0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
図鑑という割には、写真が少なく、どちらかというとサメの説明文である。沖縄の水族館で見たジンベイザメの迫力に感動して以来、サメには興味を持っている。自分の知らないサメのことをたくさん知ることができ、満足感でいっぱいになる。
投稿元:
レビューを見る
エンタメ寄りのちょっとアレな本かと,正直最初はちょっと手にするのをためらっていたのだが,読んでみて,かつ川端裕人さんとのトークショーを聴いてみたら,研究者マインドを持った人のサイエンスコミュニケーション的本だった。科学館でやるような,どうしてもおカタめになっちゃうやつじゃなく,エンタメ側に寄った(でも迎合はしていない)サイエンスコミュニケーションて感じ。
投稿元:
レビューを見る
タイトルの通り。
著者のサメ愛をヒシヒシと感じる。
既にサメ学の専門家となっている小学生たちの存在は驚きだが、心強い。
紹介されたサメ料理、ぜひ味わってみたい。(が、著者のサメ愛の発現は複雑だ)
投稿元:
レビューを見る
あまりに長い間、サメ界は「ジョーズ」のイメージに翻弄されてきた。サメというと、血の匂いが大好きで、死んだ目をしているなんて誤解だ。
本書は、その悪いイメージを払拭するのに生まれた、救世主である。
509種類のサメの中には悪いやつもいるが、ほとんどは愛嬌があって面白くて、美味しい(?)奴だってことが分かる。
投稿元:
レビューを見る
まず冒頭からサメへの誤解を指摘される。その後はそれぞれのサメとの邂逅エピソード。ほぼ命がけは、別にサメに食われるからという話じゃなくて、低体温症だったりその他本当に「身体を張ってる」んだなと思う。この本を買ったのは、うちの子どもが寝ても覚めてもサメのことしか考えていないことに影響されたのだけれど、読めば読むほどたしかにサメのことが気になって、見たい、調べたい、知りたいと好奇心がどんどん強くなる。
投稿元:
レビューを見る
命がけというので,もっと命がかかった波乱万丈の研究かと思ったがそこはそれほどでもなかった.でも筆者がサメに寄せる愛はよーくわかった.そして,あらゆる分野でサメについて詳しくなった.
投稿元:
レビューを見る
シャークジャーナリストによるサメに関するあれこれ。人食いザメはいるのかとか美味しいサメ情報とか。著者のサメへの熱がひしひし伝わってくる。サメ! サメ本! サメ満載! びっくりだ。日常には全然関係ないことなんだけれど、ふーん、そうなのかとなかなか興味津々、ページが進んだ。小学生もサメの歯とか研究してて、サメ派って結構いるのねって思ったりした。サメ初心者向け、固くならずに読めて知識得られるぞの本。
歩くサメ、ネコサメ、クッキーカッターシャークは、初めて聞くサメたち、実際見てみたいなあ。
サメだけではないけれど、生き物は神秘だ。
投稿元:
レビューを見る
これはめちゃ面白いサメの本ですが、なによりも一番面白いのが書いているご本人です。
とにかくサメのことしか頭にない、フリーランスのシャーキビリティ(サメに対する情熱……彼女が作った造語で)の持ち主……。
もともと日本の静岡沖、はサメの宝庫だし、サメは日本には馴染み深すぎるほど深い魚ですが(サメ、知らないひとはいないでしょう)詳しいことは、案外知られていません。
この本は、種類、特徴から料理まで(魚ですから……)ありとあらゆるサメ愛に溢れていて、実に気持ちのいい一冊です。
小学校からぜひ入れましょう!
2018/08/29 更新
投稿元:
レビューを見る
会いたい見たい 触りたい 解剖したい 標本にしたい
と 五感をフル回転させてサメを語っています
図鑑としてもとても優秀
学術的な詳しいところを書いてあるのに
読んでいて眠くなりません
これは 著者の方が 多くの一般人にも
セミナーや講演をされているからかな とても親切です
投稿元:
レビューを見る
★★★★★ 『バッタを倒しに~』に続き生き物シリーズ。知らない世界でどっぷりのめり込んでいる人の話は面白い。「オタク」の世界? 「ホホジロザメ:『ジョーズ』は冤罪です」を読むと不憫に思う。「相手を知ることで距離が縮まる」はコミュニケーション論でよく見る気がするけれど、本書でもサメについて知識が増えたおかげで親近感が湧いてきた。サメ=sharkで、「jaws」は顎(jaw)の複数形だとか、サメには卵生の種と胎生の種がいるとか、サメよりシャチのほうが強いとか、メカブにそっくりなネコザメの卵殻とか、有性生殖から単性生殖へ転換する例があるとか、深海ザメの長寿記録が約400歳だとか(江戸時代初期生まれ!)、ネズミザメは胎内で子ども同士共食いして最強の個体だけ産まれるとか、もうサメってすごすぎるよ。
投稿元:
レビューを見る
まさにサメについて全てが分かる本です。
サメが海水浴場に現れた、となるとすぐに遊泳禁止
になったりしますが、実際に人間を襲うサメなんて
本当にごくわずかであることが分かります。
あの「ジョーズ」のモデルと言われているホオジロ
ザメでさえも、人を襲うのは自身の身の危険を
感じたか、アザラシなどのエサと思った場合に
限られるとか。
サ
サーフィンボードについているフィンのよyな物を
サメはエサと間違えて食い付くとよく聞きます。
何かと誤解されて可哀想な扱いを受けているサメの
為に「本当の姿」を詳細に語った一冊です。
投稿元:
レビューを見る
サメをこよなく愛する自称シャークジャーナリストの著者のサメレポート。
サメに長靴を噛まれると悦び、サメ肉を美味しく食べ、珍しいサメが水揚げされたと聞けば日本中飛び回る。
人々のシャーキビイリティ(鮫に対する知識や熱い気持ちという意味の造語だそうな)を高めるために今日も世界を回る…というサメラブ本。
本の内容は、サメの生態系、サメと人との関わってきた歴史(築地では昔サメの水揚げが盛んだったとか)、サメの美味しい食べ方とレシピ、サメに発信器を付けてみた話、サメをこよなく愛する研究者たち…などなど。
イラストや写真も多いため、読んでも理解できない(生物としてかけ離れていて想像できない)ことが分かりやすく紹介されています。
【サメの歯】
サメの多様性を示すように、サメによって多様な歯が生えている。
顎の内側にかみつきようの機能葉、億に補充歯が何重にも並ぶ
ホホジロザメの歯は噛み付き様に二等辺三角形、アオザメは串刺し様の針のような細長い形、ネコザメはおちょぼ口でサザエさえも磨り潰すことのできる臼歯を持つ。
「生きている化石ザメ」と呼ばれるラブカは、見かけはウナギのようでエラはフリルのよう、さらに歯は一本一本が鳥の足のように三又に分かれている。
魚に丸い噛み切り跡が残っていたらダルマザメ。小さなダルマザメは、魚の体の一部分だけ噛み切って食べる。魚本体には影響なし。相手に優しく自分に優しい肉食魚…なのか??
【顎】
サメの象徴が「ジョーズ」というだけあり、歯だけでなく顎も凄い。
ミツクリザメは、エサをを見つけると長い吻(鼻)の下にある口がマジックハンドのように飛び出して捕食する…、と文章で読んでも最初理解できず、骨の写真と説明イラストでやっとわかった。このために「悪魔の鮫」と呼ばれるが、飼育するのは非常に難しく繊細で、淡白な肉は唐揚げにすると美味しい。
オオセは、水揚げされて6時間以上、頭は身体から切り離されているというのに、顎に触れたら噛み付いてきた。おそらくサメの本能で「口の近くのものはなんでも噛み付け」という筋肉反射。
【餌の捜し方】
サメの近くは、聴覚、嗅覚、触覚、視覚、電気受容間隔。
電気受容機関は、サメの鼻先の孔(吻ふん)。この吻で餌など他の生物が動くことにより生じる電波や、方向、水温を察知しているということ。サメはかなり高度なセンサーを備えている生物といえるわけです。
【出産】
サメは魚なのに交尾をする。オスには2本の性器があり、雌のどちらに雄がいるかによってどちらかを使うようだ。
その上子宮(正式には違うんだが)で子供を育てて赤ちゃんザメを生む「胎生」と、卵を産む「卵生」がいる。母サメの胎内で赤子同士が殺し合って生き残ったのだけが出てくるサメも。
…魚で交尾で壺中天。何がどうなっているんだか私の頭では全く理解ができない…
卵を産む場合も、卵殻というものに包まれるのだが、ネコザメの卵殻はワカメそっくり。海藻にまぎれて卵を隠す。
ナヌカザメの卵殻は、平べったく四隅に巻きヒゲがあり「人魚の財布」なんて呼ばれている。
��寿命】
ホホジロザメは70年近くの寿命を持ち、深海ザメのニシオンデンザメはなんと392歳?!観測できた脊椎動物最長、日本でいえば江戸時代初期の生まれ!
なお、研究チームによるとニシオンデンザメの平均年齢が272歳、北極鯨は211歳
…ええーー、深海で視覚ゼロで、平均時速1㎞の世界一のろい魚で(しかし素早いアザラシを捕食するという謎)、まっくらな海の底で300年も何をして生きるのだろう…私には理解不能…
他に特徴的なサメたち。
❐ツラナガコビトザメは、手のひらサイズの世界最小のサメ。しかも発光する!敵への目くらましか、残像を残して消えてゆく。
❐ハチワレの尾は長い。尻尾ビンタされると人間でも吹っ飛んでしまう。
❐サメといえばのジンベイザメ。大きな体だが餌はプランクトン。ではなぜ歯があるのかが謎。大海原をコバンザメを連れて悠然と泳ぐ。
❐ホホジロザメは映画「ジョーズ」のモデルとなり「人喰いザメ」と言われたが濡れ衣です!!
❐ミッシェルエポレットシャークはヒレを使って海底を歩く。
❐シュモクザメは「憧木鮫」つまりは「ハンマーヘッドシャーク」。頭部が左右に張り出して真上から見るとT字型。その両端に目と鼻がある。
投稿元:
レビューを見る
図書館でたまたまみつけた本。
表紙のシンプルさと「ほぼ命がけ」という響きにつられて。
読んでみると知らなかったことがいっぱい!
図鑑というよりエッセイ?みたいな?感じ。
すごくおもしろかったのだけれど、
食べる話になると、そこまで興味がわかず、
最後の最後で飛ばし読んでしまった…←
導入も面白かったし、
サメ愛が伝わってきて個人的に大満足の一冊。
投稿元:
レビューを見る
行間からサメ愛がほとばしってくる。
奇をてらった文章ではないからこそサメ好きのエネルギーに圧倒される。正統派ガチのサメ純愛。
こんなに愛せるものがあるって幸せだなと思うし、読んでる私も幸せな気持ちになった。
投稿元:
レビューを見る
前から何となく感じていたが、この本を読んで自分がすごいサメ好きだと思い知った。流線型が非常に優れたデザインで自然の神秘を感じる。水族館の底の方でジッとしてるサメの集団すごい可愛いよね。この本はサメ愛が溢れてやまない、ますますサメが好きになる良本。