投稿元:
レビューを見る
野江と又次の物語が・・・もう・・・、せつなすぎてつらい。「秋燕」。
正直、本編を読んでいる間はこれほどの絆が2人のなかにあったとは思っていなかった。お話としてそこまで深入りしていなかったというのはもちろんあるけど、どちらかというと又次→野江の一方通行なのかなーと思っていた。でもそれもあまり理由がはっきりしなかったし、今回の話でようやく得心がいったという感じ。
恋人でもない、家族でもない、でもお互いが、生きる道をくれた人。それは何にも勝る大切なことで、ぜったいに断ち切ることのできない絆であり想いだったんだろうなぁ・・・。
澪と源斉の「月の船を漕ぐ」は、なんといってもタイトルにある「船を漕ぐ」イメージを思い浮かべるところが、とてもとても良かった。
『闇の海を船で行くというのなら、その船に乗せてほしい。』
投稿元:
レビューを見る
みをつくし料理帖、澪が大阪に帰った後のみんなの話。
シリーズ最終巻を読んでから少し時間が経っているので、はてこれは誰だったか…と考えを巡らせながら読むのもまた良い(しかし記憶力のなさは情けない)。
冒頭はなんともハラハラしましたが、みんな離れても変わらず、澪の料理を恋しがっていて、読んでいてホッとしました。
投稿元:
レビューを見る
最初の章こそ、種市らしいと笑えたけれど後はもう涙涙涙涙。皆が幸せで良かった。小松原さんも乙緒ときちんと夫婦で安心しました。野江ちゃんも幸せを掴み…又次さんの諸々を知れたのは嬉しくて、何度も読み直しました。知れば知るほど、やっぱり殺してほしくなかった。摂津屋さんも粋過ぎました。澪も相変わらず苦労してるけど幸せそう。野江ちゃんも側にいるから心強い。りうさんも相変わらずの元気さ。提灯の伏線が素敵。種市との再会のラストは号泣。雲外蒼天の易者さんも登場し、メインキャスト勢揃いで、幸せな読後でした。タイトル良すぎ。
投稿元:
レビューを見る
やっぱり電車の中で読んではいけない
澪さんのようにはなれないけど、その心持ちは背筋をピンとさせられる。
投稿元:
レビューを見る
1巻からすべて読み直してから…と思っていたのですが、我慢出来ず読んでしまいました。
澪は大阪でも雲外蒼天ですね…。出汁からじっくりお味噌汁を作りたくなりました。
また改めて1巻からゆっくり読み返したいと思います。
投稿元:
レビューを見る
もう、大好き!最高!笑 野江の話が一番好きだったー。そこの話が読めるとは。書いてくださってありがとうございます…!!
投稿元:
レビューを見る
【ネタバレ含む】
待ちに待った「みをつくし料理帖」特別巻。
四編収録。
1 花だより ー 愛し浅蜊佃煮
種市視点の物語。
風邪を引き込んだ上に、とあることが起こったゆえに滅法落ち込んでしまった種市が
戯作者の清右衛門や版元の坂村堂と共に大坂へ向かうのだが……。
種市がいじらしく、りうさんの生き方が羨ましい。
ふきの弟・健坊と、おりょうの息子の太一の友情も微笑ましい。
2 涼風あり ー その名は岡太夫
小野寺数馬(小松原)の妻・乙緒(いつを)視点の物語。
こういう性格の人の視点で物語が綴られるの、割と好きです。
岡太夫のことも知ることが出来たし。
乙緒と亡き姑・里津の絆も窺いしれたし。
にしても、早帆の料理……。
もしかして、里津の墓前(か仏前)に供えた煮浸しもすごいものだったのでは……。
3 秋燕 ー 明日の唐汁
大坂に戻ってからの、野江の視点。
ここでも立ちはだかる「女名前禁止」の掟!
亡き又次の在りし日の経緯や、摂津屋の言動も印象的。
4 月の船を漕ぐ ー 病知らず
トリは澪と夫・源斉の話。
(ある一件で、よしなが大奥を思い出しました。向こうは安政、こちらは文政年間の出来事ですが。)
本編最後の番付表、みをつくしではこの「病知らず」で大関位を取っていましたが
その正体が明らかに?
「銀二貫」に登場した井川屋の「寒天尽くし」、真帆屋の「新琥珀寒」も気になりますが、それはまたそれ。
投稿元:
レビューを見る
待ってました〜!
みおつくしのみんなにまた会えて本当にに嬉しい。
忘れてしまっていたエピソードが色々思い出されたり、探して読み返したり…やっぱりこのシリーズが高田先生の中で一番好きです。
美味しくて優しい和食が食べたくなるし、澪のようにどんな時も前を向いて行きて行きたいと思う。
澪がもう少し出て欲しかった気もするけど、一話一話、全て良かった。
ラスト、澪と種市達の再会後のストーリーも読みたかったなぁ。これで終わりとは…寂しすぎる…。
投稿元:
レビューを見る
ほんとにみんなのその後を書いてくださるなんて!感激しました。
そして読んで大満足。
本編ではみんながそれぞれの形で旅立ったように終わりましたので、この『花だより』というタイトルはぴったりでした。
今どうしているのか、便りをもらった気持ちでわくわくしながらも、もったいなくていつもよりゆっくり、味わうように読みました。
ただただ、良かったねぇ良かったねぇ、と言いたくなる気持ちよい読後感です。
投稿元:
レビューを見る
澪が登場するのは最終章のみ、という所がじらせるような、しかし脇のキャラクターたちがお話のなかで生きて愛されているからこそ成り立つような作品でした。本屋で見かけた時は、今生の別れと思っていた知人に会えた気分でした。
投稿元:
レビューを見る
みをつくしシリーズ主要人物のその後を描く4つの短編集。懐かしく笑えて後はきゅんきゅんさせられまくるファン大満足の最終(?)巻。★5つで内容は察して頂きたい。
投稿元:
レビューを見る
ずっと待ってた‥!
ラストに号泣。「それからはみんな幸せに暮らしました」じゃなくて、これからも辛いことも苦しいこともたくさんあるけど、でも諦めないで、支えあい、励まし合って生きていくのだと感じさせるすごくいい終わり方だと思いました。
大好きな作品の感想はいつも子供が書いたようになってしまう。
投稿元:
レビューを見る
澪と野江が大阪に戻って4年の月日が流れ、澪たちも江戸の面々もそれぞれの暮らしを送っていた。
『みをつくし料理帖』シリーズのその後を描いた特別巻。
2018年9月23日読了。
懐かしさと、そして、変わらずに懸命に生きる人々に元気をもらいました。
優しく温かく、心に染み入るお話ばかりで、やっぱりこのシリーズが好きだなぁと再認識です。
もう、続きが書かれることはなさそうですが、力強くて素敵な終わり方。
このシリーズは保存版にします。
投稿元:
レビューを見る
なんとも嬉しいサービストラック。
ファンにとっては最高のプレゼントであります。
関係者の面々は皆息災のようで、安心しました。
・・・・・あの作品やこの作品も、こんな「特別巻」があると嬉しいなーと思うのは望みすぎか。
投稿元:
レビューを見る
あれから4年後の其々。
大阪に転居した澪が恋しい種市、澪の想い人だった小松原様、幼馴染の野江ちゃん、そして澪夫婦の話。
どの話も温かく懐かしく感じる。
その後、みんな頑張ってるね!と声を掛けたくなる。
また時々お会いしたい。