紙の本
逃げる力は戦う力
2018/03/23 20:58
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オビー - この投稿者のレビュー一覧を見る
積極的逃走のすすめ。
戦略として日本人に欠けている力に警鐘を鳴らしている。
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、劉邦、桂小五郎。
逃げる達人は大義を果たしている。
すらすらと読める一冊。
表紙の百田さんの逃げる姿がかっこいい。
全力で逃げる力を身に付けよう。
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仕事で、ネガティブな状況に、自分が言い出しっぺだから、とか、関わった責任があるから、という理由でズルズルと体力と精神力をすり減らす状況から脱却でいない人は是非読むべき一冊です。
その状況に最後まで関わらなければいけないほど、社会は狭くも重くもないのです。
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本当に苦しんでいる人(戦争体験をした人、災害にあった人、病気で苦しんでいる人)を目の当たりにしたとき、自分の悩みなんてすごく小さいものでしかないことに気づく。
変なしがらみに肩意地張らずに、肩の力を抜いて生きていきたい。
人の一生は限られた時間で思ったより短いものだ。
抵抗したって意味のないもの、優先順位が低いと思うものは、ばっさり切ってみるといい。
無くなっても意外に影響がないものだし、むしろその生まれた時間や空間で、何か違うものが見えてくるかもしれない。
そんな中、自分の中で幸せの絶対的基準(これだけは譲れないもの)をしっかり持つことで、自分の生きる意味が見いだすことができたら、選択を迫られたときに案外簡単に跳ね除けられるのかもしれない。
「これは自分の大切なものを捨ててまで追い求めるものではない」といったふうに。
逃げる力というタイトルになっているが、本当に大事にすべきものを見つけそれを守っていく、そのためには社会とうまく付き合っていく(ときにはあえて避けたり)。
有限な時間の中で、自分のため家族のために、時を過ごしていこうといった本であった。
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いつもの著者の作品と同じで至極真っ当なことをわかりやすい文章でストレートに表現していて、清々しいほどです。
働き過ぎで病気になり長期入院した身なので、心に響きます。でも痛い目をみないと実感できないのも凡人には仕方ないところかなあとも思います。日本人の事なかれ体質と自分には悪いことは起こらないだろうという変なポジティブ体質、失敗経験を子供達から奪ってしまう教育のあり方等、どれも改善するには時間がかかりそうですね。
病気から快復した私は、今では持病とお付き合いしつつ、家族のためと割り切って仕事している模範生徒です。勿論余暇は家族サービスと好きな読書ですよ。
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逃げる力。日本で逃げる事は恥とされる事が多い世の中であるが、自分の為に勇気を出して、逃げる事は恥でも何でもない。自分が壊れてしまう迄働いたりする事がおかしいのである。無益な争いや無駄な事なら逃げて生き抜く事の方が大切。
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本屋さんをぶらついたてたら目に止まったので購入。
『自分にとって本当に大切なものをしっかりと見定め、それが脅かされるなら「戦う」か「逃げる」かを自分で判断しなければならない。』ということが主な内容。
タイトルだけみると、「逃げる」 ことしか書いてない印象を受けるかもしれないが、五章では「逃げてはいけないとき」についても言及している。
短く読みやすい新書の中で、幅広いエピソードをわかりやすく紹介して楽しませてくれるのは、さすが百田尚樹さんだと思った。
ぜひ多くの人に読んで欲しい。
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2018036
攻めるよりも、逃げる方が難しい。太平洋戦争であれば、戦況を分析して、もっと早い段階で、あそこまでの犠牲を払わずに、終戦にもっていけたかもしれない。
強者が必ずしも強い訳ではないと思う。臆病者だからこそ、最後まで残れて、見方を変えれば強者となるのかもしれない。
勿論、逃げ続けるばかりでは駄目で、ここぞと言う所では、踏ん張らなければいけない。それには、自分がどこまでやれるのか、常に自己分析をする必要がある気もします。
一生、勝ち続けることは難しい。だからこそ、逃げて再起を図る力って大切です。
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途中百田節がでるところがあるが(笑)殆どでそうだよねぇ、そうですよねぇと共感できた。
大変読みやすく、面白かった。
ほりえもんとかと違って、百田さんは私達と同じ階層にいる感じで、(堀江さんみたいな成功者が言う、趣味を仕事に、好きな事を仕事に、とかいうのは麻薬みたいなもんで、一般人は真に受けるな)的なことをいうあたり、わかってるなーって思った。
動物の逃げる力もなんか説得力あった。逃げる力って生きるのに必須科目だと思った。
こどもに、やればできるって言わないようにする。
自分も大事なのは家族だな、と再確認できた。家族を作ることをおすすめするのは、百田さんのほかにももっと皆声に出していうべきだと思う。結婚しない自由って耳障りいいけど、本当もったいないよ。
防災メールがうるさいからって解除しちゃだめよ。
あと中国こわいΣ(゚Д゚)しらなかった。
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大きな組織から見たら、たった一人逃げたところでたいした影響はない。だから、自分を可愛がる方がいい。自分の力を過信して頑張りすぎるなんて勿体無い。
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百田さんの生き方から学ばせていただきました:
逃げることは決して恥ではない。でも賢く逃げることは大切。
トムソンガゼルを見習おう。また、戦わなければならない時もある。
何が自分にとって守るべきものなのか?自分の判断軸を確立すること。
そして、我慢し続けることは寛大でも美徳でもなく一番いけない。
また、そうしていても誰からも評価されない。筋を通して意見を言うほうが
ずっといい。
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こんな惨めな思いをしても気にしないで生きていけと書いてあるのかと思ったら、自分にとって幸せとは何か、大切なものは何か、守るものはあるか、考えさせられる内容でした。
久しぶりに百田さんの本を読みましたが、読みやすくすらすら進んであっという間に読了でした。
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最近は成長の過程で他人と競争をするという経験に貧しく負けることになれていない若者が増えているのではないか負ける経験をさせない教育問題
負ける経験を積んでないと敗北と向き合うことができない
それをけいけんして
優先順位が考えられる
負けてもいいものはあっさり捨て
大事な勝負にかける
無駄な勝負はせず逃げることができる
人生には色々な道があるにも関わらず、レールを外れることが恥ずかしいとかありえないと思い込んでる
これは知らず知らず親から植え付けられている
人付き合いには優先順位
snsでいいねしているような人は
困ったときにたすけてくれない
自分に合わない理由で逃げるやめるのはだめ
仕事は怒られるのは仕方ない。遊びではない
好きなことを仕事にしたいと辛いことをとっとと逃げ出していては逃げグセがつく
忙しいというひとほどだらだらしてる
日本もブラック企業にいながらに逃げられず何も身動きできない状態
虚栄心 怠惰 恐怖あっても言うべきことは言う
幸せ絶対的基準は何か
決まってないと相対的基準になる他人と比べて勝ってるかしまう
家族は替えがきかない
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そもそも人生いつ何が起きるか分からない。人生の設計図は無数にあり、不都合があればいつでも書き直せばいい。大事なのは何を一番守らなければならないのか。ともすると人間はしばしばこれを忘れる。大切なものを守るため、勇気をもって潔く逃げられる己でありたい。ゴキブリの逃げ足は1秒間に体長の34倍。人間でいえば身長150センチなら秒速50メートル。想像を絶するスピードを誇る。長らく生き延びてきている要因の一つに間違いなく挙げなければならないのが逃げ足の速さ。逃げられず悩んでいる多くの日本人に光を与えてくれる良書。読後は肩の力がすっと抜けたような爽快感を味わうことができた。
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逃げるは恥だが役に立つ
ヨーロッパのことわざらしいです。
いちばん大事なのは、自分が死なないこと、逃げるのが恥ずかしいのはその一瞬だけ。
確かに、そのとおり!
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2018年、37冊目です。
イヤなことから逃げてばかりいると、成長しないし、スキルも向上しないし、仕事もできるようにならない。ないよりいい人生を送ることができなくなる。
こういう考え方は、私たち古いタイプの人間には刷り込まれた考え方でした。
この考え方の遺伝子をもった若者たちが、本当に逃げなければいけない状況で、
その行動を逡巡してしまい、大きなダメージを追うことが、後を絶たない。
人の本質が、変化しているとはいえ、刷り込まれた価値観はそうすぐに変わったりしないから、個人を取り巻く社会が個人を追い詰める仕事、組織を生み出しているのかなという気がしてきました。
自分の幸せ基準を持とうと著者は提案している。
人生観、仕事観、といったものだろう。
自分の人生で、大切なものは何か?
その優先順位は?
それを、固定化して自分のポケットにしまっておくというのも、
生き方だろうが、やや硬直的な気がする。
それよりも、その時、その時で、何を人生の優先順位にするのか、
自分でしっかり考えて決める力を養っておくことだろうと考えます。
危機管理能力を磨いてサバイバルするみたいな感じかな?
歴史上、逃げて生き延び天下を手中にする手前まで上り詰めたのは、
織田信長です。
日頃から、「No、なんとならば」が言えるような生き方を目指す。