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作中登場する大島由美子さん、山岸凉子さんなどのDNAが凝縮され、全寮制少年愛ものを古屋兎丸さんの世界観で表現したらこうなる、と言う妙技と言うかなんというか…人形である少年たちの世界と、それを想像してしまったアマネの内面の葛藤が相まって、懐かしいのに新しい、こんな漫画見た事ない!!
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自分のことを守るのに必死ないじめっこサイドと相手を守りたいいじめられっこサイド、どっちも痛々しいなあ。閉鎖空間でのこの陰湿さはこたえる。
笹川さんいい人すぎる。
天音、ごく普通の喪女かと思ってたけど……??
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フィリクスたちとの別れのシーンはとても切なかった。
アマネギムナジウムが過去の自分の物語を投影していることがわかったときに、天音の中学時代の回想が入るのですが、「これちょっと長くなる?」と思った絶妙なところで、現代に戻る。
「このまま永遠に続くはずのないもの」とわかっていて、読み進めるのはとても寂しかったですが、兎丸先生の作品は、別れと希望がセットのような印象があります。
キャラクターひとりひとりもわかりやすく個性的。
私はエルマーが好きでした。
そして、人形の絵がとても美しい。
現実とファンタジーがちょうど良い塩梅で組み合わさった素敵な物語だと思いました。
笹原さんと距離は縮まったものの、結婚・同棲に至らないところが天音らしくてとても良かったです笑