投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
垣谷美雨著「老後の資金がありません」
(中公文庫)
このタイトルは上手いな〜
思わず手に取りますよね。
今の時代、多くの人々の心配事トップ3に入りそうです。
娘の身分不相応に豪奢な結婚式費用や舅の葬式費用にと多くない蓄えが飛んでいき、しかも亭主がリストラされたのに義母を引き取り同居生活。
そんな先の見えない泣きたくなるような生活の中で穏やかな心を取り戻せたのは何故か。
タイトルはシビアーですが、物語はそこそこ平和に暮らせるレベルの家庭の物語で、本当に苦しい生活を強いられている人には物足りない内容なのかもしれません。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
友人から面白かったから、読んでみて!(^^)と回ってきた本だけれど、最初の方は考えが甘々でイラっとした( ;゚皿゚)ノシでも姑と同居した辺りから面白くなってきた(^o^;)老後の資金も大事だけれど、相談できる人が身近にいる事も大事だよね~(-_-;)
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
お上手なタイトル、趣味で取ったFPではライフプラン設計が重要と。突発的な出来事には対応できません、気楽にお金と付き合いましょう。素敵な老後を
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
老後のために貯めた貯金がどんどん減っていく。
堅実な妻は不安しかない。
いったいこれからどうなる?
無くなったからこうした、こうする、とかの
ノウハウはちりばめられてはいない。
フツーの主婦の立ち回り方を読みたかったけど。
ドキドキも、感心もせず
さらりと読める。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
久々に良い本を読みました。
元気になれるという訳ではなく、何というかフィクションなのに、いろいろお金に不安がある人に勇気を与える内容です。
この通りとはいかないけど、共感は出来ます。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
たまたま本屋さんで見かけて この人の本は初めて読んだ。
まさに悲喜こもごも。
読みながら 何度吹き出しただろ。
この感じ どこか懐かしいと思いながら 読んだけど いま閃いた。この人の面白さって ちょっと佐藤愛子を思わせる。
深刻な内容でも 思わずくすっと笑っちゃうような感じ。
いいなぁ。こういうの好き。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
先日、内館牧子氏の「終わった人」を読んで、定年小説と、書かれていたのだが、、、
この本も、定年退職も、リストラ、退職金なし、そして、妻のパートも馘、娘の派手婚、義父の葬儀などの出費、、、
1200万円の貯蓄があるから、安泰!と、思っていたのに、次から次へと降りかかる、主人公なる後藤家。
そして、義母の高級介護施設の解約で、狭いマンションへ、同居!
お花のお稽古友達からの、年金詐欺まがいの片棒迄、、、、
どうなる????
老後予算が、思惑通りに行かないで、目減りばかりして行くのだが、、、、後藤家の人々が、明るい!
逆境に、めげずに、夢に向かいながら、老後生活は、奄美大島かも・・・・なんて!
娘も、結婚して、逆境に向かって、強くなって、賢くなったのかも、、、
犯罪に、手を貸さなくて済んだと、ホットしたが、これが、心身ともに健康であるから、成り立つ小説で、病など不測の事態になると、大変なことになるだろうと、、、思いながら、この小説は、良い方向へと向かう小説で良かった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
子どもたちの学費も終わり、やっと 自分たちの老後に目を向ける主人公 篤子。
「老後は安泰」のはずだったのに・・・・
頼りない一人娘の結婚費用、義自家への仕送り、葬儀費用、お墓・・・
夫は簡単に「何とかなる」と外面がいいだけで、真剣に考えてくれない。
そこへ
自分や夫のリストラ、姑との同居・・・・
あぁ~ 何かつまされて 一気読みしてしまった。
いやいや そんなに怒涛のように貧乏一直線の事柄が起こる訳ないのに
正直 (自分の身に起こったら・・・こわい)と思ってしまった。
中でも 一番怖いのは周囲の友人たちとの格差。そして 劣等感
日常に潜む 「気持ちの貧しさ」は 辛そうだ。
後半の姑との年金詐欺事件は 小説として楽しく読めたが、
まぁ そんなに突拍子もなく面白い姑だったら、お金が尽きる前に自分で何とかしてそうだ。
定年前になったら起こりそうな問題をてんこ盛りにしたお話でした。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ものすごく面白かった。
ここまで面白いと思った小説は久しぶり。
出てくる人々が、根っこの部分では優しい人達ばかりだったので読んでいてすがすがしいというのも気持ちよく読めた点なのかな~と思う。小姑の志々子さんも姑の芳子さんも最初と最後でだいぶイメージが変わって最後はすがすがしく思ったし、主人公の篤子さんが気持ちの良い人なので、楽しく最後まで読めました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
葬儀などで、昔からの習慣に倣って莫大なお金をかけるのではなく、きちんと自分で考えてその支出が本当に妥当であるかを考えることが大事。通常の葬儀であれば300万円はかかるが、不要なものを削るとともに自分たちでできることを自分たちでやれば、30万円程度に抑えることができる。
こんなメッセージを1200万の貯蓄を持った夫婦が、舅の葬儀や娘の結婚式費用によって老後資産を食いつぶしていく姿から学べた。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
定年を間近にした年齢層には全く他人事ではなくドキリとするタイトル。どこの家でも似たような事はあるかもしれません。それとも他人事として見てみたいという⁉︎深層心理か…ちょっと覗き見する感じもありの小説です。
50代パート勤め主婦、後藤篤子さんが主人公。娘が結婚するに当たって結婚式に600万円もかかりそう…その費用が老後の生活を脅かすのでは…と不安になり、その事を60の定年を目前にした夫に相談するのですが、脳天気な夫はまるで問題にしてないのでした。しかし、彼女の予感は的中し、その後後藤家の預金は、義父母の件もあり見る見る減っていくのでした。
何故か、事が起きるとドンドン悪い事が重なるもの。それならと行動を起こした篤子さん、彼女の周りで起こる出来事がちょっと滑稽な面もあり、無理があるかなあと思いつつも楽しんで読めました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
他人事とは思えない状況で話が進み、現実の生活が不安になってくるような感じにさせられました。
しかし、物語は想像していた内容とは全く違う展開で話しは進んでいきました。
後半は事件性があるような展開になり、ハラハラさせられる部分もあって、なかなか楽しめた小説でしたが、老後困らないように、自分の生活も引き締めないといけない思いになりました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
面白くてためになり、家族構成も同じだったから主人公を自分と重ねて最後まで楽しめた。老後の生活でお金も心配だけどそれ以外にも友達や家族との関係、色々と参考にもなり考えさせられた。
羨ましいのは息子がしっかりしている点だ。母親を名前で呼び姉の心配もしていたって常識がある彼のように我が息子にも成長してもらいたいものだ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
読みやすくてスラスラと読めてしまったけれど、登場人物たちが、イライラするタイプの人が多かった。
主人公も、そんなに腹に抱えてるくらいならきちんと伝えた方がいいのに伝えないから解決しないんじゃないのという感じで、読んでいてイライラした。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
途中イライラともどかしさを感じながらも後半は楽しく読み進められた。
私たちの世代は年金もそんなに当てにできないだろうからちゃんと貯金しないとなあ。