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田舎暮らしの負の側面に気づかせてくれる良書。
隣に住んでいる人が誰かも分からない匿名性が守られた都会でしか生活したことがないので、正直想像がつかない世界である。
やはり、移住するなら海外がよいかな。
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良書。
子どもが大きくなる前から2拠点生活を始めて、大きくなったら自家菜園をしながら生きていきたいと思い、ここ半年、緩やかに情報収集をしていたのだけど、調べれば調べるほど、なんだか薄い霧のかかった頑丈な壁があるのを感じていた。
この本を読んで、自分の無知を恥じた。
風光明媚な農村地帯の掟の裏にある先祖代々開墾してきた土地の歴史。互助とヒエラルキーと無視の文化。
理不尽で意味不明でしかなかった文化に対する理解が進んだ。
その結果、自分の求める住処の条件や、今身につけるべきスキルが、ぐっと絞り込まれて見えてきた。
2拠点生活や移住を考えている方に強くお勧めしたい。
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この作者はよほど移住先の田舎に恨みでもあるのだろうか。昨今のテレビ特集における田舎の良いところばかりを映す風潮に苦言を呈するのは理解できる。しかしながら、すべての移住者が失敗しているわけではないだろう。そうであれば、ここまでブームになる事は無いはずだ。それを差し置いて、移住したら、こんなことが待ち構えているぞと読者を脅かさんばかりの口調には、正直言って辟易した。私は、人を不安に貶めるような人の発言にあまり耳を傾けないようにしている。そのため、有益な情報もあったように思うが、この本の評価は低くせざるを得ない。この本は、田舎に淡い憧れを抱いている人の夢を粉々に打ち砕かんとする悪意に満ちているように感じた。
もっと「こういう一面もあるが、しっかり気をつければ、望んだ移住ライフが手に入れられますよ」くらいの元気付けるような内容であったらよかったと思う。