紙の本
オリジナルは偉大なり
2023/12/27 12:33
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投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る
歌まねは「本家」の歌が広く認知されているから成立する物だと思います。文学のパスティーシュも、オリジナルがみんなに読まれていることが大前提でしょうか。
もちろん、コロッケさんの歌まねのように、本人はそんなことしないのにそう思わせてしまうということもありますが、それもテクニックのうち。
本作もカップ焼きそばのトリセツという、そもそもみんながしっかり読んでいないかもしれない文章を、こともあろうか文豪のお歴々が執筆するという発想が何より楽しいです。もしかしたら、今後は生成AIが文体はまねることができるかもしれませんが、そこに遊び心を加えられるのは人間だけだと信じたいです。
紙の本
面白かった!
2019/10/30 17:13
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投稿者:TORA - この投稿者のレビュー一覧を見る
作家や、人の個性、ってなんだろう、と
感慨深い気持ちになる本です。
私は最後まで飽きずに読め、ニヤニヤしながら読んでました。西野さんのページが一番面白かったかも
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最初は面白いが、一気に全部は流石にあきる。
最初は・たまにはおいしいが食べ終わるころには
流石に飽きる。これもカップ焼きそばと同じか。
「文豪」だけでなく、「作り方」だけでもないのだけど
なにもかもオマージュ?パロディ、物まね集。
真剣に一文字一文よむものではなく、
雰囲気を味わうものである。
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これだけたくさんパロディをつくったその発想が面白い!けど、元の文の部分部分を変えた感じでイマイチ意味が通らないような、なんだか勢いで書いたかんじというか、、
たまに入っている週刊誌系なんかは煽り方がわかるー!と楽しく読みました。俳句も面白かったかな。文豪のは、決め台詞のところを焼きそば風に変えときゃいい感じがした。
元の文がわからない人のは、こんな感じなんだ????と思いました。
文体でモノマネ的なことですね!
そいえばカップラーメンは食べることあるけど焼きそばは食べたことないかも。湯切りという行為をした記憶がない!笑
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去年の夏前に単行本がでて、この秋文庫化なんてすごいスピード。
オリジナルの100本に落合陽一、正岡子規、J・K・ローリング、最果タヒ、川谷絵音、Siri、柄谷行人、J・G・バラード、ムー、風俗レポート…と10本追加。
田中圭一のイラストも水木しげる、ちばてつやが追加。
玉石混交だけれど、たまにぱらっと見て楽しむ分には悪くない。
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手放そうとも思ったけれど、定期的にパラパラとめくることで、「嗚呼。前回読んで以来、俺はまたいろんな作家のいろんな表現力に触れてきたのだな」と悦に入ったり読書進捗の指標にしたりと、何かと便利なので、普段目につかないとこにしまっといて、見つけたら流し読みしてる。
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ペヤングは食べたことがない。
UFOと一平ちゃんはある。
もともとそれほどに好きではないのかも知れない。
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確かに手に取ってしまったし、著者はすごいと思う。人選も飽きさせない工夫もある。ただすごいという関心だけで200ページを読み進められなかった。
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本屋でチラ見して、我慢できずに購入。
面白かったが、期待ほどではなかった。ここに載っているすべての文豪たちの文面を把握していたら、もっと楽しめただろうにな。
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なんだっけ、ツイッターで流行ってたんだっけ?
ただただカップ麺の説明書を各文豪(じゃない人も入ってますが……)の文体をまねて書いた本。
本当にただそれだけ。
個人的にはブロガーの山本一郎(切り込み隊長)の文体がツボでした。
有名な作家さんの文体って読めばわかるものなのねぇ。と感心。
軽く読むにはちょうど良い一冊でした。
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人に勧められて読んだのだが、今一。著者たちはレーモン・クノーに触発されたようなことを書いているが、スタイルとしてはウンベルト・エーコの方が近い。しかも、『ウンベルト・エーコの文体練習』を読み返した方がまだ面白い。
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友達に面白いよーと、薦められた本。
たしかに、コンセプトは面白かった。
いろんな作家さん(時には物)が、カップ焼きそばを作る過程を書いたらどんなものができるか?を書いた本。
タイトルまんま。。
すごい、どうやって書いているんだろう?って、思うくらい、各作者の文体、雰囲気がそっくりだった。
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タイトル通り、色々な作家、インタビュー、雑誌、新聞の文体でカップ焼きそばの作り方を書いたら?が100パターン
元はtwitterで村上春樹の文体でカップ焼きそばの作り方がバズったのがきっかけで、他の作家さんの文体に飛び火したんだっけ?
これのちょっと前は「爆発して振り返る」描写の作家ごとの違いとかあったなぁ
あとがきでも書かれてあるけどレーモン・クノーの「文体練習」のカップ焼きそば版だな
ま、それよりももっとくだけた感じではあるけどね
確かに作家さんや媒体ごとの特徴をよくとらえている
特に女性誌でもそれぞれ読者層が違うので表現が異なってるあたりがリアル
作家さんにしても、読んだことある人だととても良く似ているのがわかる
あと、挿絵が「有名な文豪を有名漫画家が描いたのを田中圭一が描いたら」というパターンになってて、もうわけわかんねぇ(笑)
イタコ漫画家ってのと同じように、この本自体がイタコ文筆家って事なんだな
それはそうと、僕が書くとしたら「江國香織がカップ焼きそばの作り方を書いたら」になるかな
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思い出すのは、レーモン・クノーやウンベルト・エーコ。
また奥泉光「「吾輩は猫である」殺人事件」「坊っちゃん忍者幕末見聞録」は凄まじい芸だった。
本書は……よくあるネット上の面白記事程度かな。発想勝負。
「背後で爆発が起きて振り返る」というネット記事もあったな。
トイレに置いてクスッと笑うくらいか。
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素晴らしい文章力! 何の役に立たないが、ただただ楽しませてくれた。個人的には、作家より思想家の文章模倣がおもしろかった。