紙の本
なんか思ってたのと違う
2019/02/09 16:17
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:バニー - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんでアティカス・ピュントだけの話にしなかったんだろう。そしたら上・下巻にしないで一冊で納まっただろうに。これだけで十分話は楽しめた。
下巻は上巻の冒頭にちょろっと出てきた女編集者の話が始まり、いつまで続くんだよと思ったら、結局ほぼその人の話だった。正直この女編集者が好きになれなかった(なんか鼻持ちならないタイプ)ので、退屈な話がだらだらと続いて読み進めるのに思ったより時間がかかってしまった。
真相部分はまあまあ楽しめたけど、そんな理由で人を殺そうとまで思うかちょっと疑問。かっとなって衝動的にやってしまったならまだ分かる気がするけど・・・。
ただ、アンドレアスは本物の王子様だ!と思った。
紙の本
う〜ん?
2019/03/31 17:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ノラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
世間の評判がメチャメチャいいので、読んでみたが。
上巻は古いミステリ小説の風情があり、それなりに面白かったが。
結末の下巻を読んで、がっかり。
癖の強いミステリなので、
一部の人に受けるのは判るけど、あんなに多くの人に評判が良い理由がわからない。
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あ~、ほんと楽しかった!文章の端々、言葉の選び方(原文で読みたいが)、挿入され続けるクスッとさせるウィット、そういうものがしっかりとした構成・プロットに支えられてより輝く。
登場人物たちの個性溢れる会話、あぶり出される社会情勢、そういうものが描き出されているミステリーはまた別のお楽しみ。
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アンソニーホロヴィッツ?
荒木飛呂彦のイラストで覚えてた。
ストーム・ブレイカーシリーズの人だよね?
そのあとホームズのパスティーシュを
やって、公認のジェームズ・ボンドをやってと…ティーン向け作家をしていた反動か、やたらと「箔」のついた物件を攻める作家なのか?と疑い
「次はクリスティいったれ!…でもクリスティっぽいのをただ書くのじゃつまらんので、一小説丸々別の話で包んでみたらどうか?」とか、考えたんじゃないの?と更に疑惑を募らせ、なかなか手に取らなかったのだけど
逆に考えると「ミステリー愛」無くしては出来ない。なかなかプレッシャーの大きな作品を書いてきたって事なのかも?とか考えつつ読み始める。
(読み終えて)
物語は、主人公の編集者が小説「カササギ殺人事件」を読みだすところから始まる。
このある作家の新作「カササギ殺人事件」を読んでると、たびたび
「アレ?今何を読んでるんだっけ?」と思うくらい、クラシックで王道なクリスティっぽい雰囲気の探偵小説が続く…
そして上下巻には理由が…
全体的にド王道ミステリーとしか言えないのですが、出版業界、作家志望あるあるやらを絡めて来て面白い。
でも、クラシック感はそんなにワクワクしないのよね…なんでなのか。
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上巻読んだらすぐ下巻を読みたくなる。
最初の「警告」ってそういうことか。
そして気づきもせず読み飛ばしていた箇所を確認したくなる。
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一行目で何それ!?ってなってからは一気読み。
口に入れた料理があまりに美味しくて気がつくとダイエットも忘れて食べ尽くしてしまっていたような感覚だ。
クリスティが大好きで、辞書を引きながら読んでた子供時代の気持ちを、大人になってからも味わえるなんて思わなかった。
あー面白かった!!
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読み始めて数行でやっと気がつく。ああそういうことだったのか。どうしよう、楽しめるだろうか。私が好きなのは昔ながらの古風な英国を背景にした、クリスティを思わせる話運びなのに。とりあえず1時間ほど続きを読んで、気になりつつも眠る。目覚めた瞬間から読み始める。(とは言っても昨夜は夜更かししていて起きたのは朝とは言えない)
左手のページの方が少なくなってから今日は赤を開ける。昨日の極甘口の白を飲む気分ではない。夕方16:30。これを書いてる。著者の他の作品はすでに昨日入手済みだ。
早めのお風呂に入って世界を味わい直して、それから次に何をするかを考えよう。すぐに別の本を手にするにはもったいない。読みたいと思える作者に出会えるのは嬉しいものだ。ああ、面白かった。
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やらかしてしまいました。飛行機の中で〈上〉、そのままホテルで徹夜して〈下〉。結果、★★★★★を超える★★★★★★!大満足!ジェットラグとカササギ殺人事件徹夜で、体内時計は一回り?時差ボケ解消か?とにかく〈下〉への移り変わりでの衝撃は大きかったです。「カメラを止めるな」ならぬ「ミステリーを止めるな」。溢れ出るミステリー愛。
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そして、下巻へ突入するが、そこに上巻の謎解きはなく、あるのは私と同じフラストレーションを抱えた編集者の登場だったとは…。
上巻と下巻で巻頭に列挙される登場人物の名前がガラリと変わり、ここからお話は、上巻で繰り広げられた「カササギ殺人事件」の結末と、その作者アラン・コンウェイの死の謎の、2つを追いかける、何とも外連味たっぷりの展開に。
探偵役は件の編集者スーザンに押し付けられることになり、彼女がお話を整理してくれながら謎解きが進むのは有り難いが、物語が重層的になったため、色んな資料が提示され続け、その量とスピードには些か焦れる。
まあ、これがクリスティの時代のペースだろうし、何とな~く底意地悪い雰囲気までクリスティぽくって、こんなお話を読むのは久しぶりな感覚。
図らずもスーザンが『読んで、読んで、指の下をページがするすると流れていき、ふと気がつくと、左手側のページのほう右より少なくなっている。もっと速度を落とさなくてはと思うのに、結末がどうなるのかを早く知りたくて、ひたすら先を急いでしまうのだ』と記したようにページを捲る。
話が進むに連れ謎は深まるばかりで、私にはさっぱり解決の糸口が見つけられずだったが、周到に蒔かれた伏線と綿密に練られた構成には、それもまあ当然。
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上巻が面白かったので期待して下巻を読破。うーん、設定は悪くはないがちょっと中だるみが多かった。ただ長い分ラストのシーンは感動した。上下合わせて星4つが僕の評価。
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「カササギ殺人事件」(アンソニー・ホロヴィッツ著)読了。小説の中に小説があるという二重構造に謎解き、伏線が散りばめられていてわくわくしながら読みました、これこそまさにミステリーの醍醐味!本当に面白かったです、このミス1位も納得。
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個人的なことだが、昨日の出来事が脳裏によみがえる。作品を世に出したいことが重要なひとや、筋が追えない作品を読めない、そんなことがここには書いてあって笑えて仕方なかった(笑)
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小さな村で起こる事件。村の人たちの表と裏の顔。みんななにかを隠しているような、嘘をついているような。そして探偵のピュント。上巻では謎が深まる展開でどうなっていくのか楽しみだった。下巻に入り展開が変わりまずそれに驚いた。上巻とは違う面白さもあり、でも謎解きの面白さはそのままに。作家の性、描くことが、苦悩が苛立ちがある。どんどん見えてくる作家の人となりと真相。小説と現実。結末へと向かう流れ、たくさんの仕掛け、驚き。小説を読むことの喜びがこの作品にはある。
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かなり前のめりに下巻に突入したのに、強烈な肩透かし。全く違うストーリーがスタートしました。しかし、そんなことどうでもよくなるほどの充実感に包まれてます。こんなミステリーは初めて。一粒で2度美味しい、いや三度以上です。今日からアンソニーホロビッツの作品をあさりまくる自分の姿が見えます。でもアラン、あんなに素晴らしいストーリー作れてるのに、と思わざるを得ません。
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フーダニットとしてすごく良く構成された小説。
二重構造になってるところは2つ分の小説を一冊で読めてお得でもある。
でもなんかキャラがイマイチ。