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投稿者:タタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本のこととは、思えないようなことばかりで、驚きましたが、これが現実なんだなと思うと、ほんとうに悲しい。
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重たかった。。
子供達が被害に遭っている、ということだけではなくて、
モト子供達も被害者であって、それが故に、もしくはそうであっても、ということも言えるか、加害者に転じてしまうというケースが少なくないので。。
業の連鎖的なものを感じもする。。
う〜ん・・・・、という思いが残る。。
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児童養護施設等で暮らす子供 約3万人 児童相談所
母子生活支援施設(240ヶ所)で暮らす子供 5-6千人 福祉事務所
どちらの期間が介入したかで母子の運命が決まる
光山学園の職員のほぼ全員が、「3歳までに愛情をうけたがどうかが重要」と口をそろえる。
3歳までは、子供が家庭で人間としての土台をつくる期間なのだ。
親の愛情を受けて育てば、子供の中にちゃんとした港が造られる。だから子供が船で大海(社会)へと旅立っても帰る場所があるし、港を軸に積む燃料の量や進む方角を考えたりすることができる。絶対的な安心の中で航海ができるのだ。
ところが、港がなければどうか。子どもは燃料を入れる場所も、帰る場所もないまま大海を漂流するしかない。これほど恐ろしく、不安なことはないだろう。台風が来ても、海賊に襲われても逃げるところさえないのだ。そうなれば、子どもは大海を自暴自棄になって漂流するしかできなくなる。
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児童福祉施設の現状がよく分かります
難しい問題を抱える子供達への対応に
いっぱいいっぱいになりながらも
精いっぱい支えつづける 福祉関係者の方々の
努力に頭が下がります・・・
平穏で愛情のある家庭が
一番いいんだけど
それが望めない時は
社会でちゃんと支えていかなきゃね
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少子化の時代、生を受けた子供には充実した人生を歩んで欲しい。
たとえ何かが足りなくても、失敗を繰り返しても、親が育てられる状況になくても。
本書はそんな子供たちを支援する団体・個人への取材報告。
「望まない出産に特別養子縁組をあっせんする~Babyポケット」「うまく育てられない母への生活支援施設~野菊荘」「不登校児の学校~東京シューレ」「発達障害の塾~アットスクール」「出所者を積極的に採用する企業~お好み焼専門店 千房」 「障害を持つ子供、高齢者、学生が共生する街~シェア金沢」「難病の子供に希望を持たせる子供ホスピス~TSURUMI子供ホスピス」 「様々な議論を巻き起こしながら赤ちゃんポストを運営し続ける~慈恵病院」
医療少年院、女子少年院、少年刑務所、児童養護施設・・・etc
取材は多岐に渡る。
手伝いたい。何かしたい。でも何もできない。まずは知ることから。
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★★★
今月11冊目
親からの虐待などでどうしよもなくて施設とか考えられない環境で育った子供はどうなるのか。
世の中見ると触れ合わない人達はとんでもない環境にいると痛感
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特養、フリースクール、発達障害、LGBTQ、少年院、子ども食堂、ホスピス等、様々な境遇にある子どもたちの実態を取材。浅く広い内容。
日本は児童福祉に関して遅れている、という主張を筆者は他の著書でもしていた気がする。
ボランティアに頼ってるところもいけないと思う。
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レールを外された子どもは、どのような世界を生きているのか
私たちは知らなければ知らないで、日常を過ごせるが、複雑で重たい児童福祉の問題を多くの人々が知る必要があると思う。
知った上で、今より少しでも多くの人たちができることを行動に移せれば、この国は変わってくれるのだろうか…。
いつも犠牲になるのは、子どもたち…。
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とにかく記されてる内容が凄まじい人生の連続でただただ圧倒された。
外部からの圧力によって自分ではどう転んでも解決しようの無い人生を送ってる人って一定数いるんだね。
自分はそれらにどう関わっていくべきか。
う〜ん、考えさせられる。
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児童養護の現場を取材したルポ。
2018年刊なので比較的新しい。
養護施設、特別養子縁組、自立支援施設、障害児施設は「児童養護」の範疇に入るが、本書ではその他に、少年院、医療少年院、女子少年院といった、犯罪がらみの少年施設も取り上げられている。
また、こども食堂、フリースクール、子供ホスピス、赤ちゃんポストといった、民間の篤志家による周辺事業も意欲的に取材されている。
児童養護を勉強していると、「不良行為を成した児童」が犯した不良行為って何?という疑問が湧くのだが、その不良行為の実際がいろいろと具体的に説明されていて大変参考になる。
家庭に恵まれないかわいそうな子供は、犯罪にさらされたり、犯罪者になってしまう可能性が高い。貧困、知的障害、若年妊娠、精神疾患、DV、家出や犯罪、拘禁と刑務所、覚醒剤、遺棄と児童虐待…あたりがガッチリ手を繋いでグルグル回っているような世界。
その子自身に罪はないことも多いので、少しでも幸せな家庭環境や支えてくれる大人に繋いであげたい。
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最近、社会的養護という世界に触れているため読んでみた。児童養護施設、児童自立支援施設、母子生活支援施設、少年刑務所、医療少年院、障害児入所施設といったところをルポライターの著者が訪ねる。雑誌連載がもとになっているせいか、1回から数回訪ねた程度で書いていると思われ、ちょっと記述が薄い。この著者の本は何冊か読んでいるけど、テーマが自分の好みと似ているのだが、ものによっては口当たりがいいだけでテーマとして取り上げているものへの踏み込みがもの足りなく思うことがあるんだけど、この本もそんな感じ。
一方で、取り上げている先が幅広く、フリースクールや沖縄の無料塾の試み、少年刑務所を出た後の少年たちを雇う職親プロジェクトや子どもホスピス、赤ちゃんポストといったものも取り上げている。それって「福祉施設」なのだろうかという点では、タイトルに偽りありなんだけど、子どもたちをサポートするいろんな仕組みや取り組みがあることを知るうえでは足しになった。
それにしても、現代の子どもたちがおかれている環境って危うい。こういうさまざまな仕組み・取り組みをしてもすくえないものがあるし、同じようなものが縦割りの仕組みのなかでうまく使いこなされていない感じもする。かつては不良少年、非行少年向けの制度や仕組み、施設だったものが、いまでは虐待を受けた子どもたち、心を病んだ子どもたちのために当てられているという現実も悲しい。
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家庭環境に恵まれない、親に虐待を受けてきた、知的障害や精神障害がある等、本人にどうすることもできない要因によって問題を起こしたり行き場がなかったりする子どもたち。彼らを受け入れ、向き合う様々な施設の人々。「子どもは社会を写す鏡」という言葉を思い出した。
また、改めて、親の責任の重さを感じた。幼い頃に愛された幸せな記憶があるかないかが、その子が生きていく上で大きな違いになるということだ。しかしその親の方も、病気や障害を抱えていたりする、それをも含めて考えなければ、子どもは救えないのだと思った。
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石井光太さん、読了10冊目。
児童福祉の世界、特に犯罪者や貧困、発達障害、自殺は、いつも思うが闇が深い。親子何代にもわたって負の連鎖が続いていることが多い。
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自分の知らなかった世界を垣間見れた気がします。これまでは障害のことや少年院のこと、赤ちゃんポストのこどなんとなくでしか考えてませんでした。それが解像度高く記載されていて、読んでいて一つ一つ考えさせられました。15歳から39歳までの死因トップが自殺なんて知らなかった。これからは接する方々とも色々な背景があるであろうことを意識して生きていこうと思います。