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こんなにいろんな物語を描けるって、天才以外ないな。
そんな作者を深掘りした特集本です。
こんなにいろんなマンガ家先生に尊敬されてるってのもすごいな!!
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P46にモロ☆先生の文章。
このたびは文藝別冊『総特集 諸星大二郎』増補新刊をお買い上げいただき、有難うございます。前とほとんど同じ内容なのに描き下ろしを加えただけでまた同じ本を売ろうというあくどい商法にもかかわらず、また買ってくださったお客様には、特に厚く御礼申し上げます。
つまり、そういうこと。
2011年の本も買ってるから、どうしようかと思ったけど、星野之宣先生との対談が収録されてるので、購入。文芸別冊史上、最も厚い本とのこと。編集者も特集したくなる存在なんだな。
個人的には、海神記の続篇を熱望している。
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大満足の一冊でした。『10代の頃に描いたらくがき』で著者が『前とほとんど同じ内容なのに描き下ろしを加えただけでまた同じ本を売ろうというあくどう商法』などと書かれていますが、もし前作を買っていたとしてもまたこちらも買っていると思います。特に巻頭の対談は2017年11月のものですし。内容充実で表紙が私の好きな栞と紙魚子なのもとても嬉しい。その言及されている”前の”本は2011年に出版されたそうで、私はその頃日本での出版物が手にはいらない情報も極小の時期だったので、こんな良い本が出版されていたとは知りませんでした。あくどかろうがなんだろうが出版してくれてとてもよかったです。
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・無口な諸星も星野との対談では結構喋る。本当にいい意味でライバル。
・ヒグチユウコのイラスト!
・「恐るべき丘」凄まじい……。
・ロングインタビュー。
・アイデアスケッチ。いい。
・仕事場。
・「シナリオ」。先日「浦沢直樹の漫勉neo」で知ったが、最初にワープロで書いて印刷したものを製本して、それをもとにしているらしい。しかも台詞を印刷して貼り付けした上でネームを作るんだとか。いい本だなー。
・キャラクター事典。72面白い。
・作品解説55。これもまたいい。
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萩尾望都、山岸凉子、高橋留美子ほか豪華寄稿陣。巻頭カラー全36ページに及ぶ星野之宣との新規対談、描き下ろしカラーマンガ、単行本未収録作など、増補内容も大充実。
『文藝別冊 諸星大二郎』(2011年発行)が6年半ぶりに大復活。
新規掲載100ページ、全336ページの大ボリュームとなりました。
文藝別冊史上で最も厚い本となり、内容も超充実の「大増補新版」です。
●巻頭カラー
描き下ろしマンガ 「カタツムリの話」
●親友対談
諸星大二郎×星野之宣
「稗田教授と宗像教授、北海道で再会!」
●お蔵出し企画
諸星大二郎 責任編集ページ 「10代の頃に描いた落書き」
●特別寄稿
萩尾望都、山岸凉子、吾妻ひでお、星野之宣、江口寿史、高橋留美子
伊藤潤二、藤田和日郎、高橋葉介、上條淳士、ヒグチユウコ
●リスペクトインタビュー 細野晴臣
「日常に潜む何かを描かせたら、諸星さんは世界一だと思う」
●単行本未収録マンガ
「怒々山博士 未踏の大砂漠を行く」
「怒々山博士と珍面犬」
「怒々山博士と宇宙からの訪問者」
●最新イラストギャラリー
2013年から2017年に描いた最新イラストを一挙掲載!
●マンガ32ページ
幻の初期作品 「恐るべき丘」
●諸星大二郎 2万字ロングインタビュー
―「現代の神話」を語り続けて ―
●アイデアノート 大公開
「Gの日記」「海神記」「鳥居の先」
●カラー8ページ
諸星大二郎の仕事場 ― 諸星作品の生まれる場所 ―
●諸星マンガの貴重なシナリオ初公開
「ロトパゴイの難船」「栞と紙魚子 本の魚」「西遊妖猿伝 伊吾城の章」
●キャラクター事典
稗田礼二郎、栞、紙魚子、コドワ、孫悟空、通臂公、無支奇、ヒルコ ――。
厳選された名・珍キャラクター72キャラを一挙解説!
●諸星大二郎×呉智英 公開対談「諸星大二郎の神話世界」
●「人類学」「民族学」「中国文学」で読み解く諸星作品
●55作品徹底解説、全351作品リスト
「暗黒神話」「孔子暗黒伝」「妖怪ハンター」「マッドメン」
「西遊妖猿伝」「栞と紙魚子」「諸怪志異」「グリムのような物語」――。
48年間で描き続けた数々の名作の中から55作品を徹底解説。
全作品リストも最新版に更新し、データページも大充実!
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買わされてしまった形だが、内容は前のよりけっこう充実していて楽しい。みんな諸星先生ほんとうに好きよねえ。これほど愛されたマンガ家ってあんまりいないよな。
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私は、西洋妖猿伝、孔子暗黒伝、暗黒神話は読んでいる。碁娘伝、栞と紙魚子も機会があれば読みたいと思っている。私は前の号は持っていないので、十分楽しめました。