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主人公、忍ハナ(78歳の婆さん)の日常小説。
ハナ婆さんの会話の裏で心に思う事を赤裸々に文章化する事で小説化しただけの内容でこの裏の思いがやけに刺々しく気分の悪くなる。又、やたら頑張って若い作りを正当化する描写がやけに痛く、長生きして経験値が高い分捻くれた心になって行く婆さんの生き様にはちょっと反吐が出る内容で何も残らない本。内館牧子さん自身の擬人化した内容な気がして書き手は、書きやすかったろう。
いや〜、気分も悪くなり何も残らないこんな本が売れているのは不思議だ。。「終わった人」が面白かっただけに残念な一冊。
忍ハナは夫と一男一女を麻布の店の商いで育て長男夫婦に店を継がせ老後を夫とマンション住まい。ハナは、周りの婆さんと違い外見を磨いて若く見られる事を信念として生き、周りから褒められる事を励みに生活を送る。その生活の中、夫が急死しその夫に38年間妾と一男が居る事を知り「すぐ死ぬんだから」との考えで弱気と居直りで妾とその子供に対峙して死別離婚まで考える。
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すぐ死ぬんだからすぐ死ぬんだからって最も執着してるのはお前じゃないかよって思ってしまいました、でも、大体小説はこんなもんだろうなぁと思います。ありえない展開が多すぎます、ありえない展開だからこそ小説なんだとも思うし、まぁこんなもんだろうなぁと思って読み終わりました、絶賛されてたから期待値が大きかったのかもしれない
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読み始めは穏やかな小説かと思いきや、展開が一変し、ハマっていきました。人生って最後の最後まで何が起こるのか分からないものですね。
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78歳の女性の物語。
年相応に見られないように、若くいようという気持ちを持ち続けようとしている姿がすばらしい。
外見は内面からというように、内面が若くあろうとすることが外見の若さも作る。
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こういう家族いそう、と親近感を持って読めた。でも岩造には共感しない、妻を大事にしていたのは装っていただけとか現実では笑えない。ハナの奮起は、一発かまそうという心意気に支えられてる、それはわかる気がした。
欲を言えば、岩造が森薫と家庭を持ち続けたことを岩造の視点からも描かれていると、岩造の謎の理解が進んだかも。
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期待してたより面白かった。(偉そうだけど、、、)
主人公は忍ハナ78歳、外見に気を使って年相応に見られないように努力を怠らない、幸せな生活をしていた。
夫ともうまくやっていて、その夫もギャンブルも女もやらないと信じきっていた。
しかしその夫が突然亡くなり、遺言状が見つかり、そこには衝撃的な事実が、なんと40年間別の家族を持ち子供までいたのである。
そこからは夫を亡くしてふさぎ込んでいたが、キレて逆に元気になっていく。
段々と悟りを開いていくようで、共感した部分もあった。
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78歳後期高齢者のハナは、年相応に見られることを厭い、自分に手をかけ美しくいるよう常に意識をする女性。
夫とは仲が良く、家業の酒屋を長男夫婦に任せた後の隠居生活を送っていた。
スパッとしたハナの性格に少し戸惑いました。
自分を大事にし自分に意識を向け、若くい続けることは大事。
でも、人は人なんだから、と思いながら読んでいました。
途中に判明する大きな出来事、それ以降のハナの様子はカッコ良かった。
最後に菩薩の域にまで達する、そんな歳の取り方が出来たらいいですね。
ハナの今後は、さらに楽しいものになりそう。
頑張れ、おばあちゃん♡
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78歳の忍ハナ。おしゃれで若さを保つ。夫の岩造は穏やかな人であり、中の良い夫婦であった。「人は中身よりまず外見を磨かねば」と思うハナは、ハナとは違い外見を気にしない、画家を目指す息子の嫁・由美に苛立ちを思いながらも娘や孫と仲良く暮らしていた。しかし、ある日、岩造が倒れ、予期せぬ事態に…。
ハナほど菩薩(の心の域)になれずともハナの心境が、少しでも理解できた(ハナよりずっと年下だけれど、私も若くないしね)、ハナに憧れを持ちつつ、痛快の最後まで突っ走って読了、面白かったね。老いること、老いることの美学、参考にできました。品格ある衰退のお話なんだけれど、難しい。いや、物語自体は癖のあるおばあさんながらもリズムよく(ハナの性格で読み手に好き嫌いが出そう)、滞りなく進むんだけれど。高齢化社会だし、誰しも老いる、一つの物語として読んでみてもいいのでは。老いるには自覚や覚悟が必要かな。そして何よりもハリが必要ね。自分らしく、否定せずにね。
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ハナ78歳は老いたりとはいえ68のときに発心して外観磨きを怠らず、見た目は70前後。ありのままとか人は中身とかの言説をバッサリ切ってババ臭いことは大嫌い。
仲の良い夫にもそれを強制している。
その夫に先立たれ茫然自失だったが、夫に愛人と隠し子が居たことが発覚。
読み出したら止まらない面白さ、物語がどう転ぶのか楽しめた。
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え?!まさかこんな展開?
読み始めた時からは想像できない展開で進んで、いつのまにか引き込まれてました。
すぐ死ぬんだからってネガティブな言葉かと思っていたらそうじゃなかった。
自分を放棄しない、私もそうでありたい。
母と姉に貸したら2人とも楽しく読んだみたいです。
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脚本家の書いた小説だけあって、ドラマを見ているような描写で読みやすいが、文体の美しさも、内容に深みもない。
対象年齢にまだ20歳届かなかったかな~という印象で、主人公の忍ハナも、他人のことをマウンティングするイタイおばあさんにしか見えず、登場人物が誰一人好きになれず残念。多分、ドラマ化しようが、映画化しようが見ないな・・・
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あっという間に読み終わった。
が、爽快感もなかったな。
ハナさん、オシャレで若々しい、ステキな「おばあちゃん」かもしれないが、人間的には…あまり好きじゃない。
自分磨きをサボっている人に、心の中で毒づくのは勝手かもしれないけど、とにかくまぁ、一言一言に品がないというか。
登場人物達もいまいち好感度低い。
逆に犯罪者呼ばわりされた側の方が好感が持てたかも…皮肉なことに。
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読みやすく1日で読了
いつの年代になっても女はいろいろ大変なんだと。
心して年を重ねていきたいと思う。
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見かけを気にするのは大事だが、やりすぎると痛い…主人公も痛いところに入りそうになりながらも、「品格ある衰退」にたどり着いた。最初は性格に問題あるが痛快な部分もあるという、まるでラノベのようなヒロインでハラハラしました。しかし、浮気相手の人をそんなに悪し様に言わなくても…ねえ。
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遺言状で夫に子供と愛人がいたことを知った妻。苦しみながらも、ずいぶんとやさしい結末をつける。愛人に「好きになった人に妻子がいた。けれど愛していたから別れられなかった。」と言われて「夫は40年間妻子をだましおおして後悔しない生き方をしたのだから、私も迷うことなく縁が切れます。」と言い切ったのは見事だと思う。
しかし、私は腹が立って岩造も愛人も許せない。私なら「なぜ、早く私に教えなかったの。即刻別れさせていただいたのに。本当に無駄な年月でしたわね。」という。
読んだ後も、思い出すたびにむかむかする。本の中だから……と思うけど岩造は許せない。こんなに私がかたくなな女だっと初めて知った。うかつにも何も気が付かなかったハナにも腹が立ってくる。子供みたいな私を発見して、自分がかわいく思えたことで腹立ちをおさめることにしよう。
この作品の目的は、品格をもって老いる、美しく老いるだった。全然共感できない。残り少くなった人生、好きなように生きていいんじゃないかな。