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ミスター・メルセデス 三部作の完結編。キングがホラー要素を封印した純粋ミステリーで大好評を博した第一部、家族と小説への深い愛情にあふれた第二部とは打って変って恐怖の帝王がホラーを解禁したノンストップサスペンス。想像を超えた方法でホッジスたちに迫るメルセデス・キラー。散々、ハラハラドキドキした大事件から友人や家族との日常へと収斂していくアメリカ映画的なエンディングも文句なし。
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本格ミステリーだと思いながら読んでたら、あれっ?今回はスーパーナチュラル要素有りか。
このシリーズでは無い方が良かったかなぁ。
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連休はキングに始まりキングに終わった。余命数ヶ月の病に犯されながらメルセデス・キラーに対峙するホッジズ。もはや人ごとではない年齢層になってきた自分に気づいてギョッとします。やっぱり、純粋ミステリーのキングも読んでみたい。
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ホッジズの最後の任務、そしてメルセデス・キラーとの最後の戦い。手に汗を握る展開で目が離せませんが。病に苦しめられるホッジズとそれを支えるホリーの姿がもう痛々しくてつらくって。ああもう見てられない! って思いながらも一気読みです。
最新技術と超自然的能力のハイブリッドでとんでもないことを目論むブレイディ。これは計画通りになってしまったら、前作前々作よりもひどい大惨事になりそうです。悪質極まりなくて、実に恐ろしい手口。じわじわとした恐怖感もたまりません。綺麗だと思った装丁の魚も、読後には恐ろしいものにしか見えなくなりました。
最後の対決に向かうホッジズと、迎え撃つメルセデス・キラー。そしてホリーとジェロームの助けもあって大団円、というのは間違いないと思いましたが。それでもハラハラドキドキは止まりません。さらにこのラスト。「任務終了」は悲しくて寂しいのだけれど。すべて思い残すことはなくやり切った印象です。
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元刑事ホッジズ3部作の最終巻。
サイコサスペンスですが、敵の能力がマインドコントロールなので、ラストの対決は手に汗握る肉弾戦という感じで面白かったです。
エピローグは喪失感に満ちていて、彼の任務が終わったのだと感傷的になりました。
訳者あとがきでキングの精力的な執筆活動が報告されていますが、ホリーとジェロームを主人公に新たなシリーズを続けてほしいと思いました。
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キングのミステリ3部作の完結編。完結編というよりは、第一部の続編のようなお話なので、前作読了は必須。
面白さは説明するまでもないが、三作目ともなるとキャラクターの成長ぶりが嬉しくなってくる。お互いを補い合って、誰ひとり必要不可欠の本当にいいチームだと思う。また、敵役から脇役にいたるまで、好き嫌いは別にして、その全てのキャラが個性的で魅力的。キング歴は短いけれども、人物造形に関しては匠の業なんじゃないかと思えるほど。
そんな安定感抜群の人物たちが織り成すミステリだが、完結編にしてミステリではなくなっているのが残念。ミステリとホラーとの融合という視点では文句ないのだが、やっぱり最後まで「キングのミステリ」で通してほしかった。早い段階でホラー色が入ってくるのは判ってたから、モヤモヤ感を咀嚼しながらも結局は一気読みしてしまうのだが、ホッジスたちが真相に気付くあたりにもう少し謎解きテイストがあればなーと思ってみたり…。
クライマックスはハラハラした。この感じどこかで経験したと思ったら、『シャイニング』だった。雪山がお好きと見える。若干キレイに着地しつつの「任務終了」。最終章でほろりとさせられ、なんだかんだでやや甘評価。
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奴は生きている限り何かしら悪さをすると思っていたけど、生死すら関係ない存在になってた!自殺教唆力が半端ない。みんなボロボロ。いくらなんでも一人じゃ無理よね。助っ人登場シーンは気持ちよかった。
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ホラーの巨匠、キングによるミステリー三部作の完結編。スピード感溢れる展開、ぞわぞわするような恐怖、気持ち悪さ。ホラー要素も早い段階で加わり、よりキングらしい恐怖のシナリオとなっている。自殺問題、若者の葛藤、社会への切り込みかたもさすか。愛すべきキャラクターたちの成長も然り。後半は「リーシーの物語」を思い出すような、ホリーとホッジスの愛の美しさにも感動。
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ああ、任務終了。終わってしまった(;_;)
愛すべきビル・ホッジズとホリー、ジェロームの物語。
悪の消滅とともにビルの中の悪魔も消えると
思っていたのに。
合掌。
キング名人はまだまだ書き続けてくれているらしい。
永遠に書き続けてほしい。
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かなり推理物から離れてしまったが、やっぱりスティーブンキングは面白いし、じんとする。ミスターメルセデスを思い出しつつ読んだ。
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ホッジスと2人の仲間による「メルセデス・キラー」の最終章。膵臓がんに犯されたホッジスは痛々しく、また神々しい。ついにこの巻ではキング独特のホラーものになってしまったのが、ホラー嫌いの私としては残念ですが、最後を飾る佳作となりました。
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何故か上よりだいぶ読むのに手間取ったけど
面白く読んだ。
ホリーがイマイチうまく想像できないままだった…
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すべてが繋がり収束するラスト。もう、ため息しか出ない。
キングファンとしては、ブレイディが入院している病室が217号室、というあたりでもう「お察し」だろう。そして、最後の最後に登場するアレ!かつて、雪山のホテルから命からがら逃げだした母子が乗っていたアレ!が登場しますよ!!(ネタバレギリギリ)
そして、思わず涙ぐんだのが「作者あとがき」。本作のテーマの一つである「自殺」問題。アメリカでも自殺者の増加は深刻な社会問題となっている。ブレイディa.k.a.自殺のプリンスがほくそ笑むような社会が、1日も早くなくなりますように!
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ミスター・メルセデスの完結編下巻です。
ブレイディが超能力を巧みに操り、若者自殺計画を進めます。
ホッジズ、ジェローム、ホリーの三人が集まり、「ミスター・メルセデス」の時と同じ気持ちで立ち向かいます。
それぞれの個性が衝突せずに補完され、本当に素晴らしいチームだと思いました。
読了後、彼らの今までの活躍が走馬灯のように駆け巡りました。
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ついにホッジズ、ジェローム、ホリーの三部作が終幕!
精神を乗っ取るブレイディにどう立ち向かうのか(どう終わるのこれ!)とハラハラしながら読み進めました。
薬物投与からの能力出現(ホリーにぶん殴られたのが原因かもだけど)はファイヤスターターぽさもあり。能力ものに!?と思ったけどすんなり読めました。
ホッジズの容体にいちいち顔をしかめながら読んでました。
自殺というテーマは重く、人の抱えてる悩みについて考えさせられる内容だった。
洗脳があったとはいえポンっと背中を押されて実行してしまう人は現実にも少なくないなと。
精神はいろんなもののバランスで成り立ってるんだなーと感じたり。
最後はどう締めるのかなと思いましたが希望のある終わり方でよかった。(粋な墓の文字よ…)
全体を通してホッジズの物語でもあり、ホリーが自分の価値を(自分自身を?)見つけるお話しにも見えてよかった。
そして終盤のジェローム!おまえ〜!ここで出たーー!最高か!となりました。
(やっぱりホッジズの言うことを聞かない2人!最高です!)
これで終わりと思うとロスが…
でもまだまだ読んでないキングの作品があるのでそれを楽しみにしてます!
次は何を読もうかな〜