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先ずはカバーが美しい。
そして中身が深い!
読んで良かった!!と思える1冊。
どのような実験なのか動画とかで見たいな、と。
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愛なき世界に愛してしまった人たちの物語。
恋する愛する相手が必ずしも人間ではなくてもその世界で生きていく強さ、健気さ、純粋さがありありとわかる物語。
植物についての知識が途中色々と出てくるが、想像しながら読むもの面白い。
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脳は記憶している。
誰かを好きになって、心臓がどんなふうに鼓動したかを。
私は、脳の仕組みなんて 知らないけど
記憶は 勝手に刻み込まれた。
たぶん、大切なことだからだ。
深い海のような 宇宙のような 美しい装丁と
『恋のライバルは草でした』のキャチコピーで
本屋さんで とびきり目を引いていた本。
購入を どうしようか 迷っている丁度のタイミングで
本好きの友人から ポチッたとの知らせ。
んっ? それならば、私も!
と 購入ww
気孔や松茸を可愛いと プリントしたTシャツを着て
研究への只ならぬほどの熱意を持つ 本村さん
殺し屋の風貌、頭脳明晰、
でも、心優しい一面も覗かせる松田研究室の室長 松田さん
口は悪いが、料理の腕は 天下一品
情にも厚い 円服亭の店主、円谷大将
好奇心旺盛で まっすぐ素直な 藤丸くん
そのほか チャーミングな人ばかり出てきた。
私も この本の登場人物になれないかな…
大学の葉っぱをお掃除するオバチャンくらいになら
してもらえるかな?( *´艸`)
そうだ!
東大は 銀杏がきれいなんだっけ…
今年は、見に行ってみよう (*´ω`*)
みんな 光を食べて生きている!
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装丁に惹かれて購入。
植物女子が少しずつ恋愛に目覚める話かと思ったら、全然目覚めなかった!笑
植物の難しい話もたくさん出て来るけど、基本的には藤丸君を見守りながら、良い人さにほっこりするお話。
愛なき世界に生きる植物。
その植物を愛する女子。
その女子を愛する普通の男の子。
色んな愛の形があるね。
植物と違って意志を持つ人間の不思議さについて少し考えさせられました。
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内容としては小暮荘物語に近いところがあるかな?といった感じでした。
ラブコメ要素が強くて読みやすく、毎朝毎晩読み進めてしまいました。三浦しをんによくある「章によって主人公が変わる」視点もよかったのですが、もっとほかの登場人物の話も見たかったなと。女先輩のちまっとした話が最終章でチョロっとだけでてきて「もっとちょうだい!」と思ってしまいました。けど、話筋的には全然変ではないし、ただの趣味の問題かなと。
もう少し主人公とヒロインのこれからや、研究者たちの生い立ち、これからも気になるのでぜひ続編が読みたいです。
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著者の作品は初めて読みました。研究者の日常と植物と人間の愛について丁寧に語られていて好感がもてますが、青年の現実感のなさが物語の濃度を薄めていると感じた。文体も私にとっては可もなく不可もなくといったところ。
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堪能した。しをんさんの取材力にまた圧倒された。こんな世界を書き上げるなんて凄い。頭で理解できても、読者に理解できるよう文章にするのは本当に凄いと思う。誰も嫌な人が出てこない。皆が真剣で真摯。1ページだって嫌な気分にならなかった。読後幸せを感じました。藤丸くん、いい人過ぎる。本村さんが甘えてしまうのも分かる気がする。松田先生の過去に涙し、研究の成果に喜ぶ。諸岡先生のイモ愛に笑い、岩間さんの人間臭さに救われる。研究するって本当に大変なんだ。でも、藤丸くんの思いが報われて欲しいと思ってしまう。藤丸くん良いな。そして装丁の美しさ。見惚れてしまいました。
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筆者の植物愛があふれ出てる。溢れ出すぎて植物の専門的な描写はナナメ読みしてしまったほど。教授の過去が明かされたあたりから引き込まれた。食堂と研究室だけでこのボリュームを飽きさせないのは流石。
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藤丸君がいい人。好きな人の興味のあることに関心が持てるって素晴らしいですね。難しいことは全然わからないけど、わかろうと歩み寄ってるところが健気で好きです。
今まで知らなかった世界に入り込めるところが、三浦しをんさんの作品の魅力ですね。
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43:ダ・ヴィンチの紹介記事で、これは今読むべきでは?と直感して購入。めちゃくちゃ面白かったし、自分のアンテナ精度にも満足。
もともと三浦さんのお仕事ものは好きなんだけど、題材が身近だったから余計楽しめました。新聞小説だからかわかりやすめで、藤丸と本村、どっちの見方・考え方も素直に受け入れられるし、登場人物がとかく可愛い。人間観察の方だなあ……。
料理ものでは「特別な材料で唯一をつくる」より大衆食堂ぽい方が断然好みなので、円服亭は羨ましいなあ。違う道を進む藤丸と本村だけど、お互いにリスペクトがあるからか、二人が恋人にならないことは必然のように思えたし、そういう意味で「舟を編む」の変奏で、私にはこっちの方がしっくり来ました。
カバーがめっちゃ綺麗。箔がすごい……!!文庫判には箔押しなんてないだろうし、単行本で買って良かった!
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三浦しをんさん好き
どれも好き
本屋さんで迷ったけれど、この装丁には負けた
愛なき世界とは思えない
一途な料理人と植物研究の院生
そして個性ありすぎの研究室の面々
知らない研究の一こまを垣間見せてくれた
難しかったけど……
食堂の周りの人たちもいいなあ
やはり好き 三浦しをんさん!
≪ ライバルに しずかに挑む 愛をもち ≫
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研究にひたすら真面目に取り組む大学院生、教授たち。世間の常識から外れようと、研究さえうまくいっていればよいのかと思うと、思いやりももっている。
食堂の親父さんは年長者らしい経験に基づいた考えから、バイト君は若者らしい恋心から見守る。
恋物語とすれば、バットエンド。なのに、やさしい満ち足りた気持ちにしてくれる。
三浦しをん先生 さすがです。
狭くて深ぁいはずなのに、…今の大学にもこんな人たちがいるはずだから、よしとしよう。
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#愛なき世界 涙を誘う物語ではないのに、ラスト10ページくらいは涙が止まらなかった。光と希望に溢れた眩しい結末。装丁が美しい〜〜!!!
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T大にて植物学を研究する本村。何よりもシロイヌナズナが好き。そんな本村に洋食屋の見習い・藤丸は思いを寄せるが…。本村も藤丸も、研究室の面々をはじめ、登場人物はしをんさんならではの魅力的な人たちばかり。内容もしをん節炸裂。面白いだけでなく、本村のシロイヌナズナ愛の書きっぷり、素晴らしい。そして、植物を通して考える愛。研究者って普通の人と目の付け所が違って新鮮で、そこからくる考え方、個性を垣間見れ、そう言った面からも楽しめました。藤丸と本村の関係も変わらぬ爽やかさで素敵。愛なき世界だけれど、でも愛、大あり。なんとなく『舟を編む』を思い出しました。
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植物学の研究室を中心とした物語。
植物の基礎研究は全くの専門外なので、分野の話としてもおもしろかった。
本が終わっても変わらず物語が続いていくだろうと思える結末も良い。