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やはり美夜は成仏してしまったのか……。第一巻の頃からひなたと同じように前世を覚えている者コンビということで物語にアクセントを齎す存在だったんだけどな……
美夜が成仏したことで咲夜からは美夜やサダヲの記憶が無くなってしまったようで。それでも美夜の痕跡が全く無くなったわけではなくて、口調や表情にそれらしいものが残っている点はある種読者にとって救いのようにも思える
少し日常回を挟んだ後、美夜が成仏したことでひなた自身も未練を無くし成仏することを意識しだしたのか少し焦ったような行動が目立った印象。
第一大根湯や襟巻きと腹巻きを届け、そのおばあちゃんらしい行動にサダヲがひなたの正体に気づくかと思いきやまさかの展開。焦って行動したのが良くなかったのか、そもそも祖母が転生して幼女になっているなんて状況を受け入れられなかったのか
前巻を読むまでは、咲夜を間に挟みつつ少しずつひなたがサダヲとの距離を縮めていきおばあちゃんだと信じてもらうみたいな展開を予想していただけにこの流れは予想外だった。いや、本当に予想外だったのはここから家族ぐるみの付き合いが始まる点もなのだけど
ようやくサダヲと食卓を囲めるようになり幸せだと思えたのにその目に浮かんでしまったのは涙。そろそろ本格的にひなたの前世であるとよばあちゃんの未練が描かれるのだろうか?