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異端児騒動の裏側
2019/02/19 16:37
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:レイト - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヘスティアファミリア+αに対するロキファミリアの各々の考えが分かり、
スッキリした。
特にベートと春姫のくだりがよかった。
6巻のときと対比しているのがおもしろい!
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かわいそうなゴブリン問題その他視点からの話。
よくテーマにしたな、といいたいくらいこの手のモンスター倒す系の話とは相性悪いとは思うんだが。
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あーこれはアイズが可哀想だ。
ベルは彼女の英雄にはなれないのかなあ。
ダンマチ外伝のソードオラトリア。
だけど、ここんとこほとんど本編とは独立した話が続いていたのだけど今回は久々にがっつり本編と絡む話だった。
本編11巻のゼノス編最終巻をロキファミリア側から見た話。
ベルたちヘスティアファミリアがゼノスを逃がすための作戦をとっていた裏で、フィンたちはクノッソスとの二面作戦を展開していたとは、さすがロキファミリアですなあ。
そしてロキファミリアの方でもゼノスたちをちゃんと認識していた事が明かされる。
これこそ外伝の醍醐味だよね。
外伝ではこのところロキファミリアの誰かに焦点が当てられていたけど、今巻の対象はフィンだった。
自らを人工の勇者と呼んだフィンは、でもこれで真の勇者に向かって進み始めたのかな。
そしてそれはある意味ベルのライバルで神話に語られる新しい勇者の時代に導くのだろうか?
外伝の魅力がさらに増したなあ。
そしてアイズ。
自分には現れなかった英雄がフィーネには現れたのだと知った彼女の悲痛。
救われないなあ。
ベルはフィーネだけでなくそんなアイズも救うことが出来るんだろうか?
たぶん、彼女を憧れの対象と見ている間はムリなのだろう。
だからベルよ、もっと強くなれ!
期待している。
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年をとると、自分がハリボテであることを知りながら進まなくてはならないことがある、という著者のあとがきが身に染みる。そんな第10巻。
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強さって何だろうね。
ただ、相手と戦うことではない、
相手を倒して乗り越えることではない。
できないと思っているから、
今までの生き方から今が固められてしまうのだけど、
そこから一歩踏み出すことが冒険なんだろうか。
自分が冒険してなく、
ただこなしていることに、
気付かされてしまう。
気付くことができれば、次に進める。
今日のこの時から、また成長ができるようになります。
同じ物語のもう一つの側面。
本編よりも、迷いと惑いを感じる物語。