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土用の丑の日に。
うなぎの絶滅をテーマにした5本の短編。
絶滅してしまったうなぎをめぐっての「もし」を取り上げていて「すこしふしぎ」系だった。
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うなぎの絶滅をテーマにした連作短編集。書名の通り、うなぎに狂った(または狂わされた)人々の話である。うなぎの絶滅は深刻であるが、作品ではそれを楽しむかのように軽いテンポで語られる。決して嘲笑っているのではないが、コミカルな感じがする作品たちだ。さっくりと読めるので、暑い夏の日に、うなぎの替わりの滋養強壮食として楽しんではいかがだろうか。
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うなぎが人間の齟齬や行き違いによって
絶滅してしまった世界のお話。
うなぎばが
うなぎが絶滅しているのにタレだけを
守っている元鰻屋の親子のお話。
うなぎロボ、海をいく
うなぎ型のロボットが密漁をサササカさんと探しながらAIの説明をしていくお話。
山うなぎ
水産加工会社がスポンサーのバレーボールチームで実業団をやってたが、うなぎの絶滅によってチームは解散して今は商品開発部で細々と暮らしている4人の元選手が
怪しい男から「山うなぎ」なるものを輸入、販売しないかと言われて実地調査に乗り出したら、、、、
源内にお願い
そもそもうなぎが絶滅したのは平賀源内が土用の丑の日なんてキャッチコピーを考えたからだと気づいた現代の大学生2人が、平賀源内にやめてほしいとタイムマシンで会いに行ったら、その世界にはうなぎが無くて、、、、
神様がくれたうなぎ
神様がある間違いからうなぎの絶滅を早めてしまったのである青年の願いをうなぎを復活させるにしようとする駆け引きの話。
どれもうなぎが絶滅したことを戻そうとするんだけどそこには人間が無関心や無遠慮で追い詰めていってしまった事も明らかになったりするので、SFという設定は使ってるけど
うなぎが絶滅するってのはありえなくなくい未来で少しゾッとするし、
ただ、登場人物たちはどこか牧歌的というか
抜けている人もいるのでいい意味でバランスが取れている。
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【由来】
・図書館の早川アラート
【ノート】
・うなぎが絶滅した後の世界を描いた短編集。なにげにSFしてるのもある。うなぎが絶滅したら悲しいなあと思ってる方、予行演習も兼ねて(笑)どうぞ。
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「うなぎが絶滅した近未来」という場面設定は最高だし、コミカルなタッチも現代エンタメ向きだが、話はどれも今一つ面白くない。表題作『うなぎばか』はうなぎ絶滅を背景に親子の情愛を描いて面白いが、荒唐無稽な「保存会」のせいで台無し。タイムマシンものの『源内にお願い』も平賀源内のキャラで読ませるが、今度はうなぎ絶滅のインパクトが薄い。うーむ。
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うなぎが絶滅してしまった世界を舞台にした短編集。
「うなぎばか」「うなぎロボ、海をゆく」「山うなぎ」「源内にお願い」「神様がくれたうなぎ」
最初の2編は絶滅後のうなぎ屋や漁師を描き、「山うなぎ」は…うなぎの代用肉を求めて遥かジャングルに行き、後の2編はうなぎの絶滅をなんとかなかったことにするため、タイムマシンやら神様やらが出てくるという。ううんなんだこの本は。あ、『うなぎばか』か。
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SF小説で、おもしろそうなものを探していたら、この本が目に留まった。「う、うなぎのSF…?」
うなぎが絶滅してしまった日本が舞台。なんというか、うなぎ愛がすごい。
「うなぎが危ない!」という台詞には思わずふいた。
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どんだけウナギが好きなんだ?っていうくらい、ウナギばかりでてくる。装画も著者によるものか、ウナギだし。いちおうSFだな。「うなぎばか」はうなぎのタレをめぐる騒ぎ。「うなぎロボ」はウナギでなくても良くね?「山うなぎ」はウナギじゃないし。「源内におねがい」はタイムマシン。「神様がくれたうなぎ」の神様がかわいらしい。