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人工知能、モビリティ、FinTech、小売り、ロボティクス、AgriTech/FoodTech、という6つの分野における主要な技術トレンドや投資動向、主要プレーヤーの概況をまとめた1冊であり、それぞれの分野をクイックにザッピングするのに最適。
かつ本書の着眼点として面白いのは、タイトルに地政学とあるように、その解説をシリコンバレーと中国の2箇所だけに特化をしてまとめあげた点。今や先端テクノロジーの領域で中国を無視することはできないわけで、その両者のトレンドを比較しながら概略を掴める点が良い。
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現在IT産業に関して技術も利益も、アメリカと中国の二か国で寡占状態だ。
この本を読めば米中のIT産業の現状からスタートアップ企業までが一読できる。特に農業分野のIT化の進み具合には感心した。食は国家の大事だから。
しかし日本で中国経済について書かれている本は、10年前からその経済の崩壊を予告(望む?)するものばかりである。
そしてこの10年で中国は日本をあっという間に抜き去り、今や日本は周回遅れの状況だ。
この本は実際に足繁く米国・中国に行き、調査を繰り返す専門家の見解が述べられている。
これからも米中の競争は激しくなるであろうが、中国の何か新しい技術が出来れば、即市中に投入し不具合はその中で修正していくやり方は、今のように技術革新テンポが急速な時代には効果的だと感じた。
日本のように完璧な状態で市中に投入する方式は、モラルがあり丁寧かもしれないが、そんなことをオモテナシとか言って得意になっているようでは、米中との差は開く一方なのではないだろうか。
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6つの業界軸(人工知能、次世代モビリティ、フィンテック・仮想通貨、小売、ロボティクス、農業・食テック)と2つのエリア軸(シリコンバレー、中国)で、テクノロジーの最新動向を分かりやすく纏めている。
SB出資企業も多く紹介されており、近年のテクノロジートレンドを短時間で把握する、という目的で読めば良本。
著者の前作「MBAより簡単で英語よりも大切な決算を読む習慣」が非常に鋭い分析を基にして示唆に富む内容だっただけに、それと比べると少々内容が薄っぺらくて残念。
また、バンガロールを中心とするインドのITも第三極として急成長しているため、そちらの紹介も出来れば欲しかったところ。
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①人工知能、②次世代モビリティ、③フィンテック・仮想通貨、④小売り、⑤ロボティクス、⑥農業・食テックの各分野において、シリコンバレーと中国のトレンドを簡潔にまとめた本。
シリコンバレーと中国の2か所同時に最新の(2018年時点)トレンドをまとめているので、
両国を比較しながら読めるのがグッド。
また、自分は各分野に特段詳しいわけではないので、
ざっと大まかな流れが短時間で学べる点も魅力。
特に、中国に対する見方を変えましょうという著者たちの意見には同意。
ただし、「なぜ日本でスタートアップ文化が根付かないのか」に対する考察は、
少し表面的でもう少し深堀して欲しかった印書も。
こういう本は、時間がたてば(トレンドが変わり)価値を毀損していくので、
興味のある人は早めに読むのがよいと思います。
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シリコンバレーで会社経営する2人の著者とゲストらが、現地と中国で急速に成長中のスタートアップを対比していくオンライン講座の内容をまとめた本。各分野スタートアップや大手が生き残りをかけて取り組むチャレンジングな内容が掲載されており参考になった。
モビリティ分野の今後についてMaasのコンセプトからテック系企業と自動車メーカーの考え方の違いの対比まで。メディアではよくテスラの自動運転など未来っぽい取り組みは紹介されるけども、実際はモビリティ自体のサービス化や、カーシェア×自動運転のサービスなど突き抜けた営業利益率を持ち得る取り組みが要注目。
小売分野でも個人的にはウォルマートのチャットで直接客の注文を聞いて受注/配送するサービスが、アナログに見えて意外と今のECの実情に合っているのではないかという気がします。
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視点は興味が惹かれたが、カタログ雑誌のような内容だった。もっと深掘りして欲しかった。
なぜ中国がこれほど進化したのか、シリコンバレーと中国ではどちらが勝つのか、その影響はどうなるのかとか。
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各事業ドメインにおける国毎の情勢比較整理に。テスラの雨漏り話、中国のナンバープレート政策と絡めたEV推進の思惑、野菜洗剤の話などが個人的には印象的だった。日本にいると思いつかない視点が増える。
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『テクノロジーの地政学』読んだ。シリコンバレーVS中国の二軸から、人工知能・モビリティ・フィンテック、小売・ロボティクス・農業とフードテックを解説。両者で微妙に異なる資金の張り方と戦略の違いが面白い。
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中国の次世代企業を事細かく紹介する本は少ないのでは?本書はその数少ない一冊。本書に書かれているように、中国からも学ぶ姿勢と意識は重要だと痛感。
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シリコンバレーと中国を並列に扱いながら、最近のスタートアップとテック企業をまとめた良書です。アリペイ、ウィーチャットペイが出てきてからの中国で、腰を据えて生活したことがないのでいまいちよくわかっていない面もあったりしますが、北京五輪後から2010年ごろまでに感じていた成長力をそのままにテック分野に投資し続けた中国の凄さをまざまざと見せつけられます。日本というか、東京は完全に出遅れちゃってるけど、ここからどういう風に巻き返すのかみんなで考えたいですね
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ITに関する中国の動向を纏まった形で知ることは意外と難しいと思っていたのだが、この本は、シリコンバレーとの比較で中国のプレイヤーを具体的に知ることができるので重宝にできる。
また、本著に登場する、その分野に詳しい解説者をフォローするのも良い。
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海外赴任でエンジニアをしているが、やはり感じるのは世界で日本はもはやNo. 1というかプレゼンスすらあまり感じられなくなったということと、本書の通り中国がメインになってきているということ。
人口規模が圧倒的なのでそりゃあ英語もできない日本人を相手にするよりも中国人を相手にしたほうが良いよね。
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新技術への適応に関して、日本よりも中国を含む海外の方が優れていることを再確認。
様々なスタートアップ企業のビジネス内容は面白かったし、早く日本でも普及してほしいと思う。
一方で日本の状況には全く触れられていないため、どこか遠くの世界の出来事にも感じさせる本でもある。
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昔読んだ
各種分野でどんな企業やサービスが出てきているかを米中を比較しながら説明していく本。
特に国家戦略として動く中国の強さをなんども感じる内容だった。
内容的に興味範囲を外れていたので刺さらなかったが、ビジネスマンとして知っておいた方が良い内容だとは思う。
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ソフトウェア革命の進む、シリコンバレー・中国中心にテクノロジーごとに個別の状況、企業を紹介・比較する。
地政学的な要素は薄いと個人的には感じたが、俯瞰的に世界の状況を捉えられて興味深い。