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東大将棋部OB、将棋記者の松本博文さんの「藤井聡太はAIに勝てるか?」、2018.3発行です。どんな内容なのか期待して手にとりましたが、タイトルは全く内容を表していないです。中身はポナンザなどAIのことばかり。タイトルの答えは、161頁に書かれています。「コンピュータは、人間より強い。佐藤天彦よりも、羽生善治よりも、藤井聡太よりも強い。それも、比較にならないほどに強い。」この事実が現代将棋界の大前提だと。それはほぼわかっていたから、興味を持って読んだのですが・・・w。
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藤井聡太は関係なく、AIが進化して既にプロ棋士のレベルを凌駕してる、ということを主に書いた本。
ただ一番面白かったのはAI将棋の進化よりも、引退した元棋士の話だった。
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「藤井聡太はAIに勝てるのか?」というタイトルはキャッチコピーに過ぎず、将棋ファンなら誰でも勝てる訳がないことを知っている。
将棋ファンには、棋士や将棋ソフト開発者の内幕を知ることができて面白い本だが、今の将棋ソフトがどれほど強いのかを知らないタイトルだけに引かれて読んだ人は、肩透かしを食らった気になるかもしれない。
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もう5年も前の本。すでに藤井さんは8冠を目前にしています。著者の将棋の記事が好きで手に取りました。すでに将棋の世界においてはAIに人間が敵わないことを前提としたうえで、様々な出来事が語られる。AIが人間を超えたことによって将棋界はますます魅力的になったと思いますが、それを予見したような本ですね。素晴らしいです。