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著者は野間・三島・芥川・泉等々様々な文学賞を受賞されている。が、私はこれが初読。
なかなかこの話の中に入っていけず、苦戦した。
茨城県辺りがまるまる女人国として独立している反TPP小説という、読んで見なければ解らない設定に惹かれたのだが・・・
国民が政府に唯々諾々と従っていき、TPPや増税などが行政の思うがままに進むと、強力な外国に国民は骨までしゃぶられるこの本の姿に変貌するのだろうか。
正解はどちらなのか?
追伸:フェミが過剰の感有りですね、男性としては・・・。ウラミズホ成立の前提とするにしても、です。
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常にフェミ臭さ全開・笙野頼子。今回はTPP反対でかなり社会派寄り。
こういうフェミニズム背景のでディストピア小説を堂々と楽しめるのが女の特権。だって、男性がコレを「面白い」って言うの、結構勇気が必要だと思うのよね。
つーか、「痴漢は無料なのに風俗は有料なのはおかしい」とか本気にする奴がいないか、ヒヤヒヤしないでもないが。
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noteに感想を書いた
https://note.com/tabigasuki/n/n179cd8cb34f0
にっほん国の極端に戯画化したひどさは、今の日本とは程遠い…とは必ずしも言い切れない。
作中に出てくる、極端な誇張に聞こえる『ちかんごうかん、男尊にっほん 痴漢とヘイトだけ守るにっほん(帯より)』のエピソードたちの多くが、実際に今の日本で起こっているものを下敷きにしている。
元ネタかな?と思う事件や、出版後の事件だけど本書に書かれていたまさにこのことじゃん!と思うような事件が沢山あって、noteに感想書く際には羅列していて嫌になる程だった。
笙野氏、まさに現代のカサンドラだと思う。
舞台になってるS倉って、佐倉市だよね?
性差の日本史展を見に博物館に行ったところだったから、ここがモデルじゃん?!と思いながら読むのが楽しかった。
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ひょうすべ続刊。
比較的読みやすかったし、陰石の神様がストーリーテラー的役割なのが物語を繋いでいて最後も救いがあって良かった。