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物語りとしての面白さ☆☆☆☆
物語りとしては面白かったんですが-。
前半というか、かなり物語りが進んだ段階までのヒーローのあまりの傲慢さと身勝手さに、どうしても共感できませんでした。
ヒロインを「愛人」(第二夫人)にしようかと考えたり、、、
ヒロインには幼い頃、双子の妹が自分と間違われて誘拐された-という辛い過去があります。
ヒーローにとって自分は正式な王妃を迎えるまでの愛人だと判っており、やがて来るべき辛い別離も覚悟しているわけです。
結局、ヒーローは最後にはヒロインが必要な女性だと悟り、迎えにゆくわけですが、もし封建的な考えを持つ前国王のお父さんが急逝しなければ、この二人、どうなったのかなと思います。
父親に逆らってまで、果たしてヒロインを王妃に迎える決断ができたのでしょうか。
終わり良ければすべて良しとはいうけれど、ちょっとついてゆけない俺様主義には辟易しました。
物語り、作品としては☆四つですが、ヒーローがどうしても好みではないので、その分マイナスです。ごめんなさい。