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前半の出口のない重苦しい雰囲気にも、冴える作者のみみっちい生活感あるあるの描写にいちいち吹いてしまう笑
後半は荒唐無稽かつ少々ご都合な展開からの大団円で、あの前振りはなんだったのかと首を傾げるが皆さん救われて読後感は悪くない。現実はもっと厳しいんじゃないかもしれませんが、これはお話ですからね。
とりあえず自分はリストラはされないように、子どもらにはなんとしても自立してもらうよう今一度気を引き締めていかねばと思い新たにする。
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垣谷美雨さんの作品は「七十歳死亡法案、可決」に続いて2作目です。夫婦ともにリストラに遭った50歳代の主婦、篤子が主人公。まさに高齢化社会ならではの現代を描いた物語、いろいろな展開があり十分楽しめるが最後はハッピーエンドで終わる家計応援小説です。
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「老後は安泰」のはずだったのに!後藤篤子は悩んでいた。娘の派手婚、舅の葬式、姑の生活費…しっかり蓄えた老後資金はみるみる激減し、夫婦そろって失職。家族の金難に振り回されつつ、やりくりする篤子の奮闘は報われるのか?ふりかかる金難もなんのその、生活の不安に勇気とヒントをあたえる家計応援小説。(e-honより)
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いや~、最初の辺りは身につまされっぱなしで・・・見栄を張ってるつもりはないのに、「このあたりが普通です」って言われるとそこを発注してしまう葬儀の打ち合わせには頷くばかり。本気で老後(というか退職後)が心配になりました・・・。お姑さんを引き取った辺りからだいぶ運気が上向き(?)に。とにかくお姑さんがさすがお商売を廻していた人だけあって、シャッキリしている。替え玉料をきちんと請求したり、まずいと思ったら、ビタ一文受け取らないとか。最初はぼーっと言葉も発しないボケ老人?みたいだったのにいつのまにかこんな人に…ウケる。また、主人公の篤子さんも本当に等身大で、ころころ人の印象が変わるのもとても共感。そんなものですよね。「この兄妹大っ嫌い」と、心の中で何度も大声で言い放つ(読んでてスカッとする)けど、リストラダンナを可哀そうに思ったり、その妹もキッチリしているところは褒めたりする。そして娘さやか。目から鼻へ抜ける息子とは正反対の言いなり娘かと思いきや、篤子さんのオバサン気質をしっかり受け継いでいるところなど、ラストは気持ちがいい。こんな風になっていくといいなと希望が持てる。実際はもっとハードだろうけど。
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面白かったです。
どこにでもいるような篤子さん。いろいろ悩んだり家族にふりまわされたり…とても楽しく読めました。
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垣谷美雨の小説は初めて読んだ。滑稽なシーンがこれでもかと続き、とにかく面白い。社会問題も掘り下げ、登場人物の変化も見事。
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娘の結婚、親の介護、そして葬式。定年を控えてかさむ計算外の出費に悪戦苦闘する夫婦にさらなる苦難が襲う。ドロドロになりがちなお金をめぐる深刻な話をうまくユーモアで中和した佳作。年金問題の闇を明るくさらけ出す終盤が面白い。
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友人鈴与から言われた、成人式の時篤子と豆畑さんだけがスーツ。豆畑さんは本当の貧乏、篤子は金持ち、だから篤子は着物でもスーツでもどちらでも選択可能。普通の子は貧乏と思われたくないから、着物にしざるを得ない、つまり篤子は見栄っ張りなんだと論破されたところ女性らしくて面白かった。(p151)
読後感は良かった。最初はハウツーものかと思ったが小説だったので驚いた。老後の貯えが無くなり、夫婦同時解雇、姑の扶養のトラブル、どの家庭も外から見れば青い芝に見えるが内情は芝を青くするのに四苦八苦している。見栄というものが透明の綱のように個人をがんじがらめにしており、綱を断ち切ることで新しい価値観の綱が結び合える。それを上手く小説の中に落とし込み、途中若干無理な設定もあったが、それも含めていい本だと思う。世の中の主婦が読むのはもちろん、木偶の棒になりそうな男共に是非読んでもらいたい本だ。読んでよかったと、思わず目を細める、そんな本だ。
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人生、良きにつけ悪しきにつけ、予測不能の日々。だからこそ、ある意味、刺激的に生きられるわけで、いや、生きざるを得ないわけで(笑)。
そういった意味で、この本に、さもありなん!、的に楽しませてもらいました。生きていて、色々あるけれど、根底には、結局、「うまくいく」、という「信」があれば、豊かに人生を楽しみながら生きていけると思うね。
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電車の中の社内づりで室井佑月の「こんな本が読みたかった!」というキャッチフレーズに惹かれて読み始めた。お金がなくても工夫次第でこんなに楽しく暮らせるんだという痛快本、あるいはハウツー本みたいなものを勝手に想像していたが、かなり終盤まで暗い話(家族のゴタゴタ?)が続き、正直気が滅入った。もう読むのはやめようかと思ったが、長女夫婦の真相やら、室井佑月のコメントに一縷の望みを持って、最後までざっと飛ばし読み。最後の方はやや痛快さもあったが、ご都合主義的な感じも否めず、またこれが現実なんだろうけど、お金がないことは何も解決していないし。
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最後のオチが、そういう展開?!って感じだったけど、サクサクっと読めて面白かった。
あたかも、自分が資金不足になった気になってしまった。気をつけよう。。。
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発売当時、書店で平積みされていたのを
題名のリアルさに一瞥してそのままにしていたのだけれど
3ケ月後に購入。
娘の結婚、介護、退職・再任用、葬式等々
身近な出来事が次々に主人公に訪れます。
それでも、作者の深刻になりすぎない描写に
「そうだよね!」とうなずきながら
いつしか笑いが~
笑いながらも笑ってはいられないことが
すべての人にこれからやがて必ず訪れる。
身の丈を知り
賢くそして楽しく生きなきゃ!
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身につまされる内容。だけどこの夫婦呑気過ぎ。年金詐欺まで行くかと驚き。考えられないけど他人事ではない。今の生活見直さなければ。
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垣谷さんの小説は娯楽としても十分に楽しめるけど、実用書として参考になることが多い。老後に必要なお金を備えることの大切さをじんわり考えさせてくれる。意外に思ったのは葬儀の費用。手作りで創意工夫すれば、あんなにも安くて心のこもったお葬式にできるのだとは知らなかった。ぜひ親にも読ませたいなと思った。
再読だったから以前は気づかなかった突っ込みどころも少なくないと感じた。特に年金詐欺の箇所。勧善懲悪とはならず、罪を犯したまま終わってしまっているので、それでよいのか?と著者に問いたい。
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普通のサラリーマンの妻に次々と起こるお金の問題。
それを笑い飛ばしてたくましく生きていこう、といつ生活応援小説。
帯にある「生活の不安に効くヒントが詰まった家計応援小説」という言葉で期待したヒントはなかった。
さらっと読めるが、特に得るものはなかったり
文庫本の室井佑月の解説は、自分のお金感の話でちっとも解説でなく残念。