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◯出会い系サイトで出会った人に本を勧めまくった
夫との別居を機にxというサイトを通してたくさんの人と出会い,そこで自分が今まで読んだ本の中からその人に合うオススメの本を勧めまくったという題名通りの話
仕事とお金と好きなことの関係性をどう考えて答えを出すか。
確固たる信念を持って、人と違う価値観を生きる人を見ると、なぜ元気になれるのか。
出会い系に対しての偏見、他にもたくさん実際と違う偏見を持ってる物事はたくさんあると思う。
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タイトルそのまんまの本。さらっと気軽に読める私小説。普段この手の本はあんまり読まないんだけど、うん、面白かった。
出会い系サイトが云々ではなくて、結局それぞれ好きなこと、やりたいことをするのが一番!という話。同時に、いつでも自分の立ち位置を確認するための客観性や謙虚さは大事。そしてあらゆることへの感謝。悲しいこと、不愉快なことも、意味づけして受け入れていく強さ。それらのバランス、が意識できれば、人生は楽しい!ということ。
なにより本への情熱と知識がすごい。「本」というものに対しての尊敬と好意がそこここに溢れてる。私も読みたい本いくつか見つかりました。ありがとうございます。こんな書店員さん近くにいてくれたらなあ、、、
多くの人にとっての命題「結婚か?独身か?」「仕事か?家庭か?」「出産とは?」「お金とは?」「働くってなに?」がいかに的外れなものかが分かる本。問題はもっと深くて近いところにある。怖くて辛いけど、自分と向き合って、自分を知らなければならない、そしてそれを続けていかなければならない、ということ。
読後感もさっぱり、私もぼちぼち頑張るかー、という気持ちにさせてくれます。よい本です。
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元ヴィレヴァンの店長で旦那さんと離婚というステータスの筆者が30分おしゃべりする出逢い系サイトに登録して本をおすすめしてみる、という試みなんです。
タイトルとあらすじだけ聞くと、けっこう異色というか、突飛な内容に見えるんですが、筆者が求めていたのは普遍的な心の繋がりであって、それがたまたまこの時代にこういう形取っただけなんだろうなと思います。そしてそれを本という媒体を通して模索したんだなぁと思うとグッとくるものが。
文体は軽妙で、仔細に話せばドン引きしてしまうようなイベントは簡潔にライトに仕上げてあります。
他なる体験談の読み物としても楽しく読めます。
当たり前なんだけど、いい人もいれば悪い人もいて。
それでも新しいところに飛び込んでいった筆者の行動に勇気をもらえるエッセイです。
自分もなんでもいいからなにかやってみよう、と思えます。
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「出会い系サイト」と聞くと今やすごく怪しいイメージがありますが、インターネット草創期だったら恋愛やエロ関係なくチャットや「ご〇〇さんを探せ」のようなそれこそ出会い系サイトの原型のようなサイトで出会った人とも同性・異性問わず楽しく過ごすことができた時代がありました。
当時のそれとは全然違いますが、当時の雰囲気を感じました。今はFacebook認証で多少なりともヘンな人かどうかを見分けられるようになっているんですね。
著者が出会った人たちもかなり個性的な方が多く、楽しく読みました。紹介された本のほとんどは未読だったので、興味を持った本はさっそくチェックしておこう♪
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ヴィレッジヴァンガードの店員だった本が好きな著者が出会い系サイトで会った人に、その人におススメの本を紹介するというストーリー。
本が好きな人は、あ、あの本だ、私も好き!という喜びがあるし、そうでない人もきっと引き込まれます。
人と接する中で、何が大切か、目の前の人の役に立つとか、出会えてよかったと思える時間を過ごすってどんなことなのかとか、ふっと問いかけてきます。
本を通して、色々な個性があって、それで良いんじゃないと語りかけてくれるような本です。
ここで紹介されている本も、マニアックだったり、偏愛だったり、キレイだったり、気味悪さだったり、色々な個性を持つ本。
よくよく考えると、こんな本が読まれるんだ。。。と思うよな本もたくさんありますもんね。
本を紹介することを通して、著者が行動力を手に入れて、会いたい人に会いに行く、一人一人と真摯に向き合う流れは、私自身にも問いかけているようでした。
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タイトルのとおりの話なんだけど、説明しようとすると面白くなくなりそうなのでやめておきます。僕も本を勧めてほしい。
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この本の内容自体は正直それほど面白くはなかったけれど、この本の作者はめちゃくちゃ面白い。
自分も本すすめてもらいたいもん。
でも、この作者とは仲良しにはなれないなーってめっちゃ思う。
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おもしろかった!
色んな人達との出会い、人間関係が
面白くて 切なくて。
勇気もらえるし 本読みたくなる。
花田さんにオススメ本紹介してほしー!!
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出会い系というより、マッチングアプリで会った人々に対して本を紹介していく話。ヴィレッジヴァンガードにいきたくなります。
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タイトルが気になり、購入。ブックガイド的な要素が強いかと思ったら、そんな事もなく。ぶっ飛んでる人かと思ったら、そうでもなく。
本を媒介にして人と繋がることで、自分の人生を見つめ直し、拡げていく。
すごく幸せな事だなと思った。
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面白かった!本が好きな人なら、誰かに読んだ本をすすめたいとか、共感したいという気持ちがあるのではないかな。それを勇気を出してやっちゃった。知らない人たちに対して。そのハードルの高さが読んでてちょうど面白いのかなと感じた。素敵なあなただから、この素敵な本を薦めたいというスタンス。深夜のファミレスは宇宙船みたい、という一文が好きだった。
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すごい経験をした人だ。その行動力が素晴らしい。
出会い系サイトといっても、異性と出会う事が目的のサイトではないらしいが、若い女性という事で、もちろん危険は伴う。出会う人も個性的な人が多く、著者は色々な方向に交流を広げていき、本を紹介していく中で、自分が本が好きだという事を再認識する。
経験を積み重ね、だんだんと要領を得てきた彼女は、ついに憧れの「ガケ書房」の店主に会いに行くという思いつき?までクリアしてしまう。
それにしても、本を紹介してもらうなんて、楽しそう。私もお金を払ってでもお願いしたい。
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大好きな場所だった勤め先(ヴィレバン)の方向性にモヤモヤを抱えながら、Xで出会った人との交流を通じて1年前とは想像も出来なかった場所に辿り着いた、という等身大の話。出会った人とのエピソードがバラエティに富んでいて面白いのはもちろん、何かひとつ武器を持ってることと行動力、強いなーと思う。
ヴィレバンと本と本屋さんに対する愛情も伝わってきて良いです。
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とても面白く一気に読んでしまった。もったいない…
著者が考え行動し突き進んで行くこの私小説は、ある種の冒険小説かのよう。続きが気になるし、ホント面白い。
そして爽快感もある。
あと、著者は、本の知識量はもちろんだが、語彙力がものすごい。本をすすめるってことは本当に難しいことで、表現力、語彙力がないと全然伝わらない。それが、この著者は何も自分では触れてないけど、とてもズバ抜けてるんじゃないかなぁと思った。
何より、読んでる私が、出てくるどの本も読みたくなったのがその証拠。
そして、すすめるということは、独りよがりではなく、その相手に心から寄り添うことなのだと、教えてもらった。
最後のあとがきは、泣きそうになってしまった。
私は人にこの本をすすめたいです。
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題名通りのエッセイ。
傷心の筆者が、Xという「知らない人と会って30分だけ話してみる」という奇妙な出会い系サイトに登録して、いろんなひとと交流をしていく模様とそこで培ったもの、過去のあれこれ、そして未来に向けて変わっていく過程が描かれている。
とても読みやすく、本を読んでいるという感覚があまりなかった。
ひとからお話を聞いているような。
わたしも本書を読むことで、会ったことのない「花田菜々子」という人物と会って30分だけ話してみたような気持ちになった。
変わったひとの変わった本を読んだという印象は全くなく、
既視感みたいなものがそこかしこに散らばっている。
ーーー自由活動のようでいて信用社会の縮図ーーー
人と人が関わっていく過程をスピーディに見せられて、読み物としてとてもおもしろかった。