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2018年15冊目。
地雷や子ども兵の問題に取り組むNPO法人テラ・ルネッサンス創設者、鬼丸昌也さんの新刊。
内戦の傷跡を抱えるカンボジア、元子ども兵のケアが必要なウガンダ、宗主国の統治方法で民族間に亀裂が走りジェノサイドが起こったルワンダ...
自分自身も訪れて縁がある国々の話に触れ、改めて世界の問題に自分はどう向き合うかを問われた。
「反政府軍に誘拐されないように」という理由で、毎晩10km以上も避難のために夜道を歩かなければならない「ナイトコミューター」と呼ばれる子どもたち。
当たり前に享受している安全が、全く当たり前でない世界。
そういう環境にある人たちを「ゼロにするには」と考えると、途方に暮れそうになる。
そんな中で「“すべての”生命が安心して生活できる社会の実現」をミッションに掲げるこの団体はすごいと素直に思う。
でも大事なことは、そういう世界を描きながらも「目の前のできることを大切にする」という姿勢。
「できないこと」ではなく、今の自分に「できること」を見つめ、目の前のそれを実行してみる。
とてもシンプルなメッセージだけど、世の中の変化はそこから始まっていくという希望を伝えてくれる。
「微力でも、無力じゃない」
世界の課題に関心がある中高生がいた時に、手渡したいなと思う一冊。
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カンボジアの地雷問題からスタートし
ウガンダの元 子ども兵の自立支援など
平和のための活動を展開する鬼塚氏の
心が熱くなる話
世界の紛争に日本は無関係ではない
「今、自分に何ができるのだろう?」
人間の可能性をとことん確信した著者に
勇気いただける一冊です。
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できないことを悔やむのではなく、今の自分にできることを真剣にやる。必ず、私が世界に対してできることはある。人はいつからでも変われる。自分を信じて、踏み出してみよう。
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鬼丸さんの人生が書かれた本。
小さなことからで良いんだと思えたのは、鬼丸さんがそうやって生きていくことを肯定し、自らそのように生きられているから。
目の前のご縁を大切に、人のために何が出来るか考え続けていこうと改めて思わせてくれた一冊でした。
それにしても、アフリカでいまだに起こっている少年兵な問題には心がとても痛みました。そして、その問題の裏には日本の存在もあるということ。
多くの富を皆が欲しがるよね。世界が経済至上主義から抜け出すために、自分は何が出来るのか。宗教の力はいかほどか、、。
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「世界平和が夢だ」なんて言うと、ごもっともな半面、なんだか現実離れして理想ばかり言っているように聞こえてしまう。
それでも、この本を読むと、本当に世界の平和のため、人々の幸せのために、小さなことをコツコツと積み上げている人たちがいるのだ、ということに気づく。
世界平和なんて無理、という気持ちから、皆がコツコツと土台を積み上げたら、世界平和に少しずつ近づき、手が伸ばせるのではないか、という気持ちに変化してゆく。
責任ある生き方って、どういうことだろう。
自分にできることって、何だろう。
少し立ち止まって、そういうことを考える時間が持てる本だと思った。
無理はできないけれど、出来ることから少しずつ。
【memo】
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鎌倉投信
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