紙の本
感情の敏捷性
2019/05/22 11:22
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投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
現在の自分を一歩離れたところから見つめ直し、長期的視野から建設的な方向へ方向へ視野を向かわせられるか。働き方改革が叫ばれている昨今、一度は目を通しておきたい書。
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EA(感情の敏捷性)とは今はやりの言葉で言えばマインドフルネスという感覚に近いかな。
でも感情の扱い方を実例をあげながら丁寧に説明されていてわかりやすかった。
特に「距離を置く」という感覚は非常に大事だと思った。
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キーワードは、Emotional Agility。その中身は、類書とあまり変わりがない。上記キーワードよりも、本書で引用されているヴィクトール・フランクルの「刺激と反応のあいだには空間がある」「その空間にあるのは、自分がどう反応するかを決める権限だ。人の成長と自由はその反応次第である」(死と霧)が重要。
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After reading this book, I was convinced that my sensibility for sensing poisonous gas was not wrong.
毒ガスを感知した私の感性は間違いでなかったことがこの本を読んで確信した。
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本書は、感情の扱い方について、俊敏性の視点でアプローチ方法をよく整理されています。
他の本より、網羅的。そのぶん、やや主張を捉えきれないかも。
次に読むもの
グリッド
マインドセット
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豊かな人生を送るために、自分の感情を意識的に扱い、受け入れ、折り合いをつける術を学ぶことが本書の目的です。
EA:エモーショナル・アジリティというのは、日々の状況に適切に対応できるよう、沸き上がった考えや感情を柔軟に調整する「感情の敏捷性」のことです。
感情の敏捷性は4つのステップからなります。
①向き合う
②距離を置く
③理由を考えながら歩む
④前進する(小さな工夫の原則、シーソーの原則)
結論は、「本物のレベルに達するには、日々小さなステップを積み重ねることが必要だ」です。
気になった点は次の通りです。
・ファースト&スロー システム1:素早く反射的に対応する システム2:ゆっくり熟考する の2つの感情
・経験や専門性がかえって視野を狭める、訓練された無能力
・思考の罠 4つの要因
①考えを責める(自分の行動の原因として、自分の考えを責めること)
②猿の心(過去を前に出して、未来を引き寄せること)
③状況に合わない古い考え(期限切れになった過去の物語に固執する)
④まちがった正義(自分を正当化し、自分が正しいという正義にこだわる)
・負の意識に対する3つのタイプ
①封じ込めるタイプ:不愉快で心を乱される感情はどこかに追い払った方がいいと考える
②思い悩むタイプ :自分の惨めな境遇を嘆き、悩みをじっくり煮込んだ鍋をいつまでもかき混ぜる
◎③向き合うタイプ :自分の感情に対して、好奇心と寛容さをもって柔軟に向き合うタイプ ⇒ EAへ
・困難な状況に対し、いかに向き合うかによって人生の満足度は左右される。
・完璧ではない自分を理解し、自分をゆるし、思いやる
・他人と比べない。自分自身に集中する
・自分を離れたところから見る、視点を変える
・マインドセットを固定しない。成長、変化の中の小さなステップに注目する
・自主性「しなくてはなのか、それとも、したいのか」
・シーソーの原則:過剰な能力と、過剰な挑戦のあいだに均衡をみつけること
・人間関係や創造的な人生・成長・仕事において、進歩の方法は2つ
①幅を広げる ②深さを増す この2つのバランスをとる
・限界の少し先に成長がある
・脳が成長する学習:つねに限界を広げ、自分の知識と経験に磨きをかけるようなマインドフルな取り組み
・無謀ではなく恐怖を抱えながらも目をしっかり見開いてジャンプするたびに、恐怖とともに、歩むことを学ぶ
目次は以下です。
1章 EA:感情の敏捷性(エモーショナル・アジリティ)はなぜ必要か
2章 「思考の罠」にはまるとき
3章 まずは、自由にはる
4章 ステップ1 向きあう
5章 ステップ2 距離を置く
6章 ステップ3 理由を考えながら歩む
7章 ステップ4 前進する ①その1 小さな工夫の原則
8章 ステップ4 前進する ②その2 シーソーの原則
9章 仕事を望ましいものにする
10章 子どものためにできること
おわりに