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単行本では既読。前作と同様、スカッとする読後感である。人工心臓の開発に関する物語。同業他社への情報漏洩の危機や、人工心臓に巡る新たな問題やリスクが発生するのではないかという不安感、中小企業と大企業との関係性や大学病院、医療従事者や大学教授たちとの関わりにより、多くの人々の命を救うために人工心臓、人工弁の開発、大掛かりなプロジェクト達成のために尽力し、命の尊さの使命感を持ち、ものづくりを通して医療の進歩に貢献する姿に感動した。次作のゴースト編にも期待したい。
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「下町ロケット」が最高に面白かったので、読んでからすぐに第2弾の「下町ロケット ガウディ計画」を買ったのですが、先に買った別の作者の小説を5冊ほど読んでから読むことにしました。やっぱりすぐに読むべきだったと後悔しています。前作以上に最高の傑作です。池井戸潤の小説を読むのは10作目ですが、傑作中の傑作だと思います。次の「下町ロケット ゴースト」が早く文庫本化されるのを願ってます。
前作はロケットエンジンのバブルシステムに中小企業の佃製作所が巨大企業に挑む話でしたが、今作はバブル技術を元に「ガウディ」と命名された医療機器の開発へ挑む話です。
立ちはだかるのは医療界の権力、そしてNASA出身の社長率いるライバル企業。ライバル企業はロケットエンジンでも佃製作所に立ちはだかる。絶体絶命の危機から大逆転するストーリーはいつも通りですが、それでも複雑な絡みが一本一本解かれていき、最後は感動の結末になるのがたまらない。
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一気に読みました。ものづくりとは?医療とは?仕事とは?を改めて考える機会をいただいた本です。1冊目以上にウェットな感情を抱きました。ゴーストも楽しみにしています!仕事から夢をとったら、単なる金儲けになっしまう!
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どんな逆転劇が盛り込まれているのか楽しみだった。ハッピーエンド、水戸黄門的正義が勝つ、読み終わってスッキリします。さて3作目読みますか〜〜
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ロケットエンジンバルブと人工弁、開発の話。人工弁開発する2人が読んでてグッと来るものがある。久し振りに良い話に出会えました。
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シリーズ第1号は、だいぶ前に読んだ。シリーズ第3号を読みたくなったが、第2号のガウディ計画はまだだった。
さすがに、佃製作所でした。さぁ、第3号を買いに、今夜あたり本屋に行こう。
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登場人物はそれなりに多いが、「この人はイイもん」「コイツは悪モン」がハッキリ決まってて読み易い。勧善懲悪だし、子どもネタもあるし、ドラマのノベライズみたいだけど、結構な数のコマと出来事をパキパキ動かして、キッチリ平仄が合っていく。下手なミステリより、良くできたパズラーだ。
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開発の2人が挫折しそうになる時、子供たちの写真を見て奮起する。そんな情景が目に浮かぶようでした。お医者さんも、町工場も、大手メーカーも、アプローチは違えど人の命を救う仕事に携わることができるんだって、とても晴れやかな気持ちになれました。誰かのためになる仕事、かっこいいなあ。
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NASA出身がなんだ!大企業がなんだ!中小企業を馬鹿にするなよ!!、と今作も佃製作所の頑張りを見届けました。佃製作所の社員は、本当に物作りと真剣に向き合っている。
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前作の「下町ロケット」の気になる終わり方から気になって読み始めました。
経歴ではなく、人の今の目の奥底にあるものを見て判断するのを大切にしたいと感じました。
何の為に仕事をするのか?誰のための仕事なのか?
以上、二つの問いに答えることは簡単ではないと思います。しかし、答えを自分なりに見つけ、忘れず行動することが辛い時の踏ん張る力になるんだと気付かされました。
特に成功失敗してるに関わらず、新しい事に挑戦している・挑戦しようとしている人にオススメしたいです。
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前編とつながりがあり、あわせて読むとその良さが倍増します。
仕事は何なのか、ものつくりの意義を再確認させられます。勧善懲悪のストーリーとわかっていますが、それでも魂を震わせるものがここにあります。
物を作る仕事は多くの場合困難を伴いますし、逃げや手抜きをしようとすればいくらでもできます。しかし必ず自分に返ってきます。それをよく知っている佃社長は、困難な仕事を真正面から泥臭く一歩ずつやっつける事を自分と社員に伝えます。
上っ面だけかもしれませんが、でも、それでも読んでいて早くページをめくりたいと思わせる一冊です。
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目の前の製品を見るんじゃなく、それを使う人たちを見なさい。ということを学んだ。これは心に留めておこう
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このところ多忙につき、読感を書いている時間がない。
とりあえず、読みましたということで、読了日と評価のみ記載。
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若い知人が工場の経営者になっている
久しぶりに訪ねてみると
門をくぐった時から
そこの工員の人たちが
実に素敵な笑顔とすてきな挨拶を
返してくれる
ひとしきり
工場を案内した後
従業員18人の小さな工場だけれど
心意気は高いのです
というお話を聞かせてもらった
はい「下町ロケット」を目指しています
という言葉をもらった
いい小説は
いい経営者をつくる
いい経営者は
いい仕事人をつくる
いい仕事人は
いい工場(会社)をつくる
いい仕事場は
いい世の中をつくるのだ
と思わせてもらった
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下町ロケット1と同じような話だが、やはり中小企業とはいえ誇りを持って仕事している人たちに熱い思いがわいてくる作品でした