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《先生、~》シリーズ番外編。
今回のテーマは人間とのこと。
あくまで動物との関わりから人間の本質を探るので、基本的にはいつもの動物のお話。
いつもよりは少し難しい感じ。
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ヒトの精神と自然のつながり、がこの本のテーマ。
大脳の生物認識をつかさどる部位(上側頭溝、側部紡錘状回というらしい)がヒト進化にどのような優位性を与えたのか、といった問に対して小林先生が解説してくれます。
あぁ、小林先生、最高です。
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先生シリーズでも、今回は、少し難しい話だったかも・・・
しかし、少し雑な写真と、可愛い動物イラスト、、、自然と本を手にしていた。
作者 小林朋道氏が、少年であった頃の自然とのふれあいから、今の鳥取環境大学の森の人間動物行動学へ、、、の話。そして、子供達と自然に対して、動物、昆虫類、植物など、頭で、生物の習性や生態を考えるか?を学習してる所が、良い。
京大では、孔雀を飼っていて、学園祭でも、登場していた。
作者は、古民家に、山羊やカエルと触れ合える場所へと、そして、動物への愛好心理も、追求していくとの事、、、
ますます、先生シリーズも面白くなて行くかも・・・と、期待する。
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<目次>
第1章 もし、あなたがアカネズミだったなら?
第2章 ノウサギの”大腿つきの脚”は生物か無生物か
第3章 幼いホモ・サピエンスはなぜダンゴムシをもてあそぶのか
第4章 ポケモンGOはなぜ人気があるのか
第5章 狩猟採集民族としての能力と学習の深い関係
第6章 古民家にヤギとカエルとふれあえる里山動物博物館をつくりませんか?
<内容>
鳥取環境大の小林教授の”センセイ”シリーズの番外編。先生の専門の人間行動学のさまざまな考察とエッセイ。さらっと読めて含蓄のあるものでした。
逗子市立図書館
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今回は、番外編ということで、少し学術的な内容に寄せた形でいつもと雰囲気が違ったけど、これはこれで面白い。
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2019.10.22読了。「ヒトの精神と自然とのつながり」の理解が科学的に意味あるものと証明されるなら、それは本当に環境問題の解決に不可欠なものになる。私にとってもそれは希望に思えた。ちょうど最近動物行動学の父と呼ばれるコンラート・ローレンツの『ソロモンの指輪』を読んだばかりで話がすぐに入ってきた。読んでおいてよかった。ヨーロッパの人類学の研究での聞き取り調査で「神にとって」や「精霊にとって」の項目はやはり興味深い。私はヒトと自然とのつながりの中に神や精霊といった信仰は斬っても切り離せない関係にあると思う。信仰はあくまで人間が作ったものだけどその信仰を守る事が自然との共生につながり、ヒトと自然双方の維持つまり守っているのではないかと考えるのだ。ヒトは信仰によって自分達が生きる世界を守っているのではないかと思っている。小林少年が幼少期から生物に接することの喜びが励まし支えになったように私もまたそうであった。彼らが与えてくれる喜びが無ければ文字通り今の私は無いだろうとも思う。そして脳には生物に対して専用に働く領域があるとな!私はその領域が他の人より発達しているのかあるいはもしかしたら人に対して働くべき領域まで侵食しているような気がしないでもない。本来なら残酷な動物実験(虫遊び)は幼少期にやるものだし私も覚えがあるのだが、高校時代に明らかにそれをやっている男子がいたのはある意味では興味深いものだったのかもしれない。彼らは現代の自然との触れ合いが少ない環境のせいで幼少期に抑圧されていた生物への実験観察の欲求を無意識のうちに満たそうとしていたのかもしれない。「生態展示」の広がり先が植物園とはなるほどと思った。確かに植物もその生態に即した展示のされ方をされた方が見る方も楽しいし分かりやすい。なんならその植物を利用する鳥や動物や虫も放してほしい。やっぱり共生関係を食物連鎖を直に感じたいものだ。
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今回は番外編のためか、いつもと少~し違う雰囲気?(゜゜)でも面白~い(^^)あの小林少年がこの小林先生になるのか~(*゚Д゚*)
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これまでの「先生シリーズ」の番外編ということで、学問的専門分野に突っ込んだ少し堅い内容だったように感じた。小林少年が野山を駆け回っていたエピソードは、現在の小林先生のあるべき姿だったのだろうか?野生動物を擬人化してみる目は自然と人の精神との繋がりとなり、即ち野生生物の生息地の保全に寄与する。脳内の生物認知専用領域には動物への愛好心理を司るプログラムが存在し、それがペットの飼育に繋がる。我々ホモ.サピエンスも野生や自然との共存、動物への愛護の精神の重要性が究極的結論と感じた。
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先生シリーズ、読んでみたかったので読んだ。面白いし分かりやすい。今回の本は番外編的な感じ。著者の動物への愛をふつふつと感じる。他のシリーズも読んでみたい。
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資料関係の本ばかり続けて読んでいたので、小休止も兼ねて手にとった。り
多分、以前読んだことがある。既視感がとてもあって、その分読み進めるのも速かった。
相変わらず軽妙な文章で読みやすくてわかりやすい。人間もまた動物であることをこれだけ楽しげに解説出来る人もいないんじゃなかろうか?