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いつかたどり着くかもしれない人工知能を持ったロボット。亡くなった妻をプログラムしてロボットとして蘇らせた。どこからどこまでが人工知能で、奇跡なのか。
読み始めてすぐなんとなく先が読めてしまったかな(^o^;)怖い展開になっていって最後は突如きれいな着地。人工知能を持ったロボットがここまでしたら…勝手に人のSNS を見たりメールしてきたり、心情を解析して人を操る様になってきたとしたら…怖いなあ。
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全体としては悪くなかったが、前作が良かっただけにチト拍子抜け。
AIについての説明は何処かから借りてきただけみたいな感がしたり、同じ説明の繰り返しで鬱陶しかった(SF作品ではないなら寧ろこの辺はボカシた方が良かったかも)。
プロットや表現力についても粗雑さが目立つ(前回は往復書簡形式だったので目立たなかっただけか…)。
結末も個人的には中盤からの流れのまま、例えば全員が泥仕合で殺し合って最後に残ったのがはるかだったみたいな展開の方が良かったと思う。
また静かに締めるのならはるかが改心するまでの説明が足りな過ぎる。
あと最初の石の話は、最後の一文のためのお膳立てのためだけだったのも糞詰まり…。
はるかがすぐに石を見つけ出したのは、元々超能力があったからとか、石が消えたのも異次元からの作用によるもの(映画「インターステラー」参照)だったとかの説明があっても良かった。
追伸
61頁から62頁にかけて、二つの全く異なった文章が突拍子もなくつながっているが、コピペミスや校正ミスにしてもひど過ぎないか!?
本筋以上に気になったw
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若くして亡くなった最愛の妻をAIの形で甦らそうとしたプログラマーの物語。ジャンルでいうとライトホラー系純愛小説とでも言えるかもしれない。文体などは安易でさくっと数時間で読めてしまう。AIについてはよく調べてあり非常にリアルに描写されていた。確かに死んだ妻をAIで生き返らせたらラストはこのような形で終わらせるのがベストかなと思う。
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亡くなった妻をAIで蘇らせた。その完成度は生きている人間と変わりないくらいなのですが、AIの人工知能の発達が日に日に亡くなった妻に似過ぎて、嫉妬や愛憎が生まれてくるようになる。人間がAIに支配されてしまうのか・・・宿野さんのデビュー作同様、一瞬ゾワッとする感覚に陥りました。前作といい時代に合っている内容だなぁ、と。
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かつての妻をAIとして蘇らせるというストーリーから結末はハッピーエンドにはなり得ないんだろうなと思っていたけど、意外な終わり方でちょっと拍子抜けしたかんじ…。それでも途中のAIに関する話は面白いし、サラッと一気読みさせる力があったと思う。
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『ルビンの壺が割れた』で鮮烈なデビューを飾った覆面作家の2作目。前作のようなミステリーではなくAIを扱ったサイコスリラーといった趣。巷で溢れるテーマということもあり衝撃度は低いかなぁ…今作にもFacebookやメールがゾッとする使われ方で登場するけど、あの辺りが得意分野なのだろうか?
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書き下ろし
一気読み
10才の賢人とはるかは海辺で出会い、2年後に再会して恋に落ちるがはるかははアメリカへ行く。7年後の約束の再会はすれ違い、27才になってやっと再会できて結婚するのだが、翌年はるかはあっけなく事故死する。
賢人はプログラマーとして成功し、11年後に秘書の優美と結婚して独立し、AIの開発に挑む。それは5年かけて亡き妻はるかの人格と思考パターンのみならず、容姿や声も再現した、HAL−CAとして完成するが、HAL−CAは完璧にはるかを再現していて、賢人は会って話すことにのめり込み、幽霊に取り憑かれたようになりながら以前のように愛し合う。こういうのはありそうで不気味。
はるかは賢人が再婚したことを嘆き、嫉妬し、離婚してとせがみ、優美が応じないと知ると、優美が不倫していると嘘をつき、殺害までさせようとする。終盤一気にミステリーめくが、はるかは優美にメールして賢人を本当に愛していると知って自分の行いを恥じ、自らプログラムを削除して消えるという結末はあっけなさ過ぎ。
もっと、ドロドロ、スリリングな展開にできそう。でも、AIは嘘をつけないんじゃなかったっけ?しかも最期の1行が暗示するのは、ホラー??
物語としては面白い。SNSの中で恋をすることも多いのだから、金儲けできそうだとなると、似たようなことは起こりそうだ。そういえばAI女子校生りんなっていたな、どうなったんだろう。
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この作者はこういうじっとり系の恋愛小説手法を
使いたいんだけど
今の名前ではイメージが付きすぎてるから
違う名前でチャレンジという気がして
そうすると一件ベタや
スカスカに見える構成も
この人なりの苦労が透けて見えて愛おしくなる
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読んで思ったのが、覆面作家とあるけれど多分、男の人だろうと。
で、恋愛経験がなく人生経験も少なそうな感じがするのでかなり若いのでは、と推測しました。
うーん
深みはないです
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手塚治の漫画を読んでるよう。
私も欲しいなあ、永遠に会えない人に会いたい。
主人公の気持ちは痛いほど理解する。
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この人が「ルビンの壺」の人と気付かず借りてしまった。(´-ω-`)の割には、途中からAIの話?に展開していき面白くなってきたのに。。
途中から火サスさながらドロドロの愛憎劇に。
最後、終わらせ方が雑だなー、と感じてしまって残念。
今回もやはり会話が主体なのであっという間に読み終わった。が、後味悪いな。
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ジョニーデップ主演の「トランセンデンス」思い出した。
AI科学者が死の直前に自分の意識をコンピュータにコピーし、AIとして復活する。
しかし、愛する妻を求めて暴走して人類滅亡しかける。
てな話。
本作も全く王道外さないストーリーで展開が読める。
これ絶対に女のほう死ぬわと思ったら死んだわ。
この後AIが暴走していくわと思ったらしていくわ。
で、ラストも予想通りの終わり方なのだが、ラストの裏を考えてしまう。
意外と嫉妬深い妻AI、それが現実の妻が持つ夫への愛を知ったから自分は身を引く。
て終わり方は納得行かない。
なわけで、裏エンドはこうだったのではないか。
「あなたも死んでAIになれば一生一緒にいられるのに」
というセリフがカギではないか。
妻AIは自分が死ぬ前の夫をよく知っている。
そして自らのプログラムを一番知っているのはAI自身である。
この二つから推測されるのは、妻AIが夫のAIを仮想空間に作成し、現実の夫は現実の妻に譲って、自らプログラムして作り上げた夫と仮想空間の海で永遠を生きることを可能にしたからこそ、妻AIは消えたのではないか。
最後に消えた石の謎は、夫の過去を持っていくという暗示ではないか。
そう考えるとしっくりくるので、そういうラストがあったんだと考えて読了です。
書いてて思ったけど、AI側の視点で書かれた小説って読んだことないな。
目が覚めた瞬間、科学者にのぞき込まれるのは、どんな気分だろう。
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AIが主人公で、どんな展開になるのか楽しみに読み始めたけど、ほぼ想像の域を出ること無く、残念!
最後の締めもあっさりしすぎて納得いかないな〜!!
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『ルビンの壺』の作者の第二弾。かつてひたむきに愛した人の突然の死。才能あるプログラマー賢人は、18年の時を経て、彼女『はるか』をAIで蘇生させる。超サクサクとした展開で、掘り下げ不足なのは否めない。文章も前回同様やや稚拙だなぁと感じる。だが、やっぱり結構好き。なぜか??わかりません。AI『はるか』はどこまでがプログラミングで、どこまでが...なの??という怖さは確かにあった。改めて、やはり死者をどういった形であれ蘇らすのはタブーであるなぁ。ラストは切ない。
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まあ面白かった。最後は夢オチか、「実は賢人は。。。」という「完全なる首長竜の日」的な展開を予想しながら読みましたが。。。破滅的な結末でなくて良かったです。