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下町ロケット、第三弾。
宇宙から、人体へ、そして今度は大地へ...
先週7/20発売ですが、一気読みしました。
これまでの佃製作所や帝国重工に加えて、トランスミッションメーカーのギアゴースト、小型エンジンメーカーのダイダロスなどなど、沢山の新たな企業やキャラクターの登場にワクワクします。
佃製作所を巡る苦難は、更に続き、いかなる展開を見せるのか。
最後、殿村部長との別れには、しんみりとします...
秋には、更に第四弾「ヤタガラス」が出るとか。
大いに期待します。
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いつものようにちょっとしたところから事業の広がりを求めて、今度は農機具から変速機へ。 やはりドラマ化前提でしょうね。お決まりの人物が出てきて、とうとうロケット事業縮小で佃製作所どうなる。展開が今までの2冊と同じように思えるのは自分だけ?
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下町ロケット最新刊! シリーズ第3弾
おそらく「三菱重工」をモデルにしている「帝国重工」とのロケット対決から始まり、「医療」から今回は「農機具」へ!佃製作所も多角化戦略ですね。
でも、共通した「エンジン技術」をコアにして事業を横展開させているのはビジネスの基本。(随所に出てくる、社長の多角化経営を番頭を含めた社員たちが冷ややかな目線を投げかけるけど、結局は手を貸してしまう姿はどこかで見覚えのある景色。。。笑)
概して、こういう経済小説はどこかリアリティを欠くことがあるのに池井戸潤の「下町ロケット」シリーズは妙にリアリティを感じるからすごい。そこはやはり元銀行マンだったというバックグラウンドが大いに生きている。(半沢直樹シリーズも脚色されている部分はあるものの銀行の融資の世界はあのような感じだと教えてもらいました。)
さて、このシリーズ第3弾の結末は続編へ持ち越されています。さてさて、どうなるのか今から楽しみですね。発売は年末あたりのようです!
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池井戸作品の典型的なパターンだけど、その分テッパンの面白さ♪
次回作に繋がる終わり方で、やや後味が悪いのが残念!
「サラリーマンは経済的な安定と引き替えに、心の安定や人生の価値を犠牲にして戦っている」というセリフにギクリとした。
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作者の綿密な調査に裏付けされていて、非常にリアリティがある。今作品の山場の盛り上がりは前2作と比較するといイマイチだが、4冊目に繋がる伏線がいろいろ張られているように感じた。
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佃製作所にまたまた危機が!?
・・・はいつものことですが(笑)
取引先との契約打ち切り、絶望の中新しい事業への糸口が見つかったかと思いきや、やっと見つけた取引先の特許係争に巻き込まれ、
解決したかと思いきや、え?最後はそっち??
という中途半端な状態で終わるという。
よく見ると、次の「ヤタガラス」が秋に発売とのこと。
今回は前編という感じだったんですね。
いつもの爽快感は特許裁判のところで健在でしたが、
それ以外は結論はまだまだ先のようです。
今回張られた伏線が、「ヤタガラス」で回収されるのが楽しみです!
「ゴースト」の新しいキャラが面白い。
島津さんがきっと次回良い働きをしてくれるはず♪
帯の「宇宙から大地へ」も、ほほーー、そういうことですか!
と思える伏線あり。
いつものとおり気持ちよい読後感は、次回までお預けですね。
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今回は、トランスミッションのバルブに挑戦。
新興エンジンメーカーであるゴースト社が開発している新型エンジンに佃のバルブを提供すべく、大手バルブ会社と競争する。
しかし、そのゴースト社は企業買収の罠を仕掛けられ進退窮まり、財務的には優良企業である、佃に援助を求めるのだが・・・
次回作ヤタガラスへの繋ぎ話であるが、ゴースト社創業者が重工時代に切り捨てた、系列会社経営者の復活と、重工への復讐が成し遂げられるのか注目だ。
それにしても、メーカーって顧問弁護士ごときに、自社の特許的な開発情報まで、アクセスできるような体制なのだろうか?
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ガウディ開発に成功したその後の佃製作所が描かれる第3弾。
これまでの競争環境が変わる中、佃製作所にも変化が訪れる。
これまでの主要人物達に加えて、新しく登場する魅力的な人物達。
一気に読了に至った。
いくつも張られた伏線がどうなるのか?第4弾に向けてのプロローグ的な内容ながら、
それでもいつも勧善懲悪は健在で、スカッとする内容。
きっとハッピーエンドは想定されるものの、それに至るプロセスは実に楽しみ。
一刻も早く続編を読みたいし、ドラマも観たい。
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今回は農機具部品で勝負、下町ロケットならぬ下町トラクターかと思えば、大企業のしがらみ、知財訴訟とドロドロの展開。
流れるように読めたが、今回はいわば上巻で、秋発売の次巻「ヤタガラス」で完全決着このこと。
ギアゴーストの伊丹社長は暗黒面から戻って来るんでしょうかね。
というか、エンジニアの島津副社長がいなくなった時点でベンチャー企業なんざ消えてなくなるんじゃないのか普通は…。
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本書の主役である佃製作所が技術的に活躍するような場面がなく、巻末に広告もあるところから、本書は物語が佳境に向かう前の序章であるようでした。『陸王』のようなストーリーに大きな起伏のある展開ではありませんでしたが、次の本格的な展開を伺わせる作品としては十分な内容だと思います。次回作に大きな期待をして待ちたいとおもいます。
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待望の人気シリーズ最新刊。
一気に読んじゃいました!
中小企業の景況は一進一退を辿るなか、またしても佃製作所は予期せぬトラブルに見舞われ窮地に陥っていくのであります。
ん?秋にドラマ放映&続編ヤタガラス発売決定って・・・完結せんのかい!!
序章ってことで本当のスカッとは次回に持ち越す形になりますが、どんな決着を見せてくれるのか今から楽しみです。
続編に期待を込めて星4つ☆
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さすが、エンタメビジネス小説の池井戸潤です。
でも池井戸作品にしては珍しくハッピーエンドではありません。これは本の帯に書いてあるように「下町ロケットヤタガラス」に続くと言う事でしょう。
なんとなく続編の内容も透けて見えます。
財前さんとトノさんの行き先を考えると、 GPSを利用したトラクターの自動運転のお話ではないでしょうか?
次も楽しみです。
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えー、こんなとこで終わるんかい。面白かったけど、ここで終わるのは中途半端。読み終わって裏見たら、「下町ロケットヤタガラス」今秋発売予定。なるほど、ドラマはゴーストとヤタガラスで作るんやね。前の時も本2冊分だったもんね。ヤタガラス早く読みたい。ドラマも楽しみ。
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『下町ロケット』は、文庫化を待っていられないお気に入りシリーズのひとつ。
単行本にしては、廉価であり、迷わず購入(笑)
佃製作所に次々と迫る幾多の試練、それを一つ一つ克服し大団円を迎えるという毎度お馴染み勧善懲悪のパターン。
それでも著者の小説に、読者は魅了せずにはいられない。
書中、佃と彼の会社の従業員との会話がある。
「ひとが好くて、商売下手。それが社長のいいところですが」
「成長のために道義を曲げることなく、堂々と人の道を行く。こんな馬鹿正直な会社があってもいいんじゃないですか」
「社長は、儲かるかどうかという以前に、人として正しいかどうかという基準で経営判断されたんです」
社長と従業員のこんな会話に、読者は皆カタルシスを覚えることだろう。
最近の新聞で、企業の不祥事あるいはデータ偽装・改ざんのニュースを見るにつけ、なおさらの思い。
裏表紙に、早くも第4弾が今秋発売予定との宣伝があったが、読み終えて納得。
本作で完結ではなく、次巻へ続く前篇だった!
ギアゴーストの二人を始め、佃製作所が今後どのようになって行くのか、今から刊行が待ち遠しい。
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下町ロケット ゴースト
2018/7/20 著:池井戸 潤
本社屋を大田区に構え、従業員300人近くを抱える佃製作所は、大企業にも負けない技術力と代表者のマネジメント・スタッフの結束力から中小企業の枠を越え、順調な成長を見せている。
順風満帆に見える同社の状況であったものの、外部環境や取引先の変化により、またまた大きな危機と転換点を迎えることになる。
数々の修羅場を乗り切ってきた佃製作所。今回もソレを乗り切れることができるだろうか・・・。
下町ロケットシリーズ三作目となる本書。
シリーズを重ねるごとにスリルが増すと共にしっかりと登場人物達も成長している。そしてそのキャラは著者が思っている以上に読者である私たちの前で躍動的に動き出す。伝えたいこと以上に前作等から得たイメージが想像という背景を読む側に同時並行的にスパイス的に与えてくれることになり、物語の深みは増している。
立場が変われば信念・考え方・行動は変わる。効率と採算を取るのか、情熱や技術を取るのか。どちらも間違いでもなく、正解でもないのかもしれない。
そしてそのバランスを考慮しながら組み合わせ、中長期的な目線で最善の選択をしていくことが求められる。本作も非常にスリリングな展開が目白押しとなっている。
息つく間もなく読み終わる作品であった。期待にしっかり応えてくれる下町ロケットシリーズ。今秋発刊予定の次作も楽しみにしたい。