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過酷な運命を背負う人たちの今の思いと明日への一歩。鋭く優しく人間を見つめる衝撃の短編ドキュメンタリー。
自殺、HIV、ハンセン病、障害者の性などテーマは重い。安易な同情は彼らに失礼だし、突き詰めれば自分自身の現実にもあたるかもしれない。何を希望に生きていくのか。誰も出せない答えを探し求めるのが人生なのか。
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いろいろな人生あります。
もうちょっと1つ1つの話に深く感じるものが生まれるかと思ったけど、そこまでには至らなかった。
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絶対貧困で有名な石井さんの日本で出会ったいろんな人たちについてのエッセイ。
日本で身近な分読んでいて辛いところが多かった。
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これまで読んだ石井さんのルポとはまた違っていた。ご本人の感じたことや、経験されたことが多かったから。
震災の話は、当たり前の日常が何より幸せである事を思い出させてくれる。胸が締め付けられる。
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著者はノンフィクション作家であり、この本は、著者が実際に見聞きした体験を基にした短編集ですが、それぞれの短編の内容が非常に濃いように思いました。
特に印象深かったのは、HIVに罹患してしまった夫婦の再生の物語と、東日本大震災で妻を亡くしてしまった夫の物語でした。
HIVに罹患していることが判明し、妻をなじる夫・・・
夫婦関係が最悪になり、離婚の文字も浮かぶ中、ある出来事が起こります。
この時の人間描写がものすごく秀逸で、この夫婦に感情移入してしまうこと請け合いです。
また、東日本大震災で妻を亡くしてしまった夫の物語でも、夫婦愛というものを感じずにはいられませんでした。
人はいつ死ぬか分からない。だから、後悔しないよう、常日頃から、家族にはできるかぎりの愛情を注ごうと思わせてくれた一篇でした。