投稿元:
レビューを見る
生きるとか死ぬとか。
そのまわりにあるいろんな感情。
ちょっと悲しくて、ちょっとあたたかくて、ちょっとさみしくて、ちょっと優しい。
投稿元:
レビューを見る
テレビでチラッとみて興味を持ったので読んでみた。
設定自体なかなか面白い。
結末のつけ方はどうなんだろう。
次巻では圭司と父の話が出てくるのだろうか。
投稿元:
レビューを見る
カテゴリはミステリーだが、果たしてそうなのかと読了して思った。
一見するといかがわしい事件性を感じるが、一つ一つ紐解いていくと、故人のとても暖かいストーリーが浮き出て来て、胸が熱くなり、何故か優しい心になれて心地好い。
続編も楽しみ
投稿元:
レビューを見る
頑ななケイが祐太郎によって柔和になっていく構図かと思えば、柔らかくて本人も自覚してない闇を抱えた祐太郎がケイの信念とか物腰に絆されていくってのが……たまらなかった……。
ドールズ・ドリームのびっくりするほど優しくてあったかいケイの姿にちょっとほろりときてしまった……。
本屋に駆け込んで二巻を買ってきたのでこの後、読みます。
投稿元:
レビューを見る
ドラマ化がきっかけで読んでみた。ドラマも面白かったけれど、小説もこれはこれで面白かった。人は死んでもデータは生きている。死んだ人間のデータを削除する仕事とは何とも今のネット社会だからこその仕事だな~と思う。読んでいると自分もそのデータの中身を知りたくなってしまいついついはまっていく感じ。それでも主役の二人がわりと淡々としているので、そこが泥々した話でもさらりとした感じで進むのでかえってスッキリできた気がする。
投稿元:
レビューを見る
これ面白いね。設定も話も結構好き。連作短編で読みやすいのも良い。ドールズドリームは巧さが際立っていました。確か第一話を見逃して諦めちゃったんだけど、ドラマも観たかった。
投稿元:
レビューを見る
うまく 死者のために かつ残された人のために データの存在が生きるようなお話になってました 死んでから必ず消したいというのは 裏を返せば 生きている間に大事にしたもの ということなんですね
投稿元:
レビューを見る
死後、誰にも見られたくないデータを、その人に代わってデジタルデバイスからdeleteする仕事。新入りの祐太郎と所長圭司が関わった、亡くなった人とデータと残された人々との連作短編集。そんな事例から導き出された真実は、もちろんいいものばかりではありません。そんな中、依頼の目的が隠すためではなかった第4話が印象的です。また二人の背景が少しずつ明かされ、最後に交わされる会話がとても良かったです。だれでも、どんなことでもデータとして残せる時代です。ひょっとしたらもうこんな仕事は普通に行われているのかもしれません。
投稿元:
レビューを見る
ドラマを見ていなくて小説で初めて作品を見ました。
「依頼者の死後にデジタルデバイスから指定された情報を消去する」という設定が、一般的によくある「故人ことを忘れない」というのとは逆ベクトルであるのが興味を引いて読んでみようと思いました。
仕事を淡々とこなす上司の圭司、それに対し淡々と情報を消すことに疑問を感じている新入りの祐太郎(主人公)が時にぶつかりながら、お互いの考えに少しずつふれあい、依頼を解決していく姿がもどかしくも清々しい印象です。
「依頼者の死亡が確認されたら指定された情報を中身を確認せずに消去する」という設定は、依頼者の立場で見ればありがたいものですが、遺された関係者や社会との関係では矛盾を生む可能性が大いにあります(重大な秘密を抹消したり、家族が知りたかった依頼者の思いが消されるなど)
情報を消してもらうこと、情報を知ろうとすることそれぞれに正義(思惑とも言える)があり、第3者がそのどちらが正しいのか判断するのはまず不可能ですし、「そんな状況に置かれたら自分はどうするだろう?」と読みながら圭司と祐太郎に自分を投影させて考えてしまいました。
投稿元:
レビューを見る
2018年テレビ朝日系列でドラマ化。山田孝之と菅田将暉。とても良いドラマで、やっと小説を読了。ドラマより物語はおとなしいというか、パソコンのデータの消去というイベントがなければ、ひっそりとした印象。それもとても良い。ドラマも再視聴したい。
投稿元:
レビューを見る
死後、誰にも見られたくないデータを削除するという仕事を行っているという話のミステリー小説。
ただたんに、端末に一定時間触ってない場合に自動的に消すのではなく、その人物の知り合いになりすまして本当に死んだのかどうか確かめるというのは、どこでそんな演技力を身につけたんだと思った。
なので、中には意識不明の重体な人もいたりして、すごい徹底してるなと思った。お金の話はでてこなかったけど、いったい、いくらで請け負っているのだろうか。
謎解き要素については、悪くはないのだけど、なんとなくモヤモヤした。なぜだろうと考えてみると、肝心の依頼者である本人が死んでるか意識不明の重体で、本当の真相は分からないからだと思った。
それでも、面白くはあったので、次巻も読みたいと思う。
特に、5本収録されているうちに、4本目『ドールズ・ドリーム』は特によかったと思う。依頼者の勘違いというのもあるけど、その発想は無かったと思った。
投稿元:
レビューを見る
あなたの死後、不要となるデータを削除します。
依頼人の死亡が確認できれば削除する。
遺されたもののことは考えず、依頼人の依頼を遂行するのみ。
そんな雇い主の考えに賛同できず、遺族のために、依頼人のためにと駆け回る主人公。
削除するのは誰のためなのか。
依頼人を第一に考えるケイも間違いではないし、遺されて生きなければならない人たちを思うのも間違いではない。
明日死んだらどうなるだろ。
そんなことを考えたりしました。
投稿元:
レビューを見る
ドラマ化原作の連作ミステリ、初めての本多孝好。
「依頼者の死後、誰にも見られたくないデータの削除を代行する」という契約を遂行する事務所を舞台に、死の真相と残されたデータを主人公二人が葛藤しながら解き明かす姿を描いています。
ドラマを何話か観ていたのですが、違いを楽しむ意味でも読んで正解でした。続き読みます!
投稿元:
レビューを見る
死後、誰にも見られたくないデータを、その人に代わってデジタルデバイスから削除するという仕事を行う圭司と祐太郎の対称的なやり取りや彼らが依頼人の秘密のデータを覗いてしまうことで、思わぬ真実を暴いたり、事件に巻き込まれてしまったりする様子にハラハラした。また話が進むことで祐太郎の過去が徐々に明らかになっていくのも続きが気になった。
投稿元:
レビューを見る
依頼者の死後、デジタルデータの削除を請け負う事務所のアシスタントにして働くことになった主人公と所長(と言っても2人だけの事務所だけど)のお話。
案件ごとの短編になっていて、そのそれぞれに違ったドラマがあるのだが、基本的には依頼者の依頼を尊重(=死亡が確認できたら機械的に削除する)したい所長と、依頼者の死亡を確認するために遺族や関係者に接触するたびに、遺された人たちのことを考えてどうにかできないかと行動する主人公が意見をぶつけあいながら結局主人公に協力してしまう所長の図。
作者の作品が大好きで全部読んできたが、死期が迫る患者の願いを叶える青年の話である「MOMENT」の2人バージョンだと思った。個人的には、「MOMENT」や初期
作品のような、主人公が一人で悶々とする感じの方が好みかな。
依頼主は依頼時点では死期が近いわけでも自殺しようとしているわけでもないが、万が一のときには人に知られたくない秘密を持つ人。描かれている作品では、主人公はその依頼人と接触していることは少なく、依頼主の死を確認するために残された人々に接触し、その思いに同情して本来依頼主が誰にも知られたくないと思っていたものから遺族の思いを叶えようとしてしまう。それに対して、冷静に依頼を遂行しようとするものの、何だかんだながされてしまう所長。
そりゃ接点が多い方におもいいれしてしまうよね。なんだかもやもやしてしまっている自分がいる。続編でてるし積読しちゃってるけど読むかどうか悩み中。。。