紙の本
お得意の断罪本
2018/08/08 15:43
5人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ともクン - この投稿者のレビュー一覧を見る
適菜氏、お得意の断罪、筆誅、罵倒本。まだこれからも出し続けるだろうと思うので、今後も期待しています、と記しておきます。数年経てば、氏の価値も明らかになるでしょうから。
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日本の劣化が政治主導で進む平成の30年間を総括
どうしてこれだけの劣化が進んだのか不思議でならない
1つの国はたった30年で崩壊するまさに至言
リーダーが平気で嘘を言う事だ
リーダーの幼児性、言葉の軽視
これは本当に謎
SNSがそうさせたのか 小選挙区制なのか バブルの崩壊なのか
屈折したコンプレックス・恨みが結果として社会を壊す復讐心となっている
他人に厳しく自分に甘い
いつの間にかエリートはリーダーにいなくなった
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平成を愚民の時代にした30人のバカ。適菜 収先生の著書。30人のバカが本当にバカだとしたらそんな30人のバカを支持して選んだのは有権者なのだから支持して選んだ有権者がバカということなのかな。有権者が支持して選んだ人がバカだと思うなら自分が選挙に出て当選して政治家になるか自分がバカではないと考える候補者に投票するしかないのが民主主義。批判精神をもってバカ、バカと批判することも大切なのかもしれないけれどそれだけでは何も変わらないから行動にうつさないと。
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新渡戸稲造は,“人の性格を見るにはその人間が一番なにも考えていないとき,ひょっと物を食っているとき,咳払いをしているときなどに「あれはあんな人間である」ということがわかる。”と書いたそうな(読書と人生)。普段の振る舞いが,他所行きの時にもひょっと顔を出すことがある。普段の振る舞いに品がない人は特に…。つまり,公の場でありながらもバカはバカを隠し切れない。適菜氏にかかれば,保守思想に基づいて切り刻まれる。どの著作も切れ味鋭く,良い学びになる。その国の政治は民度を示しているのだから,結局は国民がいい加減目を覚まさないといけない。政界とメディアの腐敗に敏感になるべきだ。
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「権力の集中」は平成の政治を考える上で大事なキーワードになります。
ジョン・アクトンは自由を擁護する立場から,「権力は腐敗する,専制的権力は徹底的に腐敗する」と言い,フランス革命を否定しました。そこでは人民の名のもとに権力が一元化され,結果,恐怖政治を招くこととなったからです。権力は必ず暴走する。権力の集中は必然的に全体主義に行き着く。
保守とは権力に対して警戒を怠らない態度のことでもあります。だからこそ,あらゆる保守思想家は,権力の分散を説いてきたのです。人間理性を信用していないので,議会主義や三権分立,二院制といった権力を分散させる仕組みを重視する。慎重にものごとを判断するわけです。保守思想は,権力をいかに縛るかという思考のもとに深化してきましたが,こうした「常識」が通用しなくなったのが今の日本です。(pp.11-12)