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タイトルから、冤罪関係の話かなと思いながら、読み始めました。
物語は、シリーズ主人公の上木らいちと、本作品の中心人物である戸田公平の視点とが切り替わる構成で進んでいきます。
文書量的には、それほど変わらないはずなのに、上木らいちの活躍が薄く感じられました。
実際に、戸田公平は殺人事件の容疑者として扱われはするのですが、「誰も僕を裁けない」が意味するところは、予想していたものとはかなり異なっており、なるほどと思わせるものでした。
舞台となる東蔵邸の図を見たら○りそうだというのは多くの人が予想できると思うが、それによりプラスアルファの要素が加わることに感心しました。
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今回もエロミステリでした(前2作よりはマシ?)。
ただ、これまで以上に本格寄りでかなり好みでした。
見取図、他視点進行…場所に関するオチは想像通りでニヤリとしましたが、人物に関する叙述トリックは見抜けず、そういうことか、とびっくり。
終わって見れば、あまりエロくないのも伏線だったとは…。
本格らしい仕掛け、伏線回収の鮮やかさ、いずれも最高だけど、クセが強すぎてオススメしにくい。笑
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面白い★5 下ネタバカミスが本気を出すとここまで面白い、バランスが取れた傑作 #誰も僕を裁けない
高校生である主人公はひょんなことからお嬢様と知り合いになる。彼女から大人の関係を誘われ、二人は愛欲におぼれていく。しかし禁じられた交わりがばれてしまい、彼は現行犯逮捕されてしまう。
一方、援交探偵の上木らいちのもとに、大企業の社長から手紙が届く。メイドとして働いてくれないかという依頼だ。らいちが社長宅につくと、いまにも〇りそうな、そして殺人事件がおきそうな怪しげな館だった。
二つのストーリーがどうなっていくのか楽しみでしたが、なんとこういうことですか~
しかも二重三重にも仕掛けられた伏線、仕掛けが最高すね。よくぞここまで奇想天外のトリックを成立させましたね、素晴らしいと思います。
そして要所要所で見られる、小粋なバカっぷり&エロさ加減も健在で、爆笑させていただきました。それでも本格ミステリーとしてはしっかりしていて、今回かなりうなされましたよ。
上木らいちシリーズは3作目ですが、本作はなによりバランスがいい。
バカやエロばっかりに寄せるのではなく、1つの小説として整っていてキレイ、あまり知られていない名作だと思いました。みんな読みましょう!
多少文章が荒い部分もある気もしますが、むしろ話がすんなり入ってくるので、問題ないと思いました。
相変わらず女子にはおすすめしづらいのが難点ではありますが、★5のレベルはあると思います。超おすすめの一冊です!
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ずっと厳し目のレビューを書いてますが、私が前回読んだ同著者の○○○○○○○○殺人事件と比べると、どうもパンチが弱い作品のように思えます。
エロミスということで、性の描写もどぎつい部分もありましたが、意外とさらっとした印象を受けました。
読み終えると、性について少し考えさせられたり、ちょっとした法律の勉強になったりして為になりました。
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エロと社会派の大融合!! 従来の下ネタはもちろん、未成年犯罪の法解釈と館の大物理トリック。 バカミス作家は各々に特徴あっていい感じだなぁ。
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エロミス。早坂吝のトリックは読者の意表をついたぶっ飛んだものばかりで見当をつけることをいつも諦めてるんだけど、今回はエロは出てきたけど(らいちのエロが少ないのはやや不満)、館モノとかトリックとしてはありきたりというかどんでん返しがなくて逆にびっくりした。身構えすぎた私が悪かった?らいちと戸田の視点の章があってそれぞれの関係が不明で、どう読者が騙されてるのかわからなかったけど、最後にこんなところに繋がってくるのねと。らいちはおさげにするだけでそんなに魅力なくなっちゃうわけではないと思うんだけど。。
作者後書の「現実に向かって特大のクソを投げつけるような小説」という表現で笑ってしまった
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第79回アワヒニビブリオバトル「24時間耐久ビブリオバトル@オンライン」第24ゲームで紹介された本です。オンライン開催。
2021.09.19
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シリーズ3作目
露骨なまでに〇る館の謎にミスリードしておいて本ネタは犯行現場の所在地誤認、人物誤認、さらに法と条例を絡めた社会派ミステリとはね
まあ、やられますわな
タイトルも良いです
シリーズキャラの関係性にも微妙な変化が
前作と続けて読んだので全体的に遊びが控えめに感じ満点に及ばず4.5くらい
総合的な感想でもやはり前作の方が上かな
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上木らいちシリーズ3作目。
いやー、面白い!!
実にお見事でした。
どんどん謎解きのクオリティとエロさが増しています。
すっかりファンになってしまいました。