紙の本
女たちを怒らせてはダメ
2018/07/04 20:04
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投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずっと一緒なわけでもなく、ましてや同じままでもいられないのは人間の良し悪し。正しいとは一体誰の何の基準なのか?他人と比べてしまう性は男も女も一緒変わらないかも。自分の価値観を相手に押し付けてはいけないのだと痛感。
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正直あまり期待していなかったのだけど、良かった!!
本当に誰もが話題にしたくないけど,
最大の関心事が丁寧にいやらしくも率直に描かれていて良かった。
「正しい姿」なんてのは幻想で本当はないのだろうけど、誰もがそのありもしない「正しい姿」の幻想に囚われている。
どのお話もチクチクと痛かったり胸をざわつかせるのだけど、なぜか読んでいて幸福だった。
一番好きなのは「幸福な離婚」。別れを決めたから穏やかに過ごせるのかもだけど、ミヤとイツキには別れて欲しくないなー。
「偽物のセックス」の主人公が玉木宏に思え、「描かれた若さ」の胸くそ悪い主人公はとろサーモンの久保田に思えてしまった笑
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【日常には、空洞になっているものがある】容姿、セックス、離婚、老い…。みんな本当は興味津々なのに、はっきりとは言葉にしないもの。女性の隠し事の正しい姿を描いた物語。
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温室の友情、海辺の先生、偽物のセックス、幸福な離婚、桃のプライド、描かれた若さ
別れを前にした夫婦と男と女の加齢の違いが良かった
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連作のようで、違う?
恋愛に正解とかないんだろうな。
夫婦でも、恋人でも、自分が一番正しいって思ってるかも。
あんまり好きな話ではなかった。
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短編6作。
正しいか正しくないかはどうでもいい。
女が正しいと言えば正しい、そして正しいと思っていれば、何より平和だ。
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これが「正しい」のかどうかはわからないけど
自分にとって正しく進むことが大切なのか。
温室の友情
桃のプライド
なんだか身にしみた。
「あなたたちは求めるばかりで、
求められることを考えていないから」
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セックス、結婚、プライド、老い…。話題にしにくい、でもみんな気になる他人のあれこれ…
他人の生活を覗き見してる気分
好きな話は「幸福な離婚」
離婚なのに幸福?って思ったけど、"限られた時間だからこそ幸せに過ごせる"ってちょっと切ない、、、
「描かれた若さ」はちょっと恐かった…
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2016〜17年の「オール讀物」初出の3篇、2016年の「週刊文春」初出の1篇、「小説BOC3」初出の1篇に、書き下ろし1篇を加えた6篇の短編集
「温室の友情」と「桃のプライド」は登場人物が同じ。
中等部から大学まで一緒の同級生4人のうち、遼子と恵奈は同じ企画職のキャリアウーマンで、遼子は密かに恵奈に扮して恵奈の不倫相手の家に乗り込んで恵奈を救出する。怖っ!
芸能界に入った環は外の3人に優越感を持っていたが、不安定な身の上におののきだす。
面白かったのは「幸福な離婚」。年度末の転勤昇進を期に離婚しようとを決めたミヤとイツキは、諦めたことでかえって残されたの二人の時を大切にしようと思うのだが、互いの微妙な気遣いと一緒に過ごした慣れた感覚が、幸せを自分の手で壊していくことの不安が、とても良く分かる。
セックスレスの夫がセックスを堂々と肯定する隣人の妻に惹かれる「偽物のセックス」と、婚約者の懇願で肖像画を描いてもらう「描かれた若さ」は、ザワザワする不気味な感覚がいい。
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ヒリヒリするような感覚。ちょっと痛いところを触られるような感じがあって、悲しいような、懐かしいような。
帯の『セックス、結婚、プライド、老い…。 話題にしにくい、でも最大の関心事。その正しい姿をモチーフに描かれた、覗き見したい物語。』とは、ちょっと違うと感じたけど、おもしろかった。
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女性にとって大きな声では言いにくい「正しいこと」をテーマにした6つの短編。
友情やセックス、離婚、容貌、老いなどが柱となっていて、不気味なホラーテイストのものがとくに印象に残る。
今ひとつカラーが統一されていないと思ったら、初出の媒体が異なるものが2編あった。口にしにくい「正しい」ことに目をつけ、グロテスクとも言えるひんやりとした感覚で迫るのはおもしろかったので、表題をより色濃く打ち出すために寄せ集めにしないほうがよかったのでは。
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読みながら、「正しいって何だろう?」と考えてしまう。そんな本でした。
世間的に正しくなくても、『幸福な離婚』のような選択は優しくて良い。
逆に、正しさに囚われすぎるのは怖い・・・。まるで呪縛のようだなぁと思いました。
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表題作を含めた6つの短編集
さわやかできらきらしたものから後味のよくないドロっとしたものまで。
海辺の先生が1番好きでした。
前半の汚らしい飲み会から一変高校時代のステキな思い出。先生との出会いが彼女の人生を変えたと言っても過言ではないでしょう。
最後の話はホラーテイストだったけど、女性を若さや容姿で見る男に制裁を!って感じで痛快でした。
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「温室の友情」★★★
「海辺の先生」★★★
「偽物のセックス」★★★
「幸福な離婚」★★★
「桃のプライド」★★★
「描かれた若さ」★★★
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最近、かなりの確率で読んでます。
女性のどろどろした部分を描くのがとてと上手ですね。
私の中のどろどろしてる部分も読み終わると少し薄れるんじゃないかと感じます。