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紙の本

未来からの問いかけ

2018/08/20 19:18

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:doukan - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公は企業の優秀なロボット研究員で、その家族と周辺の人々をめぐって話は進む。主人公が開発したアンドロイドが人間同様に活躍している時代を描く。だが、いわゆるSFというより、政治や社会の課題を考えようという問題提起に作者の主眼はあるようだ。政治的な小説と呼んでもいいかもしれない。
 作品の中では、原発事故による放射能汚染や核兵器、革新的技術と倫理、独裁的な政治と市民の無関心、情報の管理・統制など、すでに現代の私たちの社会が抱えているさまざまな問題が登場してくる。未来ではどのように解決しているのか、いないのか、興味をひくところだろう。
 長編だが、たくさんの問題を盛り込んでいるため、ストーリー展開はずいぶんと急いだ感があり、もっと掘り下げてほしいと感じさせる部分もあった。
 ただ、作者の問いかけは全体を通して強く伝わってくる。東日本大震災とその後の政治、社会状況を踏まえると、こうした問題意識を持った文学作品がもっと数多く世に出され、多様な切り口で議論を引き起こしていってもいいはずだ、と思わせてくれた一冊だ。

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