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無知なことは罪なのかもしれない。児童養護施設のことも、そこに預けられる子供たちや退去後のこと、私に何が出来るか考えさせられました。清々しい気持ちになれました。
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児童養護施設の物語。
前向きな話だし、人気作家ということで、施設に関する情報がもっと行き渡ればいいと思う。
話題になったランドセルの寄付も、実際にはそれほど重要でないこともわかる(あくまで優先順位ではあるが)。
ただ、施設にだけフォーカスするのではなく、施設に入っていなくても厳しい環境にいる子供も潜在的に存在することを知ることも必要だ。
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胸キュン要素を期待して読むのならば、ちょっと物足りないかもしれない。
児童養護施設が舞台となっている以上、あまり恋愛要素を盛り込むわけにもいかないだろう。
社会的な問題を取り扱いながら、しっかりとエンタメになっているのは、さすがとしか言いようがない。
あとがきを読んで、児童養護施設のことを知ってもらうために小説家に手紙を書いた少女が実在したことには驚いた。
これは作者としても、頑張らざるを得ないよなぁ。
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児童養護施設を巡る物語。
渡会と和泉の高校時代の恋の話が非常に共感できた。
男というものはかっこつけたがるものだよなと改めて再認識。なんというかにやけてしまう。
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もっと続きが読みたくなる。まだ終わってほしくない。有川さんの作品をよむといつもこういう感情になります。今回も例外なく、というより今まで以上に感じました。
そして最後の解説をさらった読んで飛ばしてしまうのですが、解説で驚かされた作品はこれが初めてです。
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有川浩の明日の子供たちを読みました。
児童養護施設「あしたの家」を舞台に、世間の人が児童養護施設に対して抱いているイメージとはちょっと違う、職員と子供たちの生活の様子が描かれています。
例えば、いろいろな事情で親と一緒に暮らせない子供たちは、困ったときに親に頼ることが出来ないため、進学も大きなリスクになります。
それでも子供たちは悩みながらも自分の進む道を探していくのでした。
解説で、この小説が書かれることになった経緯が明かされて、なるほどと思ったのでした。
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最近では児童についての本も増えてきたし、そこまで目新しいものではなかった。施設の当事者の思いが描かれているが、なんとなく印象に残りづらかった。とんとん拍子にうまくいく展開は、簡単に行き過ぎだと感じた。実際の手紙をもとにしている点はとても良いと思うが、他の人の事例や取り巻く人の実情など、さらに掘り下げて欲しかった。
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本当に有川さんのところに届いた手紙に端を発し、ある社会問題な現実を小説を通して世の中に認知させたと言う点は素晴らしい。
評価としては辛いですが有川さんの小説としては中の下。
が、ともすれば堅い問題提起に終わりそうなこのテーマを扱ってきちんとエンターテイメントとして読ませるだけのものにするのはやはり流石。
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再読。登場人物がみんな真っすぐで、児童養護施設の持つ問題点をわかりやすく伝えてくれるので、理解したいなあという気持ちが自然とわきあがってくる。
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重いテーマだけど、するするっと懐に入ってきて心が暖まるような、そんなお話。
主要な登場人物みんな、嫌な人が一人もいない。
読後感も良く、いい本だなーって素直な気持ちで思えました。
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いい人しか出てこないけど、素直にいい話。
疲れているときにも読める1冊。
そして、一気読みさせる面白さはちゃんとある。
途中何度か泣いて、クライマックスで盛大に泣いて、終わってほうっと息をついた後、あとがきでまた泣かされるという。。。
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新米職員・三田村を中心に児童養護施設の現状を描いた作品。
実際に児童養護施設の子供たちと接することも多いが、職員の方の苦悩などには触れたことがなかったので、すごく同感出来る部分が多かった。
ただ有川浩の作品のタッチと扱っている内容の温度差が少し感じられ、そこだけがちょっと勿体ない感じがする。
こういう作品に恋愛要素はいらないかと…
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偏見の目で見ていたものをズバッと変えてくれる一冊。
児童養護施設って、どうしてもかわいそうな子どもがたくさん入っているイメージを持ってしまう。
あー、あの子施設の子なのよねえ、なんて。
施設で生活できて幸せ、っていう奏子の思いに目から鱗。
施設に入る前、親と生活していたときの苦しみを考えるとたしかにそうなのかもなと思った。
やっぱ有川さんすごい。
そして解説も感慨深かった。そういうことなのねー!
最近、読書熱が再燃してきてて楽しい。
次読む本がひかえてるっていいね。
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施設に職員として働くことになった三田村が、
同僚の先生や先輩の先生、施設の子供たちと接することで、
養護施設の実態にせまる作品。
さすが、有川というか、おおげさな感じも一部しますが、読むほうを引き付ける感がさすがです。
本を読むということは、こういう知らない世界を知る体験になるといういい例のような感じもします。
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【あらすじ】
三田村慎平は転職先の児童養護施設で働き始めて早々、壁にぶつかる。生活態度も成績も良好、職員との関係もいい"問題のない子供"として知られる16歳の谷村奏子が、なぜか慎平だけに心を固く閉ざしてしまったのだ。想いがつらなり響く時、昨日と違う明日がやってくる。先輩職員らに囲まれて成長する日々を優しい目線で描くドラマティック長篇。
【感想】