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露悪は筋書きのためだけではなく、矜持と指弾の照れ隠しのようにも思える。ミステリファンほど刺さるだろう渾身の一作。
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多重解決ミステリーって、初めて読みましたん!
話の中と現実世界で同時進行なのも面白い。
欲を言えば、現実世界の方をもっと深めて欲しかったかも!なんで、スパイになろうと思ったのかとかね!
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初めは、面白そうと、思いながら、手に取ったのだが、、、、
回答者の早い推理で、少し、気が抜けてきたのだが、、、それから、ドンドン回答者が、出てくるたびに、そういう伏線が、含まれているのか?と、思いながら、今までの推理小説のオチの部分が、色々と、あるのだと、、、、
しかし、最後は、どの回答も正解しても良いのに、回答者が、出ないようにしている背景が、浮かび上がる。
抽選のガラガラの箱みたい、特賞が、入ってないのと、同じような、、、(笑)
小説の構成はすごく良かったけど、、、何故かまどろしい感じがした推理小説であった。
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なんだろう、面白い設定思いつくな、ってのが1番の感想。
解答者の答えも、解答後の展開も、よく思いつくなぁと、ミステリーというより話の持っていきかたが面白かった。
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非常に癖がつよい。読む人を選ぶタイプの作品で、自分の好みに合わなかった。
多重解決ミステリの究極系を目指した結果、バカミスに近づいてしまった印象がある。
試みはおもしろいものの、15も解答があると説得力の薄いものや強引に感じるものが混ざってしまい、途中で読んでいる方が息切れをおこしてしまった。
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これは素直にすごい。多重解決の極北とは確かに。次々に披露される推理には、笑いながら圧倒される。ミステリ読みなら必読。
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年末の謎解き番組のミステリーオタ大会。推理しては覆され、の繰り返しでだんだんバカミスっぽくなってくるが面白かった。
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【ミステリーならアリーナ席で】
「でもアリーナ席ってほんとにいいんでしょうかね。舞台近くというのは魅力的ですが全体を見渡せないし、急ごしらえ感が否めないというか、中2の夏の転校生みたいな感じじゃないですか?」
「アリーナ、アリーナ席にも定義は色々あるから一概には…ってなにその比喩?!怜華ちゃん今日は違う雰囲気出してるね?!インテリ過ぎて不思議ちゃんキャラと化している芸能人のモノマネですか?!そんな恋人できちゃった?!」
「樺山さんがヒドいのは今に始まったことじゃないですが、その【?!】の連続は今までよりもキモチ悪さ20%増ですね。というか急に名前呼ばれても私達が誰だか皆さんわかりませんよぉ。それこそ4階席の未読者の頭お花畑さんたちを無視して次の演奏やっちゃうみたいなー」
「はぅあ!ヒドいのをヒドいと言われただけでは"ド"Mの私はなんとも感じませんが、視聴者を置いてけぼりとは不肖わたくし樺山桃太郎、一生の不覚です。しかしここまで本編レビューや感想と関係のないこの文章を読んでくださった方々です。素晴らしい方々です。きっと、驚天動地、いままでの経典とどうちがう、『ミステリー・アリーナ』も読んでくださるはずです!!!」
「(きもちわる…)ぜひ読んでみて私達がどう関わってくるのかチェックしてね。」
〈本レビューは本編と全くそれはもう関係ありません〉
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笑った笑った。
コロナ禍でマスクしてるから顔がニヤけても周囲にバレないのをいいことに、電車の中で思いっきりニヤけながら読みました。
いかにもクローズドサークルになりそうな匂いプンプンの冒頭、ちょっとベタだなぁと思ってたら近未来テレビ番組に切り替わり、読んでたものは出題のミステリつまり作中作で、番組は犯人を当てた回答者がキャリーオーバーした20億円を賞金で貰えるという国民的年末番組らしい。
早い者勝ちなものだから、回答者は序盤から先のストーリーを読んで犯人を「推理」するんだけど、深読みに深読みを重ねた珍回答と、それを避けたり採用したりして妙な具合に展開しどんどん駄作化してゆく出題ミステリに笑わされました。
特に、並木=人間説と、たま=バレリーナ説は大笑いしちゃった。平さんがめっちゃ性豪キャラ設定になっていったり、ヒデが女性にされたり老爺にされたり、登場人物の属性がどんどん(変に)肉付けされていくのも可笑しかった。
一人二役、二人一役、多重人格、性別誤認、ダイイングメッセージ、見えない人、名前のトリック…。実は回答者の回答は、そのままミステリのトリックのパターンだったりする。
こじつけっぽい回答もあるけど、推理が開示される段階でミステリの暗黙ルールが浮き彫りになる。
ミステリそのものを解体してゆくような展開がとても面白かったです。
それにしても、出題ストーリーの文面を一応説明のつく程度にぼやかしつつ具体的な表記にするのはさぞ大変だったろうなぁ。
破綻してるけど(笑)。
臓器の強制提供が合法化され回答者が臓器移植のドナー候補だと明かされて、急にブラックな話になってきてこっちの世界もミステリ化する。
最後はドタバタ劇っぽかったけど、まぁご愛嬌。
とにかく退屈しない作品でした。
あと、司会者は出題ミステリの展開は15通りって言ってるけど、各分岐点でだれが犯人と指摘されるか分からない中で複数の展開を用意するなら、各分岐点の枝葉に容疑者の数だけ別展開が必要になる。
大変だぞこの仕事は。
ギャラ3億でも妥当だと思う(笑)。
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ミステリーのあるあるが盛りだくさん。どうなるのか最後まで予想がつきません。終盤のたたみかけは、私は、大いに笑わせてもらいました。
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面白い…んだけどなぁ!!
ミステリの仕組みをこれでもか! と使い尽くした作品。
何を話してもネタバレになる、という言葉がこれほどハマるものもなかなか無いですね。
技術的には凄い、というか仕組みは凄いのはよくわかるんだけど…うーん
なんとなく書き方というか、キャラクタであったり言葉遣いであったりがいまいち好きじゃないので、仕組み頼みで読み続けられました、という感想になってしまう。
なんつーかな、美しくないものは、美しくないのだよ。
構造的にはほんとに、傑作。
☆2.8。
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#読了 深水さんの作品を読むのは初めてです。嵐で孤立した館で発生した殺人事件に、ミステリーオタク達が謎解きに挑む、多重解決作品
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オチが戦隊モノみたいで面白かった。
司会者がひどいけど、大きな矛盾なくあれだけの分岐する?シナリオを書けるのはすごい。
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前半のドキドキワクワク感と、後半のぶっ飛び感の落差が楽しい。ミステリー好きであればあるほど、楽しめる一冊だと思います。
なにより、この物語を書ける作者が、トンデモナイ才能の持ち主ですね。〈シュレディンガーの猫〉の例えもピッタリでした。
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ミステリーを題材とした番組に参加した14名が、同じ問題に対してそれぞれの視点から回答に挑む物語。
それぞれの回答の中には、「これだ!」と思うものもあり、まさに多重推理のお話という感じでした。
私の好みには合いませんでしたが、面白く読めました。