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当代きっての書き手たちが腕を振るった超豪華アンソロジー結婚を男が切り出せないでいる理由。それは「祖母が殺人犯だったから」。曾祖父を殺した祖母の真意を探る芦沢央「許されようとは思いません」。ほか、東野圭吾、歌野晶午などが腕を振るった、超豪華アンソロジー!
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「Propose 告白は突然に」
隠れたテーマがある。それは何でしょう。答えは解説にあり。
本書は、日本推理作家協会編「ザ・ベストミステリーズ 推理小説年鑑」(2015年度版)を二分冊し「ミステリー傑作選」としたものの1冊。表題のプロポーズという言葉から恋愛/ラブコメディを期待したのだけど違ったのだが(そもそもミステリー傑作選て表題にあるしねw)、初の作者もいて楽しめました。特に好みな短編は★を付けてます。
■許されようとは思いません/芦沢央★
村八分という現代も残る閉鎖性に苛立ち、腹立てた後、すっとわだかまりが解けるラストが絶妙。題名の意味が最初と最後でがらっと変わる。
■散る花、咲く花/歌野昌午
父・辰雄の見舞いに持参する花が消失する。この謎が解けた後、最後のオチで一気に物語の模様が変わる。え!そういうこと?となる。改めて感じた作者の幅広い筆力。密室殺人ゲームシリーズの作者とは思えないw
■ドールズ密室ハウス/堀燐太郎
おもちゃ探偵という設定も面白い。終わりが少し哀しみを誘う。お初の作者ですが、紹介文がこれまた凄い。しかし、久々に火遊び系の探偵を見たな。
■十年目のバレンタインデー/東野圭吾
未練を残す元恋人から10年ぶりに食事に誘われた売れっ子のミステリー作家。彼の運命は急転する。読んでないつもりが実は読んでいた短編。
■雨上がりに傘を差すように/瀬那和章★
街に相応しい女性になりたいと頑張る果歩。しかし、自分に自信が持てない。そんな中出会った老人との交流を通じて果歩は成長していく。
■自作自演のミルフィーユ/白河三兎
妻に浮気を疑われた夫の悲劇かと思いきや。ミステリーぽくないが、ちゃんと謎解きはありました。しかし、一番のインパクトは、タージ。。。
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※ちと辛口になったなぁ、、、。
東野氏の作品が入ってるアンソロジー。東野氏以外の著者を知らない為、新たな出会い(?)に期待して。
「許されようとは思いません」芦沢 央
古い時代の話なので著者は年を召した方と想像したが、いやいや若いですね。陰鬱な話の流れの中で最後は読んでるこちらが恥ずかしくなったね。
「散る花、咲く花」歌野 晶午
中盤まではなんとなくな感じ。終盤に急展開。
「ドールズ密室ハウス」堀 鱗太郎
私のなかでは、これが一番かな。ドールズハウスに興味が湧いたよ(^^♪
「十年目のバレンタインデー」東野 圭吾
う~ん。期待とは違ったね。大筋は良いがちとコメディっぽいというか、あそこで手錠はないだろう。
「雨上がりに傘を差すように」瀬那 和章
不思議な感じの女子大生。最後に泣かせる。
「自作自演のミルフィーユ」白河 三兎
これがミステリー???
かなり冗長的。ラストが予測されてからも無駄話で引っ張る(笑)
全体を通して、私がイメージするミステリー小説/推理小説とは違っていましたが、あとががきは良かった。最後に救われる思いがした(笑)
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色んな人のお話が載っていました。個性って言うんだろうか。..プロポーズという題の元に書かれたお話。さぁ~~~と終わってしまったのやら、なかなか進めないのやら・・・・
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*結婚を男が切り出せないでいる理由。それは「祖母が殺人犯だったから」。曾祖父を殺した祖母の真意を探る芦沢央「許されようとは思いません」。十年前、一方的にフラれた彼女から、レストランに呼び出された売れっ子作家。甘い夜を期待する作家に鉄槌が下る東野圭吾「十年目のバレンタインデー」ほか全6編*
6編とも全く異なる趣向で書かれているので、短編集ながらたっぷり楽しめます。お目当てだった芦沢央氏、歌野晶午氏はもちろん、久しぶりに読んだ東野圭吾氏の作品が特に鮮や&爽快で好き。
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6人の作家の短篇ミステリー
この作家の作品はまた読みたいと思った作家と‥
初めて出会った作家は3人プロポーズ告白は突然ににいちばん近い作品が良かったかな