投稿元:
レビューを見る
自分の人生、これでいいんだろうか。
自分、もっとできると思うし、やりたいこと沢山あるのに。。。って思い悩む人がいたらおすすめしたい。
フランクルは、人間は意味づけする動物だと捉えている。
もし自分の人生がこうなったら、その人生はすばらしいと。
しかし、自分がこうなりたいと思っていくほど、自分ばっかりの思考になる。自分の欲求が尽きず、どんどん苦しくなる。
自分が自分がとならず、自分を忘れて、夢中でなることが大事だという。(無我夢中)ること。自分のことを考えるから、人生とはという問いにつながり、自分メインの思考に陥る。
人生に問いかけても答えはない。逆に人生が自分に問いかけてくる。それを答える能力を持っているのが人間。(責任=responsibiilty)
生臭坊主の逆説(p247)
老師、なぜ厳しい修行に打ち込まないのです。
・
・
・
悟りをひらけば、欲を滅し、何物にもとらわれなくなります。
・
・
・
人生を謳歌できます。
・
・
・
A. 我が弟子よ、それがワシじゃ。
特別な存在にならなければ、人生は失敗だと考えている
その思考パターンが人生を息苦しくすることもある。
すばらしい人間になろうと努力しない人間はダメ人間だと断じるのは誤り。普通であることで人生を謳歌している。人生を謳歌するために特別な存在になる必要は必ずしもない。
<3つの価値>
創造価値…無我夢中に物事に取り組めば、誰かを幸せにしているはず。
体験価値…自分を忘れるほどの体験。風を感じるとか、普段感じていないことを感じられること。
態度価値---自分の身に降りかかったことについてがどういう意味づけをし行動するか
投稿元:
レビューを見る
期待した松山作品だったが哲学的な部分が多くちょっと難解な作品に思えた。主人公が貧しい夫婦のためYシャツを工面する部分が作品の中では大きなポイントとして描かれており、こういったエピソードは仕事ってよいなと思わせる。
作品自体は非現実的な小人(?)との会話で構成されておりたまにあるスタイル(ゾウが出てくるやつとか)で、難しいテーマを軽妙な味付けで表現するには向いているのかも。
投稿元:
レビューを見る
人生に迷ったときにぜひとも読みたい一冊。
フランクル心理学の内容を主人公とおじさんとの対話を通じてわかりやすく描写している。
フランクル心理学が収容所に収監された経験に基づくものであるため、苦悩に対する解決策がリアルに感じる。
フランクル心理学は①創造価値②体験価値③態度価値の3つをベースにしている。
創造価値→仕事を通じて誰かの役に立つ
体験価値→価値を受け取る
態度価値→宿命を引き受ける
いずれにしても自分のためという自我を捨て、誰かの幸せを願う
自己超越が必要となる。
また、苦悩を乗り越えていくための名言も多く登場し、自分の心の支えとなっている。
「人生が自分に意味を問いかけている」
「どんなに今が憂鬱でも未来には待っている人がいてすべきことがある。」
「苦悩する人は選ばれた人であり、苦悩を乗り越えていく責任がある」
投稿元:
レビューを見る
ブラック企業に勤める青年と小さなおじさんの人生の意味を見つけていく物語。
創造価値→人に幸せを与える。
体験価値→価値を受け取る。
態度価値→宿命を引き受ける。
それぞれの価値を認めて受け入れていく必要がある。どんな状況になってもこの3つの価値観を大切にしたいと思う。
自分よりも人の幸せを願う意識が必要でその精神を持っている限り自分を見失うことはない。自分が人生に意味を求めるのではなく人生から課題を与えられている意識を持ち続けたい。
今までは自分本位に世の中を考えていたがこれからは人生から自分という存在を与えられていると意識していきたい。
投稿元:
レビューを見る
最初はふざけてやがると思ったけど、
けっこういいことがたくさん書いてあったぞ。
アウシュビッツを経験しきりぬけたフランクルの思想は、現代の辛さよりもエグかったと思うし、現代の辛さを切り抜けるアドバイスがたくさん詰まってる。