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podcast「学問のススメ」で著者が出ていたので、興味を惹かれて読んでみた。
毒=薬というのがとてもよく分かる。
世の中バランスですね。
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基礎知識として、毒の薬効やメカニズムにも簡易に触れている(医学的素養は必要でない)ほか、毒と聞けば興味を惹く「地上最強の毒物は何か?」というテーマにも触れているが、単に結論を出すばかりでなく、評価基準をいろいろと紹介しており、参考になる。
方向性としてマメ知識本であり、フグが自分の毒で中毒しないのはどういう仕組みか?ということや、
アフリカの毒矢に使われた、傷口に触れると人間も僅かな量で死ぬ程なのに、その矢で殺した動物の肉を経口しても全く作用しない神経毒であるとか、日本の正倉院に納められていた、一欠片で人が死ぬ程の毒草が、年を追う毎に量を減らしていた話だとか、どこかロマンのある毒物が数々紹介されている。
が、この手の珍奇な毒はほぼ「その筋では常識」であるのが泣き所ではあり、色々読んでみると、決まって同じ毒の、同じエピソードに当たってしまう(上述の毒物の話も他書籍で頻出である)。
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Silent Springの話を理解するためには、毒薬の勉強をした方がわかりやすいと思って。文系な著者が書いているので、わかりやすい。毒にまつわるしくみや歴史。みんなが気になるトピックがシンプルにまとめてある。
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毒薬って一種のロマンだと思うんですよ。
特に好きなのは植物の毒。
綺麗な花には毒があるってよく言うでしょ?
(言いません)
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読みやすいのに、なかなかに化学的。感覚的にはわかってたけど、これほどまでに「薬」と「毒」って同じものだったのかと驚かされた。毒を使った事件なんかも紹介されてて雑学としても面白い。スーパーマリオのキノコって実は全部毒キノコな気がする。
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毒にも種類があって
シナプスとかミトコンドリアとかでの作用を抑えたら興奮させたりして呼吸困難とか吐き気、腹痛を起こすんだなぁと
生物毒より鉱物毒のほうが怖いと思うのは
サリンとか枯れ葉剤とかメチル水銀とかよく習ったから、だろうなぁ
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毒の雑学。
血液脳関門、細菌毒の2つの種類などは勉強になった。トリカブトとフグ毒を拮抗させて、死亡を遅らせるトリックなど、面白い。
毒殺は科学的な殺人。グレアム・ヤングなど面白そうだ。
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単に毒や菌の名称を覚えるよりも、毒=薬といったように、毒を微量で用いた場合に人間にとって得な成分に取って代わるものも存在するため、そのようなバックグラウンドを知った方が記憶に定着しやすそうだなと思い、手にとってみました。
専門書に比べ軽いので楽しんで読ませていただきました。
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一口に毒といっても、動物毒(毒蛇、毒蜘蛛など)、植物毒(トリカブトなど)、人工毒(サリンなど)といろいろな種類のものがある。これらの種類のうち、代表的なものを取り上げ、そのメカニズムや、逆に効用などを解説。 これによると、人体に害毒を及ぼすメカニズムが判然としない毒は結構あるらしい。また、毒と思っていない毒も結構ある。ということは、思ったほど毒は毒ではないのかもしれない。という印象が残る本であった。
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2009/5/18 読む
毒といえば、身近で怖いのは 食中毒!
歴代の皇帝、要人の暗殺! から 最新の兵器まで 恐ろしいもの。
でも、毒は使いようによっては 薬にもなる。 解毒剤にも毒が用いられたりする。
毒をもって毒を制す、ただし、気の持ちようで 毒が薬になることはないだろう。
この本では、ほとんどの毒が、神経の伝達を阻害し、悪影響を起こすことが、わかりやすくイラスト入りで説明されています。
原因というか、作用を知ったらからといって安心できない。
まだ解明されていないものもあるようです。
そうそう、新型インフルエンザのウイルスも 毒?
みなさん、気をつけて〜〜。
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へんな毒すごい毒 こっそり打ち明ける毒学入門 (知りたい★サイエンス)
田中真知/著 技術評論社 2006.10
内容:
フグやクラゲ、ハチ、カビ、キノコ、ジャガイモ、ヒガンバナ、鉱物、火山ガス、細菌など、身近にはいろいろな種類の毒がある。
毒を科学的に理解して、危険を予防し、解毒法を知ろう。毒のエピソードや事件なども紹介する。
著者: 田中 真知
1960年生まれ。作家・翻訳家・科学ライター。
著書に「アフリカ旅物語」「ある夜、ピラミッドで」など。
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前段でまず、「毒とはなにか(どういう作用で、人間にとって“毒”となるのか)」について解説される。必要で重要なくだりではあるけど、教科書でももうちょっと愛想があるんでないか、と思われるほどクソ真面目でとっつきにくい。
その辺はともかく、例えば次のような話が展開される。
イモガイという貝がいる。複数の毒からなるコノトキシンという毒を持っている。亜種が500いて、ひとつの種が200もの毒を持つという。麻痺、痙攣、体が動かなくなる、致死率6割、という猛毒なんである。
でもこの「毒」は、鎮痛剤として使うと、モルヒネの1万倍の鎮痛効果があり、しかも習慣性がない、という特徴がある。イモガイの毒には「無限の可能性」がある。
・・・という感じ。話の途中で毒が薬になっている。毒って薬だったんだ!
自然界にはこのほかにもとんでもない猛毒が存在し、それは人工の毒(青酸カリとか)が足許にも及ばない毒性を持っているという事例がたくさん紹介されている。
ちょっとおしりの辺りがムズっとするけど、毒って妙に魅力を感じますよね^^;
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毒物が体内に入った時の代謝から効能を発揮するまでの仕組みまでかなり細かく説明してくれて分かりやすかった。魚介類を食べるのはちょっと怖くなった。
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おもしろかった。説明がとてもわかりやすく、図やイラストもとてもわかりやすく効果的。毒がどうして毒として生体に作用するのかが、さくっと理解できる。動物毒のメカニズムや各生物の毒について、そしてその毒の利用など。素人向けに、面白いところだけ抜粋しているので飽きない。
ブックXフにて110円。こんな良い本なのに、なぜ安かったか?というのは、読み進めると判明した。第5章の麻薬を中心に、ラインマーカーで線が引かれていたから。書き込みされている書籍はほんと安くなりますね。他人の書き込みも嫌いではない(逆に面白い)ので、私は全く気にならない。ラインマーカーは、犯罪に使われた毒の種類と効果、麻薬と呼ばれるものの原材料と効果全部にきっちり真面目に引かれたり、囲まれたりしていた。元の持ち主はなにをするひとぞ?、多分あれとかこれとかそういう趣味か職種の人かいな、などと色々と前持ち主ミステリを想像して楽しかった。
ともかく、毒とチャンネルについての基本的なことがわかる。