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一編一編は「セツナフリック」同様とても短いのだけれど、誰かの何気ない一言が誰かを救い幸せな気持ちにもさせることが出来るということをしみじみ実感できた。
良い漫画だったなー
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街の片隅のコンビニを舞台に、袖振り合う人々の小さなドラマを描く短編連作。いろんなことがあっていろんな人がいて大変なことも多いけれど、ちょっとした人とのふれ合いで人は前を向ける…そんなことを感じた一冊でした。
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今井大輔の初期作品。タイトル通り、コンビニ店員の目線から切り取った街の風景の、とても、穏やかでいてそれなのにどこかに鋭さを感じさせる数編。
コンビニの店員という存在は、とても微妙だ。だれもそこで自己実現を成し遂げようとは思っていない。客と、マニュアル通りのやりとりを1日に何百回となく繰り返し、その中で、ふと異なる「なにか」が見えた時あるいは聴こえた時、それとも感じられた時、その瞬間を今井の線画は見事に捉えて描き出す。それはシンプルでいて、これ以上ないくらいに的確だ。
こういう感覚を男性の作家から感じるのは初めてのような気がする。かと言って、今井の作品が女性的だというわけでは全然ない。たぶん彼らの世代はごく自然に、ジェンダーの「らしさ」を飛び越えていけるのかもしれない。
羨ましいこと。