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レトロな美人の写真がいっぱい♪
私は女性で、恋愛対象は男性ですが、美人の写真を見るのは大好きです。たまに笑ってしまいそうな写真もありますが、なかには現代でも通用しそうな美しい人も。
中身も名前を聞いたことのある美人がいっぱい。
有名どころの川上貞奴、松井須磨子、松旭斎天勝、河合澄子、岡田嘉子、田中絹代はもちろん、「洗い髪のお妻」も載ってました。髪結いに行く時間がなくて髪を下ろしたままブロマイド撮影したらこれがウケた!っていう人ですね。
浦部粂子さんも載ってました。私が子どもの頃にはすでによぼよぼのおばあちゃんでしたが、こんなにきれいな人だったんだ!と驚き。
そして写真を楽しむだけでなく、本文とチョコっと載っているコラムも読み応えあります。女性のプロフィールは簡単すぎるぐらい簡単ですが、コラムにはスキャンダルネタがけっこう載っているのでついガッツリ読んでしまいました。今の時代よりすごいスキャンダルが大正・昭和にもあるんですね~。
以前借りた「幻の近代アイドル史: 明治・大正・昭和の大衆芸能盛衰記(https://booklog.jp/users/nyanko1960/archives/1/4779170141)」と併せて読みたくなりました。
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明治~昭和初期の、芸妓、演劇、オペラ、少女歌劇、映画、
歌謡曲の世界を彩った美人の写真集。(美男もあります)
演劇や映画、音楽の世界での、当時の女性の状況も詳細。
第1章 明治時代の美妓たち
第2章 われ新しき女かな
第3章 浅草に花開いた民衆文化とオペラ女優
第4章 スクリーンに微笑む女神たち
第5章 少女歌劇
第6章 活動写真からトーキー映画へ
第7章 レコード界の歌姫たち
コラム、参考文献、ご協力者一覧有り。
うん、美人さんがいっぱい。
芯の強そうな主張する瞳の持ち主がいっぱい。
でも、当時の彼女たちを取り巻く環境や状況に挑むようにも
感じられます。そう、まだ女性の地位が低かった時代。
単なる写真集でもありません。
特に、演劇、オペラ、少女歌劇、映画、歌謡曲の世界の小史が、
綴られていて、また、彼女たちの経歴もあり、現在では知られて
いない彼女たちの記録にもなっているようにも感じられます。
写真という媒体に残された、彼女たちの姿。
容姿やファッション・・・髪型、服装、化粧等の変遷もわかります。
“美人図鑑”という題名に惑わされてはいけない、濃い内容でした。
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主に大正時代や戦前に活躍した女優さんたちについて、貴重な写真とともに紹介した女優史の本です。
女優史に興味がなくても、戦前の女優の方々の写真集としても楽しむことができるでしょう
(こんな人におすすめ】
戦前の女性の写真が見てみたい