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愛の在り方についての考察を必要とする。長嶋茂雄は野球への愛・・・原辰徳はジャイアンツ愛を言い・・・よくわからない愛に対し・・・野球を改善する・・・すべての改善論がリハビリテーションの理屈でもあり、そうあるための理を持った稀有な野球人である。それが実践を伴ったかなり面白い存在である広岡達朗とはダビデであり愛の人でもある。結果だけ出してドラフトを穢していく監督もあれば、善のドラフトの在り方を真剣に考え怒っている人物もある。この人は後者である。結果だけ出して愛を語るのは偽物であると気づかせてくれる人物でもある。結果が優勝の二文字であるが・・・愛を感じない優勝がある。ただ愛だと主張するだけで空っぽの愛というか・・・決して愛ではないインチキに失望することの多い現代の日本プロ野球に最も善の発言をする稀有な存在である。ただ優勝に関して結果に関して愛と呼べない結果にももっと厳しい意見をもっと沢山言ってもらいたい。でもそれを言うとプロフェショナルの野球の存在の意義が崩れ・・・正岡子規の野ボールとなってしまうのだろうか・・・とも思う。