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☆☆☆2019年9月☆☆☆
4-4-2をベースに、守備に考え方を様々な具体的なシーンを想定して解説。全体がコンパクトになって相手に素早くプレッシャーをかけることの意味。逆サイドは空けていい理由。勉強になる。このシステムが作動するにはボールホルダーへのファーストDFの質が重要なことも理解できた。
これで僕のサッカー観戦も一つレベルが上がりそうだ。
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松田さんも本の中で言ってるように、戦術に100%の正解なんてなくて、だからこそサッカーの面白さは普遍。ゾーンでの守備がどれだけ理論的かを力説した本。ほぼほぼ納得。これやってみたいけどチームでの意思統一が不可欠(サッカーは全てそうですが…)。中でも、
・ボール周辺の雲行き
・ボジション取りにハードワーク
・チャンネルサイド
・タッチングディスタンス
は初耳フレーズだったので新鮮。
そんで、理論に重心が置かれながらも、
「ヘディングは気持ちの強い方が勝つ」
も大好き。そうなんだよ。気持ちと理屈のバランス。サッカーはまだまだ深い。
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・松田さんの2冊目の著書、4-4-2のゾーンディフェンスへのこだわりの強さとロジカルな説明が分かり易い。
・2022年中盤にガンバ大阪監督就任を期に手に取ったが、一読する事により試合を見る面白さが増した。
・岩政さんとの対談も読み応えがありました。
▼memo------------------------------------------------------------
・マンツーマンディフェンス;敵の位置によってポジションが左右される
ゾーンディフェンス:味方の位置によってポジションが決まる。味方の位置に連動しポジションが決まる。
この時敵の一を見なくても問題はない。
・ゾーンディフェンスはまずゴールの位置、そしてボールを中心にしながら、味方の位置に連動して守備ポジションが決まる。これで守れるのは、常にボール周辺に数的優位ができるからです。
・FWからDFまでは全体25メートルの距離にブロックを築く、3つのライン感は10メートル前後
・4-4-2のゾーンで組む時のFWの役割は「規制」をかけることだけです。2トップによって守る守備範囲は、横幅でいえば、ペナルティーエリアの横幅だけでいい。その横幅を2トップでスライドしながら、相手のボランチへのパスコースを切りながらサイドへ追い込む。そして、相手センターバックに自由にドリブルで突破を許さない。この2点だけです。
・4-4-2のゾーンディフェンスは常に1個のボールに対して4-4のブロック、つまり8人で数的優位を作れる