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仕事は2番とあるからもっとラフなコメディタッチな感じを予想していたのだけど、ちょっと好みじゃなかったなぁ…前作は好きだったので残念
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事務機器の会社でのお話。若くして課長代理の肩書きを持っているが単に仕事が増えただけの優紀、部下たちにバカにされ娘からもバカにされている総務課の課長内野、新人時代に厳しかった先輩が育休明けで戻ってきたらいつも遅刻ギリギリで定時で帰ることにイライラする沙也、会社では頼れる上司だが酒癖が悪く、入所している父親のことは全て妻に任せている岸、優紀とのトラブルで会社を休職中のかおり、清掃員として働いていて定年間近の立科の後釜は清掃会社の社長の息子で元引きこもり。みんないろいろ悩みを抱えている。
かおりとトラブルを起こして優紀は、少しかわいそうかんじもしたけどちゃんと確認するべきだったよなぁと思った。沙也は沙也で気が強くて有給のことや育休明けで戻ってきた先輩にイライラする気持ちも分からなくはなかった。だって、電話の取り方やいろいろ自分に注意してくれたけど、それって私が注意されたことを今あんたがやってんですけど!ってなるわな。
岸さんみたいな人は、会社の上司として出会えれば本当にいい人だなと思う。プライベート最悪だったけど、やっぱり後輩部下に慕われているのは大きいよね。奥さんにしたことは最低だったけど。かおりはメンタル弱すぎでしょ。輪の中に入れないのは分かる。あのトラブルは優紀も悪かったけどさ。ちゃんと話し合いをすればみんなが不幸になることなかったのかなと。ただ親がなー特に母親が毒っぽい。
なんかこの話を読んで、やっぱり仕事するって大変だし、人間関係って仕事でもプライベートでも大切だなと思った。
2018.8.5 読了
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事務機器販売会社で働く人達の連作短編。
決して明るく楽しい話ではない。
でも、その分リアルで、興味深く読みました。
仕事の出来る岸課長が、実はお酒に飲まれてしまうことを悩んでいて、「飲まなければいい人なのに」と言われているという話、実は過去に身近にいた人を少し思い出してしまい変な気分になってしまった。
現在はパート主婦。
OL時代に読むとまた違った気持ちになったかなとは思いました。
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順調そうに見えるあの人も、強気に見えるあの人も、みんな何かを抱えて仕事してる。
あなたは登場人物の誰に自分の姿を重ねますか。
すこーし進め方に不自然なとこも最初の方あったけど、一つ一つのエピソードのモチーフがリアルで身につまされたり、私だけじゃないんや!とホッとさせられたり。
数珠つなぎ的に物語がつながっているのも面白かったです。
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初読みの作家さん。連作短編集だった。
1つの会社で働く人たち、それぞれの目線や境遇、男の人、女の人のエピソードがあって、共感する部分もありサクッと読了。
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会社内部の事情は、会社ごとに違うだろうから置いておいて…
それぞれがささやかながらドラマを抱えてる。お金お金金儲け!なんて考えをもたずに、社会に属するために働く人たちもたくさんいる。そんなことに改めて気づかされた。、
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お仕事連作短編集。
事務職に縁のない私には
ちょっとイメージしずらいというか、
女子ばっかりは面倒だなぁということと
いい上司がいい家庭人であることは意外とない、って
感じだったかなぁ。
なので「最後の日」が一番好き。
仕事って何番だろう。
別に好きな仕事じゃないけれど、むしろキライだけど、
働けることは感謝している。
でも一番ではないか。
この順番もその時その時で変わるんだろうけれど。
自分の中で1番だろうが2番だろうが
仕事はきちんとしなければならない。
1番の人がやればいいじゃんというのも違う。
きちんと着実にやれば、
本人が望む望まないに関わらず
職場での存在価値は高くなる、そういうものだ。
子育て真っ只中だった頃、
目に見えるところ、
見えないとことで多くの人が助けてくれた。
今は微力だけれど恩返しの私だと思っている。
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人生の大半を一緒に過ごすことになるかもしれない仕事と、男女年齢立場それぞれの向き合い方が丁寧に描かれていた。
仕事が1番、とは言えないんだけど、なんだかんだ色々あって、結局仕事のこと沢山考えてるんだよ、
という感じがよく出ていた。
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オチがない、というか。
それぞれの物語が終わって、どう捉えていいか分からなかった。
それぞれの登場人物は、人となりがとても受け入れやすく(いるよね、こういう人!)書かれていたので、彼らが成長したりしていく姿を、もう少し書いて欲しかったかな。
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会社に勤めるとこんな感じなんだな
ランチ行ったりしてみたい
バリバリ働いている人も私生活ではどうかわからない
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登場人物の嫌なところが出てきて
昔の自分の嫌なところとか思い出したりして
なかなか嫌な気分になったりした。
ちょっとしんどかった
けど
終わり方が好き。
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最初のエピソードが気になったので、気軽に読んでみたら結構キツかったです笑
でも、オチがないからこそ救いある終わりだった気がします。安易に成長しないところが好きです。
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こざわたまこさん 初読みです。
6話収録の連作短編集
タイトルからお仕事小説だと想像していましたが
全篇に共通するテーマは「コミュニケーション」
良くしていた部下に後ろ足で砂を掛けられる様に去られた優紀
たった1度の出来事でそれまでの親密な関係性が損なわれるのが悲しい。
ママさん社員に不平不満が溜りその感情を持てあまし、彼氏との仲までギクシャクしてしまう沙也
子どもの頃から輪に入れずコネで入った会社も休職する事になったかおり
仕事が出来ず家庭にも居場所がない中年課長・内野
どこにでもいそうな登場人物達が、人間関係で悩み傷つき、自分の居場所を探し彷徨っている。
切なくて悲しいエピソードの中にもかすかな光が見えて読後感は良い。
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ラジオで紹介されてたので読んだ。総務課舞台の連作。どの話もコミュニケーション不足が根っこにありそうな話ばかりなのである意味、勉強になります。コメディタッチだけど重いテーマです。改題文庫化されなのが「明日も会社にいかなくちゃ」だそうです。
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私が働く上で感じることが書かれていて共感しながら読めた。どの短編も問題がはっきりと解決するわけではないけれど、何かしらのアクションをし始める主人公たちに背中を押してもらえた。