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乱暴なこじつけもある
2020/07/23 11:50
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投稿者:朝4時 - この投稿者のレビュー一覧を見る
あっという間に読めた。
でも、少しトンデモ本の危険を感じる。
何処かで聞いたことあるようなことが多かったなぁ。
もしかしたら、テレビとか簡単な情報源で耳にしたことがあったのかも。
物事を単純化すると分かりやすくなったりインパクトが出たりするからテレビで使われたり誰かが雑談で言ったりするのよね。
それで聞いたことあるなって思ったのかも。
でも、暖かい飲み物を持っていると〜とか、お尻や太ももの脂肪が母乳の〜とかは知らなかったので読んで良かったな。
とはいえ、何だか全体的に信頼性が感じられなくて書いてあることが本当なのか何歩か引いて読もうかなって思った。
それは、女性の喘ぎ声の大きさに関しての話なんかで、著者の仮説を書いてあるだけだからかも。研究の結果じゃないのね。そういうのが多めかなと思う。
あと、遺伝子を残す為に人はこういう行動をすると言い切るには単細胞生物じゃあるまいしもっと複雑でしょとかあともっと文化や環境、気分や年齢なんかにも左右されるでしょ、何か一種類の他の動物の行動をそのままヒトに当てはめても良いの?なんて思ってちょっと乱暴に感じるのよ。
けれど、そういうヒトならではのブレを無視してあくまで生き物として本能に従うならばこういう行動を取りがちよねというところを念頭に置くためには読んで良いかもねと思った。
簡単に読めるライトな読み物だった。
酔っ払い相手のウンチク披露や雑談には使えるかも。
でも、繰り返すけどトンデモ臭がするのよね。引用されている研究はまともそうでも著者の考察の部分が怪しいのよ。
著者の言いたいことを引き出せる研究のみをピックアップして居るのではないかという疑いすら感じちゃったり。
少しでも専門としている人とお話しする時にこれに書いてあったよと言ったら笑われちゃうかも。
面白いんだけどね。。
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著者が気になって調べたりした疑問などをふらっと書いたブログのまとめを本にした感じで、気軽に読めた。
軽い読み物風だが、中身は知らないことばかりで結構楽しめた。
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最近、ちょっと流行りの遺伝子関連の内容ですね。
人間の行動が遺伝子によってどのように影響しているのかがわかって面白い。
血液型による病気のリスクは興味深かった。
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いい声の人に惹かれるのはなぜ?どうしたら第一印象をよくできるの?どうしてデートで夜景を見に行くの?体育会系は、なぜ上下関係が厳しいの?なんで毒親っているの?マッサージが気持ちいいのはなぜ?年頃の娘が父親を嫌うのに、理由ってある?火事場の馬鹿力って、本当にあるの?今まで考えたこともなかった私たちにまつわる“なぜ?”“どうして?”を動物行動学研究家が遺伝子レベルで解明。
今まで何となく常識と思っていたことを、改めて生物学の観点から分析しており、目から鱗だった。
赤ちゃんの頃から美人が好き、とか、自分の子育ての経験から「不思議〜」と思っていたことも、強い免疫を持つ人に魅力を感じるからだ(自分の遺伝子を残すため)と説があると知って、人間(広くは動物)ってよく出来ているなぁ〜と感心。
学生の時には生物学を楽しいと感じなかったけれど、そんな私でも面白く読めた。
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竹内久美子の本は前々から興味がありましたが、ようやく読めました。
どなたかが、竹内久美子に対して、「科学の濫用」という表現をしていましたが、その表現がピッタリな内容でした。
が、その分、キャッチーで面白い内容ではあります。
中には、「おそらく正しいだろう」と思われる部分もありますが、基本的には、「話半分」で読むのがオススメ。
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進化生物学+動物行動学
身近な家族や恋愛に焦点を当てていてイメージ・理解しやすい
その分、説明を端折らざるを得ないのか、
こういう相関がありました、だからこうです。といっている部分がよくある。
本当?と思わなくもない。因果にするほどでもないただの偶然の可能性はある
ハマった人はぜひ「利己的な遺伝子」へ。
もっとストレートに男女の性に突っ込みたい人は恋愛工学系へ
男性は父方祖母から遺伝子を受け継いでのは知らなかった。
赤色は青色よりも強さを示しがち
赤→女性の排卵期を象徴、男もそれを見抜くために文化とは無関係に注目する
排卵期の女性は赤系の服を着る傾向→ほんとか
ある人に付随して暖かいもの(カフェとか )があるとその人の印象が良いと錯覚させる
血液型→赤血球の糖鎖の型の違い→免疫に差
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生物学的な話と社会的な話を全く一緒にして良いのか?
生物学的な特徴を踏まえた上で、良い社会を作るためのシステムを考えなくてはならない。
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科学的根拠に基づいた、人間と遺伝子についての雑学が紹介された一冊。「どうして年頃の娘は、父親を嫌うのか」 「体育会系の部活は、どうしてあんなに上下関係が厳しいのか」といった感じの内容が、恋愛・家族・印象・体の4つの章立てで解説される。意外性のある事実がたくさん書かれていたが「第一印象を良くする色」「魅力的に見せる色」などの色に関する雑学が一番面白かった。動物の遺伝子に関する雑学を知りたい人にオススメ。
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反抗期は自我が芽生えた証拠、成長によるものと捉えていたが、親が次の子供を産むタイミングで見放されないように気を引く行為だと書かれていた。
分野よって同じ物事でも色々な捉え方ができるんだと感じた。
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橘玲の「「読まなくてもいい本」の読書案内」で、酷評だった竹内久美子氏だが、
本当か?といった内容で、出典が記載されていないので、やっぱりといった感じ。
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動物行動学の専門家たちも、竹内久美子氏を「エセ生物学」「世界一の悪用」と批判
実際、こうした竹内氏の“暴走”については、本物の「動物行動学」を研究する専門家の間からも厳しい批判が浴びせられてきた。
一例をあげると、行動生態学を専門とする粕谷英一・九州大学理学研究院准教授は、竹内氏の著作の全体的な特徴について〈動物行動学や動物の社会生物学からの学問的な根拠があるわけではない〉〈竹内の論法では人間についておよそどんな結論でも導くことが可能〉〈生物学からの議論というよりはオールドタイプの日本人論の新型とでもいうもの〉などと喝破している(「現代思想」1992年5月号/青土社)。
また、生態学の権威である故・伊藤嘉昭名古屋大学名誉教授は〈世界で一番大胆といえる社会生物学の悪用が日本人によってなされている。これをしたのは竹内久美子である〉と極めて強く批判した(『新版 動物の社会 社会生物学・行動生態学入門』東海大学出版)。
ようするに、竹内久美子氏という人はまっとうな学問の世界ではとっくに、「エセ生物学」「世界で一番の悪用」と烙印をおされている人物なのだ。
https://lite-ra.com/2018/03/post-3918_5.html
2018.03.31