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罪のない子どもの命が犠牲になる話はツラいな。
犯人が早くからわかってるのに最後まで飽きさせない展開に夢中になって読んだ。
犯人に同情はせんけど、生きて贖うべき。と私も思う。
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下巻で一気にテンポアップし、最後まで疾風怒涛の展開。星野警部と彼との心理戦に思わず唸る。贖罪、復讐、執念、組織の論理等々が重厚に折り重なった読みごたえのある一冊でした。自分が彼だったら、同じように意思を貫き通せるだろうか...。折り合いつけちゃうんだろうなぁ...。
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星野さんがいつ上司に咎められるかハラハラした
ながい時思いを貫き通すのはとても難しい
犯人は自分自身も許せなかったのではないか
だからあえて修羅の道を選んだ気がする
それでも!贖罪を願うのは罪を犯した人だけにしなければ
巻き込まれた人達が哀れ
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復讐だからって人を殺していいという訳では無いけど、復讐をする側の気持ちがわかる
何の罪もない子どもが3人も殺されたのは悲しいけど、親の因果が子に報う
いじめた側が誠意を持って謝罪していれば起こらなかった殺人
父親のせいで殺された3人の子どもと、信じていた親友に裏切られて自殺に追い込まれた子どもが可哀想でならない
ゲームの中の言葉の引用ですが、
「……ただこれだけは覚えておいて。
あなたが罪を犯したとき、その責任を取るのが、あなただとは限らないということ。
思いがけないことで、あなたの犯した罪を償わされることもあるのよ。
それは、その時に悔やんでも遅いから。」
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親友だと信じていたのに、いじめられたら、その人から死んでくれ、と言われたら…
3つの殺人事件は、星野の地道で粘り強い捜査で、かすかな繋がりを見つけ、それを手繰っていくことで、稲葉秋雄に行きつく。稲葉は、誰に聞いても評判のいい人間。
実は20年前に事件で亡くしていた息子は自殺だった。
いじめによる自殺。
その加害者達は、同い年。加害者たちが謝罪することもなかった為、20年計画で殺人事件を練っていた。
加害者たちの子が、事件で殺められる。
その加害者たちは稲葉の息子の名前を聞いても、何も思い出さない。自分たちがいじめ、自殺に追いやった本人なのに。
加害者は覚えていないだろう。
自分の経験からも、そう思う。
でも、自分より、子がそうされた時の相手を、忘れることは絶対にない。そして、子がされたことのほうが、憎しみが湧く。
だから、同じような目にあわせてやりたい、という発想は共感できる。子どもは関係ない、とのレビューもたくさん読んだ。残念ながら、私はそう思うことはできなかった。
自業自得。
この本で、星野は刑事をしているが、前は警視庁の特殊犯罪捜査の交渉人だったらしい。前作の『誘拐』を読みたい。