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前回読んだのは「ルポ・貧困大国アメリカ」でアメリカの惨状を知ったがこの「日本が売られる」を読んで、いよいよ日本もアメリカどころの話では無い国になりつつあるとその事実を突きつけられた思いがし、本の最初に書かれているドナドナの歌詞が日本の行く末を想像させ悲しいこの先を感じさせている。
堤さんが危惧している色々な法案がこの本を読み終わる頃には現実の法案として通過してしまっている事も日本が売られている現実としてショックを受けた。
水が売られるでは水道民営化法案が通過して、日本のライフラインである水道経営を海外の外資企業に売り渡す法案があれよあれよという間に通過していたし、種が売られるでは種子法案が日本の従来の種子をJAから奪い取って外資の種子と農薬がセットになったものを使うように法律が通過している。これは、ミツバチが死んでいくと言われているラウンドアップなどの農薬が日本では使い放題になっている現実もあり、大丈夫か日本!?と心配になる。
先日から貿易自由化でワインやチーズなど無関税で入って来るようになり始め、牛乳が売られるという日本の酪農が消滅していくのではないかと心配である。
森が海が築地が売られるは組合が潰され自由化という名目の元どんどん日本から奪われていっているのでは無いかと思う。
日本の未来も労働者や日本の仕事が売られている。確かに正規労働者は激減して、海外からの安い労働者を今年からどんどん受け入れる法案も通過したし、ブラック企業対策も竹中平蔵らの有識者という集まりでやりたい放題、ギャンブルが売られるもリゾート法案でとうとう日本に博打場が整備されるよう大阪北海道東京などの自治体が名乗りを上げている。貧困大国アメリカで始まっていた学校や医療や老後も個人情報もいつの間にかなし崩し的に崩壊し始めているのではないだろうか!?
もうどうしようも無いのか!?日本という心配もあるが海外の心ある政治家や活動家たちの国を取り戻した事例も書かれていて、今からではもう少し遅いかもしれないが国民はこの本を読んでこういう国を取り戻すという意識を一緒に持たないと行けないと本気で思った。
アベ政権に引かれながらドナドナの歌が歌われないように。
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かなり過激な内容だったが、私が知らないことばかりで驚かされた。遺伝子組み換え作物の使用については、著者は反対だったが、賛成派の人が書いた本も読んだことがあり、どちらの意見が正しいかは何十年もたってようやくわかる事だと思う。(短期的には有機野菜を作るべきではないと私は考える。)
自分の住んでいる国がどのような方向に向かっているのかを色んな分野で見ていこうというきっかけになった。
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資本主義という錦の御旗を立てて、世界企業が国民の資産を食い物にしていく。その仕組みについて、具体的にリアルに述べられています。こんなにも営利企業というのは、営利が正義であり、それ以外は二の次なのかとショッキングな内容が書かれています。
内容それぞれは、驚くようなショッキングさで書かれていますので、ちょっとマトモには信じて読むことは危険だと思います。本書の内容を信じる前に、別の原史料などを見ることが必要です。本書を読む意味は内容ではなく、取り上げられていることについて、私たちが(少なくとも私は)、あまり気に留めていなかったということだと思います。自身に関わることが、あまりにも容易に決められており、それに気づかないオメデタイ国民であったなと。政治に関心を持つことは重要なのではないかと思い直す一冊でした。
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水の民営化から始まり土、海、森、築地など外資系企業に食いつぶされて国によって殺されてしまう可能性があると言う本です。
怖い
#売国奴 #植民地化 #破壊 #経済
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知らないとこで、やりたいほうだいされてて、こわくなりました。
お金がからむと、人の生活とか、どうでもいいのかしらって嫌になります。
正確な情報を知って、私も自分の頭で考えないと・・・。
政治を考えるのって大事だと思いました。
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ここに書かれている事が本当なら何も考えずに生活している事がとてつもなく
恐ろしい。これから育って行く子らの為にちゃんと選択して行かねば。
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★4.5(4.24) 2018年10月発行。中国が北海道の水源地を買い占めているとか、沖縄の米軍基地の隣の土地を買っているというのはニュースで聞いたことはあったが、ここまで進んでいたとは。さらには水道事業の公営化、遺伝子組み換え種子や種子法の問題、ネオニコチノイド等の農薬問題、外国人労働者の移民問題等々日本を取り巻く様々な問題でこれまであまりマスコミが取り上げなかった問題を様々なデータを駆使して暴き出す。もっと日本人が知らないといけないことだらけなのに、一刻も早い対応をしないと大変な事になりそうですね。
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本書が話題になっている割には周囲でそういう会話にならないのは、そもそも関心を持っている人がさらに本書で実情を知り、TV等のメディアの情報だけで生きている人は、政府の思い通りに踊らされて、足元がすっからかんになるまで気がつかないという構図になっているのだと思います。
本書を読むと暗黒な未来に絶望してしまい、寝つきが非常に悪くなる事間違いなしです。
阿部政権は、文字通り日本の公共的なものに値札を付け、安値でハンマープライス。ハイエナのような世界の投資家たちが群がり始めているという、まさにホラー的展開で、読めば読むほど現実とは思えない程悪魔的な行動です。国の負担を減らすために何もかも民営化して、そのつけは全て国民に払わせるつもりとみました。
以前から水源を他国が買っているという話と、主原料が枯葉剤である農薬を日本で売りまくって国もそれを推奨しているということは本で読んでいましたが、さらに土地から海、医療から教育まで全てをビジネス理論で売り払うその場当たり的な対応に絶望します。
日本人全体で監視しておかないととんでもない事になってしまいます。クールジャパン的な番組を作りまくって悦に入っている暇が有ったら、しっかりと社会的責任をマスコミが果たして頂きたい。そして皆この本を読んで危機感を持ちましょう。自分で手を伸ばさないと国が隠したがっている都合の悪い現実は見えてきません。
「縮小ニッポンの衝撃」「未来の年表」とセットで読むとさらに絶望感が膨らみますが、是非セットで読んで頂きたい。日本国民はそれくらいのショックを受けた方がいいです。
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著者の見識の深さに関心。日本のマスコミは、何故こういう危機を報じないのか?法律が次々変えられて、外国のハゲタカどもが日本の資産を買い漁っているとは。。
①水:これからは水を制する者が世界を制する。水道民営化は世界の潮流の逆。災害でダメになっても復旧するのは自治体。契約を解除すると、莫大な違約金
②種子:遺伝子組み換え食品 高価な農薬とセットで輸入させられる。特許使用法も払わされる。
③医療費が高騰しているのは、外国人が安い日本の医療を受けに来日しているから。政府はどんどん規制緩和している。
④LINEにマイナンバーを紐づけするのは愚の骨頂。外国企業に個人情報を盗まれる。
④イタリア草の根政治活動がいい手本 市民ファースト SNSをメインに活動 供託金を受け取らないので企業とのしがらみが出来ない。ルッソというアプリで政策やりとり。
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日本の政治の不誠実さに腹が立つ。自分の利益の為に政治を利用しているだけなのか。イタリア凄い。マレーシア凄い。政治の話をすると引いてしまうのが当たり前を無くさないと。
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これこそ、全員が読むべき良書だと思う。頭の良い人がルールを作って勝手に世界が変わることの例が書かれている。だからこそ学ばないと行けない。何が良いのかを自分で判断して創る為に。
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日本が今世界に向けてしていること、されていること。
かなり衝撃的な内容で、特に水についての話はかなりショッキングでした。
表になかなか出てこない情報がこの本のように開示されることはとても大事ですね。
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ショッキングな本。農林水産業等我々の生活に直結する分野に始まり、労働や医療介護、情報産業まで幅広い領域を蝕みつつある「今だけカネだけ自分だけ」の資本主義論理が生み出す負の側面や、それを体現した外資企業が少しずつ日本を入れ食い始めている状況を明らかにする。
具体的な取材録や海外の豊富な類例が駆使されていてテンポ良く読める。書いてあることをそのまま鵜呑みにして一時的に頭に血を登らせたり、民営化や自由主義を批判するといった単純な反動で終わらせたりせず、あとがきにあるように未来を選ぶ自由を手放さない意識を忘れんようにせんといかんと改めて思ったわね。
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医療や水道、食等々、人間が生きていく上で絶対必要なものが、静かにかつ、確実に食い荒らされている実態を解説した本。ここに書かれていることが事実なら、そう遠くない将来に、日本は崩壊してしまうのではないか。野党はぜひこの本をベースに事実関係を確認し、国会で問題提起していただきたい。多くの日本国民に読んでもらいたい本。ちなみに、私は休暇中のリゾート地で本書を読んで暗澹たる気分になり、休暇が台無しになりました。
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水や農薬など個別には既にどこかで聞いたものが多いが、こうして全部集めてみると相当ひどいことになっていることがわかって戦慄を覚える。こういう事実を知らせてくれる人がいることに感謝。本文中に何度も出てくる「今だけ、カネだけ、自分だけ」というフレーズほど売国奴の本質を表す言葉はない。
この手の新書にありがちな批判だけして終わりではなく、日本を取り戻すためのヒントがかなり詳細に紹介されているが、本当にこういう売国奴から日本を取り戻すことは可能だろうか?政治家や官僚はもとよりマスコミも完全に「売国側」の上級国民だし、下級国民はそれに疑いも不満も持たせないような教育が進んでいる。先の選挙結果を見ても、もはや絶望感しかない。