでると観たくなるのが不思議。
たしかDVDボックスで出てたはず。
六代目が倒れてしまった。でも、もう兄弟はいないし、やはり女名前禁止のない江戸に出ることになるんやろか。みをつくし料理帖とは反対どすなぁ。
でも、そうすると、人形浄瑠璃とも離れてしまうんやろか。寂しいことだすな。
五代目はどうしてはるのかがとても気になってきた。
そして、やはり最初から読み直さねばとも思いました。
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ありゃりゃ…何でだか感想を書き忘れてました。
そうそう、せっかく智ぼんさんと幸せになれたかと思いきや、いやぁ〜な気配で終わったんでしたよ。
幸は、あきないでの勝利…あきないの上での幸せは掴んできているけれど、ひとりのささやかな個人としての幸せを、手に入れられない運命なんだろうか。
高田郁さんの描く主人公たちは、己の生きる道と愛情との狭間で毎度苦しめられますね。
出会った人たちとは、血縁以上に濃密な信頼関係を築いているのに…
まぁ、澪は最後は幸せになったけれど…
いやいや、幸は、ある意味葛藤もなくて、受け入れてきた男たちの最後にたまたま当たりがあっただけで、あきないか愛情かとの選択に悩んだわけでもないのか。
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あっ、出てる!
本屋で見つけて慌ててレジへ
発売されてたのを知らずに不覚
あーやっぱ一気読み
面白いなあ
やっと幸も平穏に
そうはさせない高田郁さん
大きな不幸が押し寄せる
そして ラスト
なんですと!!
≪ 流されず 試案巡らせ 転流に ≫
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今回も面白かった!
哀しい事もあったけど、商売では幸のアイデアが当たり順調。智蔵は優しいし妹の結も一緒に住めて、よい奉公人に恵まれ、いよいよ次の舞台は江戸か…と思っていたら、この終わり方‼︎もう幸に辛い思いはして欲しくないのに。
「みをつくし料理帖」の様に商売がうまくいくと、必ず真似をする者が出てくる。でも幸はそんな事を気にせず、常に先を見ている。本当にたくましい。
悪い事、起きませんように。
18
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面白いのだけれど、こうなるだろうと予想する展開から外れることなく次巻に続いたので、ちょっと興味を失った。
主人公が賢過ぎ、美人すぎ、貫禄まで加わって、愛されてて、なんかもう揃いすぎて魅力が薄れている。
次巻からは孤軍奮闘編と思われ、魅力が花ひらくのはこれからなんだろう。
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全く、なんという所で終わるんですか⁈
続きが気になって仕方ないのに間に「みをつくし料理帖」を挟むとは‼︎
…ま、そちらはそちらで楽しみでもありますが…「転流篇」確かに流れが変わりそうです。
妹に「心がない」と言われた幸ですが、そう言われるのも分かるほどしたたかで強い。
そして、その幸を包み込む智蔵も幸とはまた違う柔らかい強さを持っている。
お似合いの夫婦なのに…
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確かに。
そんな予感をさせながら「ここでですか~~~」
智蔵とだんだんと夫婦になっていく姿が、とても温かく感じました。
商いについては、ちょっと出来過ぎな感もありますが、あっというまに読了。
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身をつくし料理帖 ほどじゃないけど、でも、なにかわからないけど、
これもこれで好きだわ。
金銀は町人の氏家系なるぞかし。
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面白い。面白いのには違いはない。続きが出たらもちろん読む…が、あの人の命を奪う必要はあったのか。この辺りから少し興が削がれる。最後の展開なんかも追い打ち。いつもは不運に見舞われながらも、直向きに頑張る主人公を応援したくなるし、その世界に入り込めるのに、著者による物語の操作性ばかりが目に付いて、幸のゴリ押し感に辟易。
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180313*読了
あー今回も波乱あり幸せありで、おもしろかった!!
智蔵が好きでたまらない。笑
智蔵の~しまひょなぁって言い方がかわいくてツボです。
わたしも女性として、幸が子を宿している間の幸せも、子を失った悲しみもよく分かります。逆に、生まれてくることをこんなにも楽しみに待ってくれて、子を亡くした時も心から悲しみ、それでいて幸のことを労わってくれる、幸が生きていてくれてありがとうと言ってくれる…そんな旦那さんがいることが羨ましく思います。本当にお似合いの夫婦です。
数々のエピソードがありましたが、2人の子どもに纏わる部分が特に心に残りました。
そしてラスト。商い戦国武将になるべく江戸へ進出…という時に、智蔵がーーー!
めちゃくちゃ気になるところで終わった上に、次はみをつくし料理帖の特別編が出るとのことで(こちらも楽しみ)、1年ほど待たなくてはいけないのかしら…。
待ち遠しくてなりません。どうかご無事で…。
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幸の幸せになるところ見たいのだが、少し良いことがあるとすぐに足をすくわれる。
頑張って知恵を出しまた良くなるかと思うと、不幸が・・・
束の間の幸せを奪わないでと、願うばかりだ。
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正に商い中心になってきた。盛り沢山だけど特に結と賢吉が台頭してきてて心躍る。「女名前禁止」の鎖が外されてしまったら、幸が最強に見える。相応の不幸で均衡を取らなくっちゃあなるめぇ。
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そんな、あんまりだす。
またこんな気になる終わり方して、髙田先生もいけずなお人…。
しかも続きまで更に間が空くなんて…。
一冊の中で悲喜交々、読み手の心を自在に操ることが本当に巧い。
特に今回の幸の不運は読んでいて本当に辛い…。
もう一歩、今一歩、前へ進みたい。
どんな苦境に立たされようとも、常に前を見て知恵を絞る幸と五鈴屋の仲間には今回もワクワクさせてもらった。
普段は全く縁のない着物を着てみたくなる。
物語の中で何度も出てくる「縁と月日」の言葉通り、髙田先生の執筆の都合で間が空くのは仕方おまへん。あとは焦らず、次回第六弾をじりじりしながら待つことにしまひょ。