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戦時下の長城守備隊に起きたミステリー。
時代背景が「天子蒙塵」とかぶっていたようなので、リンクがあるかと期待しましたが、完全な創作なので関係無いようでした。
ミステリーとしては、読者にヒントもなく、3人の主人公たちが調査、推理する展開で、肩透かしと感じました。
ただ、戦争に駆り出された兵士たちの気持ちが切々と語られることで、徴兵に対する理不尽さや不条理さを主張しているのはよくわかりました。
それにしても、中国人医師が巻き込まれてとばっちりを受けてるように思えますし、殺人を起こした動機も納得しきれなかったです。
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時代背景に合わせた言葉の使い方、漢字、軍の階級が非常に難しかったです(−_−;)
前半は苦戦も苦戦。読み進めるうちになれましが…
とても独特な話の展開で読みなれてきたら、読みやすかったです。
そして、まさかの展開でした…
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登場人物を整理できなかった。というか、こっちの集中力のなさという感じで、なんとか最後まで読んだ。
浅田次郎すきだったのになあ、と感じるこの頃である。
探偵作家が行かなくても、この事件は軍によって真相もわかったし、その後の処理もできたのでは?
供述をたくさんとってたけど、最後は犯人がそのまま事件を起こしてる現場を書いてしまっていて、今までの供述は何だったのか、このお話を書いているのは(物語の中の視点主)だれなのか、揺れ揺れになっているような?
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8月には戦争の悲惨さを忘れないために、このような本を読むことにしているけど、この本はかなりひねられた悲劇でした。繊細な文脈がなかなか頭に入って来ないので、辛かったです。
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久しぶりの浅田次郎作品。
好きな作家さんではあるのですが、語りを軸にされると途端に入り込みにくくなってしまうため、星2つ。
蒼穹の昴は大好きだけれど、珍妃の井戸になるとダメだったので今回もそのような感じです。
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なかなかおもしろかった。時は昭和13年推理作家 小柳逸馬は従軍ペン部隊を志願すること多年(ママ)、皇軍占領した北京にてペンの初陣を飾る次第となった。(ママ)そこに検閲班長 河津中尉共々「密雲」の先の張飛嶺(万里の長城)守備隊に異変があったので、調査して報告するよう命令が下った。武漢作戦の開始直後の頃。守備隊を30名残して本隊3000名は転進、其の内10名が死亡したことがわかった。戦死ではない。さあ推理作家は何が真実か、解明できるのか、